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#1 登校

頑張って続き書いてみました!

内容自体は短めで書いているので軽い気持ちで読んでいただけたらと思います。

ぜひ読んだら感想を教えていただくと幸いです。

朝は割と早いほうだ。


五時に起床し、そのまま勉強をしている。

学生なのに学校でしていないのはみんなの心の声が読めてしまうからだ。あれがあったら邪魔で勉強に集中できやしない。

それに比べ、早朝は起きてる人も少なく雑念が入ってこないおかげで勉強がはかどる。


そのまま勉強し続けること一時間半の六時半。

だんだんと雑念が聞こえ始めてくる。

夏輝はそのタイミングで朝食や学校へ行く準備を始める。


ゆっくりと準備をし、七時半前に家を出た。


通っている学校は徒歩で通える範囲にしてある。理由は、電車やバスなどといった交通機関を使うといろんな人の心の声が聞こえてきて体調が悪くなってしまうからだ。

通学路に生徒が多くなってくると心の声があふれかえってしまう。唯一心の声を遮断するのにイヤホンを活用している。

完全シャットアウトできるわけではないがないよりかはましだ。


それなのに気になるいつもとは違う声。


(あ、昨日ノート見せてくれた人だ。なにかお礼できないかな。)


ついその声の主のほうに目線を向けてしまった。

目が合ったことに驚いたのか綾音はわかりやすくおどける。


夏輝は何かやらかしてしまったのかと思ったが、その考えは目の前の心の声にかき消された。


(え、やばい、目合っちゃった。なにかお礼できないかな。あ、その前に挨拶しなきゃだね。スケッチブック出さなきゃ。あれ?どこにしまったかな?)


こちらまで照れてくる心の声だった。騒がしいな、この子・・・。


「そんな慌てなくて大丈夫だよ。落ち着いてゆっくり。」


とりあえず落ち着くように促してみたが、綾音はただ顔を朱色に染めただけで全然落ち着いていなかった。


何とかスケッチブックをリュックの中から見つけだし、元から書いてあったであろう『おはようございます』の文字を見せてきて一礼された。

それに対して笑顔で「おはよう」と返した。


綾音は恥ずかしそうに顔を赤らめた。というか、がっつり脳内で(朝から爽やかな笑顔ですね!なんか眩しいです!輝いて見えます!!)と言っていることに夏輝は気づいているため、こっちまで余計恥ずかしくなってきた。


「せっかく会ったから一緒に学校行こうか。」


昨日の避けられっぷりではきっと一緒に登校してくれる人いないだろう。


(いいの?ほんと!?もっとお話ししたい!)


嬉しそうに綾音はこくこくと頷き、二人は一緒に通学路を歩いて行った。

夏輝は久しぶりに気持ちのいい心の声を聴いた気がする。


いかがでしたか?

読んだら感想をぜひ教えてください。たくさんの感想お待ちしております。

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