二人目:復讐
卓巳とは、元夫の会社の同僚。
実は私は彼と不倫していた。SEXだってやった。
おかげで私は2年前妊娠した。だが、結果は流産。
新しい命の誕生を私は、みれなかった。彼はとても優しく、誠実だった。
「優里?痛くない?」
いつもやる時は、聞いてくれた。私があの男と女、
そしてあの女の知り合いを殺すと言うのにのんきに買い物をしているところに
腹が立った。今アイツは幸せだと思う。
SEXも思う様に出来て、子供も出来て。
だがアイツらに仮に家族が出来たとしても私はそれをめちゃくちゃにする。
いつも通りの日常。違うのはあなたがいないだけ。
先週送られて来たFAXだ。かっこつけた手紙なんかいらない。
そう思ってぐちゃぐちゃに丸めて捨てた。
その代わり私は、脅迫の手紙を毎日送りつけた。
最初は長野県。次は栃木。その次は宮崎。その次は札幌。
その内容は、
『アナタワ、シアワセデスカ?』
しかも、何かの血が付いてるんじゃないか?と思うようなくらいの赤い垂れた文字。
ついでに、私はアイツらを殺してから、この夫を殺そうと思います。
私は次、アイツに会ったら、部屋にでも呼んで、殺そうと思います。
よく研いだ刃物をいつでも鞄に仕込んでいつでも殺そうと思います。
でも、その日はそんなに遠くありませんでした。
いつもの姿で、電車を降りて、改札を通り家に帰ろうとした私。
外は暗かったので、顔の判別は大して出来ませんでした。
だけど、アイツの憎い顔だけは、しっかりと捕らえられました。
「ねぇ?あなた。また久しぶりにSEXしない?」
勇気を出して聞いてみた。すると彼は飛びついて軽く舌を絡めてキスをしてきました。
気持ち悪い。私はそう思いながら、家に彼と2人で戻りました。
前々から卓巳は家に入らない様に言っていて、入っていいのは許可した時だけでした。
「早く服と下着脱げよ」
と急かす彼のために、まずは服を脱いでやりました。
私は努力して、BカップからDカップになりました。
それをみて鼻息が荒くなった、彼は、早く下着を脱げ!
とすごく急かしてきました。私の復讐は今から始まります。