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別れを告げ、森を進んでいくと開いたポータルの脇で佇むゼロがいた。


「これが元の通って来たポータルですわ。ここを通れば元の世界に戻れますわ。」

「いや~大変だったねぇ~。空が真っ暗で時間すら分からないけど寝てないし意外と時間は経って無いんだよね?」

「そうですわね。元の世界に換算すれば5分がいい所じゃないかしら。」

「うえ~!?」


かゆはがっくりとうなだれる。そんな姿に他の皆は苦笑する。


「でも確かに疲れたね。」

「たまにはゆっくり休みたいッスね~。」

「まぁ、戻ってももう一波乱あるのだけれどね。」

「まだあるの!?」


かゆが地面に転がってジタバタしているのをれいとギルがなだめている。その光景を微笑ましく見ていたゼロであったが、何かに気付いたように表情が硬くなり、村の方向に視線を向けた。ゼロはそのまま三人に話しかける。


「あなた達は早く戻りなさい。」

「え?ゼロは?」

「まだ少しやる事が残ってたみたいなの。一度村に戻りますわ。」

「ついて行くのは?」

「ダメよ。」

「危険な事?」

「いいえ。危険な事は無いですわ。でもあなた達には早めに戻っていて欲しいの。先客もいる事だしね。」


最後の言葉に疑問を感じた三人であったが、ゼロの言う通り戻る事にした。


「ゼロ、気を付けてね。」

「大丈夫ですわ。あなた達こそ問題にはしないで頂戴ね。」


三人はゼロに見送られながらポータルを潜って行った。残されたゼロはポータルが閉じるのを見届けてから、再び村の方へと歩き出す。


(これは、あの人の事も呼ばないとダメかしらね。あまり関わりたくは無いけれどこの場合は呼ばないとより面倒になってしまう。やれやれね。)

ようやく帰還!!でもこの世界についてはもう少し続きます。

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