会わせたい奴
お試しですが、一話分の内容量を多めにしてみました。
翌日の朝。シオンとルナはレイカに呼ばれ、丘の上に位置する街はずれの神社へ集まった。
『天月神社』と刻まれた石柱を過ぎ、さびれた社のある境内へ入る。
「あの、神崎さん」
「なんだシオン」
「会わせたい方、とは一体……」
「あぁ、あれだよ」
レイカが指差したのは境内の隅にぽつんと設置されたテント。
円柱状でそこそこに大きく、遊牧民の使うゲルの一人用サイズという印象を受ける。
テントの正面に立ち、レイカはルナたちに警告する。
「いいか、奴が出てくるまでは俺から数歩、離れておけ。酷い目に遭う」
コクリと頷き、二人は後ずさる。レイカがそう言うほどの人物だ。どんな人物なのだろうかと、冷や汗が頬をつたう。
二人が十分離れたことを確認し、レイカがテントの中の人物へ呼びかける。
「おーい、俺だ。レイカだ。二人を連れてきたぞ」
しばしの沈黙の後。出入口に被せられた布がバッとかき上げられる。
ルナとシオンは即座に魔具を発現し構えた。テントの中から黒い影が飛び出す――
「おおおおおおぉうレイカぁぁぁ!! ひっさしぶりだなぁぁぁぁあオイ!!!」
状況に似合わない言葉が飛び出し、二人は思わず間の抜けた声を漏らす。
テントから飛び出したのは、女性。
飛び出した、というよりは飛びついた、というのが正しかった。
レイカの肩に足を掛け、レイカの顔面を真正面から抱きしめた逆肩車のような体勢になっている。
恐ろしいほどの身体能力だ。
「……チトセ。離れろ」
「む。なぜだ。再会を喜ぶのは当然だろう」
「……首が折れる」
「む。ならば仕方ない」
ひょいと後ろに跳ぶようにレイカの顔面から離れ、三人の正面に綺麗に着地する。
「紹介する。コイツが会わせたかった奴だ」
「チトセだ。ヨロシクな☆」
目元で若々しくピースをお茶目に決めるチトセという女性は、言動と比べいくらか大人びて見える。
常ににこやかに微笑む目に対して、豪快に着崩れした巫女服と胸元の大胆なサラシ、かき上げた長い髪がどことなくアダルトなオーラを醸し出しているからだろうか。
「こ、この人が……あっ、私、ルナ・クロスレイと申します。こちらはシオン・シュヴァリエです」
「レイカから話は聞いてるぞー、あんたらがシキを止めに来た魔導協会のヤツらか」
「はい。チトセさんは……霊能者、でしょうか」
「まあ、そうでもあるし、そうでもないしだ。一応霊気も使えるが、あんたらみたいに戦うってよりかは霊具の作成がメインさ」
「霊具の! 作成?!」
「どっ、どうしたのシオン」
突如目を輝かせ、快活と身を乗り出すシオンにルナが困惑する。
「ということは! あなたは、れ、霊具職人、ということですか!!」
「ん? あぁ、そうなるな。まあ魔具も造ってるから霊魔具職人ってのが正しいか?」
「霊具だけでなく魔具までも!! そんなことが可能な人に出会えるなんて!!!」
「一体どうしたんだ、シオンは。キャラが違うぞ」
私、幸せ! と卒倒しかけているシオンを支えながら、ルナが思い出したようにため息を吐く。
「そういえば、シオンは霊魔具マニアでしたね……協会でも魔具職人に執着してました……」
「霊魔具マニア……?」
「ええそうです! 世界に存在する異能を扱うための媒体となる霊魔具。その独特の機構、動力、まさにロマン!
魔具についてはヨーロッパで嫌というほど調べつくしましたが、霊具はご縁に恵まれず全くの未知。ここで知らねばメイドが廃ります!」
「シオン、マニアの名は廃るかもしれないけれど、メイドは廃らないんじゃないかしら……」
「面白い嬢ちゃんだねぇ、気に入ったよ。私の知ってる範囲で良ければいくらでも教えよう」
「ぜひぜひぜひぜひ!」
ぴょんぴょんと小さく跳ねるシオンを見て、レイカは唖然とする。
「……霊魔具に詳しいチトセとお前らを会わせりゃシキの阻止にいくらか役立つかと思ったんだが、これは予想外の展開だな」
「ま、まあ、予想できないですよねこれは……。ですが、霊具の知識については私もさっぱりなのでぜひお聞きしたいです」
「おう、いいぞ! 知識は教えて減るもんじゃないし深まるもんだ。存分に教えてやろう。それに、レイカもそろそろ知るべき頃だろうしな」
「……そうだな。チトセ、俺にも聞かせてくれ」
シオンが少し落ち着いてから、チトセが語り始める。
「霊具についてだが……構造自体は魔具と大体同じだ。
霊気を機構に通して霊具にインプットされた組成に変換して……っとこれは専門的すぎるからシオンに個別で教えた方が良いな。
気を取り直して、レイカのためにも霊具魔具両方を含めた霊魔具についてざっくり説明しよう。
まず、霊魔具は顕現させない限り実体はない。所有者自身に収納されている、というのが近いかな。
だから所有者がいなくなると顕現された状態で置かれることになる。そこで適した力を持つ者がそれを手にすれば新たな所有者になる」
「それ、所有者のいない霊魔具は一般人にも扱えるってことか?」
「いや、それはない。霊魔具の力は所有者から供給される魔力及び霊気に依存する。一般人が振り回したところで、ただの鈍器だ。まあ危ないけどな。
次に、霊魔具は基本的に何かしらの特性、能力を持つ。ほぼ何でも斬れる刀だったり、絶対に刺さる槍とかな。身体能力を底上げする物もある。
最後に、適した力ってのは霊具なら霊気、魔具なら魔力だが、最近は霊気と魔力双方に対応できるハイブリッドもある。
どっちを使おうが同じ力を持つ物もあるし、霊気と魔力でそれぞれ能力の変わる霊魔具もある。ここらはその霊魔具次第だ」
「なんでそんなハイブリッドを造ったんだ?」
「汎用性の向上、というのが主な理由だな」
「だがヨーロッパで霊能者が少ないように、魔導士と霊能者が混在する機会はあまりない。汎用性を上げる必要性がそこまであるとは思えないが」
「ま、そうなるよな。便宜上は汎用性の向上だが、ハイブリッドの霊魔具は本来、ごく少数派のためさ」
「少数派?」
「『霊魔人』ってヤツのためさ」
「霊魔人……?」
「ごくごく少数の、魔力と霊気、双方を扱える存在さ。ハイブリッドは霊魔人のポテンシャルを最大まで試すために造られた。
お二人さん、もしソイツらと戦う機会があれば頭の片隅に入れておいた方がいい。
ハイブリッドを手にした霊魔人は脅威だ。
……これでまあざっくりと説明はしたが、まとめると、霊魔具は奪うことができるが、同時に奪われるリスクがあるのと、霊気か魔力かによって能力を変える霊魔具とそれを扱う霊魔人ってのが存在するってことだ。精々気を付けるようにな。
それで、質問はあるか」
「は、はい!」
「シオン、なんだ」
「ハイブリッドを造る職人はどれほどいるのですか!」
「そうだなぁ……私も全員は知らないが……とりあえず私は造れる。あとはレイカの親父も職人だったな」
「神崎さんのお父様が?! そ、その方は今どちらへ! ぜひお話をお聞きしたいです!」
と言い終わってすぐに、シオンの顔色が変わる。
「職人……『だった』?」
「あー……口が滑ったな。別に悪気は無かったんだ。スマン」
チトセは場都合が悪そうに頭を掻く。
「レイカの親父……神崎サイカはもう『いない』」
「なっ……! そ、そんな……」
シオンの顔面が蒼白になっていく。
気まずさを感じたレイカがフォローする。
「親父はシキに襲われて死んだが、別に最近の話ってわけでもない。今じゃもう気にしてない」
「いえ。事情も知らず不謹慎なことを口走ってしまい……申し訳ございません」
シオンに悪気は無いと全員が分かってはいたが、皆が沈黙せざるを得なかった。
「…………」
急にチトセがパン、と何か思いついたように手を合わせる。
「なぁ、ちょっと二人に手合わせを頼みたいんだ」
「……手合わせ、ですか?」
「ちょうど新しい霊魔具が完成してな。テストの相手を探してたんだ。お前たちさえ良けりゃお願いしたい」
「え、ええ。私たちは構いませんが……相手が私たちでいいのですか?」
「ああ。シキに立ち向かう奴らがどのくらいのもんなのかも知りたいしな!」
そんなチトセの提案から、シオンとルナはチトセと手合わせをすることになった。
広い境内で互いに向き合う。不敬だとかは気にすんな、とはチトセの弁。
「さあ、二人まとめて来ても私は一向に構わないが、どうする?」
「いえ、戦力を測るのでしたら個人戦の方がいいでしょう? 一人ずつでお願いします」
「りょーかいりょーかい。で、最初はどっちだ?」
魔具を構えようとしたルナを、シオンが一歩踏み出し制止する。
「お嬢様。ここは私が先に」
「……わかりました。頑張ってね、シオン」
シオンがチトセの正面に立ち、魔具である短刀を顕現する。
「最初は霊魔具マニアのメイドさんか! その形状から見るに、威力よりも移動か防御に向いた能力かな?」
「ええ、まあ、そんなところです。チトセ様、お相手よろしくお願い致します」
「オッケー。ルールは単純、相手を無力化したら勝ち。いいか?」
「かしこまりました」
「よぉしじゃぁー……始め!」
合図とともにシオンが飛び出す。一気に間合いを詰め、超至近距離で短刀を突き立てる。
手ごたえはあった。が、堅い。
「こりゃ驚いたなぁ! とっさに守らなきゃ死んでた」
短刀を抑えたのはチトセの右腕に顕現したガントレット。突き立てられた短刀を手の甲で器用に受け止めている。
「なぁなぁ、殺意高すぎない?」
「戦力を測るために手は抜けませんので」
チトセの左腕から発せられたアッパーカットを仰け反って避け、数メートル後方へ下がる。
「さあ、次はどう出るかな?」
シオンは魔具を正面に突き出す。
「……復讐の魔具『バクヤ』。愛する御方の御前へ、あの忌まわしき仇の首へ、瞬く間に駆ける者。魔力解放!」
シオンの姿が蜃気楼のように揺らぐ。
呼応するようにチトセの背後の空間が歪んだ。歪みから短刀、バクヤが空間を切り裂きチトセの首へ駆ける。
が。
「よっ、と! そこか!」
「なっ――!!!」
あろうことか、チトセは振り向き、伸ばされたシオンの手首を掴んでいた。
「いやぁ、まさかテレポートとは! 恐ろしい能力だなぁ!」
「な、なぜっ」
「違和感を察したんだよ。背後から悪寒がしてな。空間中に広がる魔力の変調、って言うのが正しいか?」
「そんな……ことが……!」
「じゃあ私の番だ、いくぞ?」
クイッ、と手首を引いて、歪んだ空間へ留まるシオンを引っ張り出し、そのまま速やかに地面へ組み伏せる。
そのしなやかな動きはまるで柔術のようであった。
「ぐっ」
「おっと、動くと痛むぞ。今お前の腕は結構危ない向きに曲がってるからな」
組み伏せられたシオンを見て、レイカがぼやく。
「ホント容赦ねぇな」
「ええ……シオンがあんなにあっさりと。私ももっと気を引き締めねばなりませんね」
「よし、私の勝ちだな。……おーい、ルナ、準備はできてるかー?」
「あっ、はい! 大丈夫です!」
シオンが苦渋の表情で境内の隅、レイカの横へ立ち、交代でルナがチトセの前に立つ。
「さっきとルールは同じだ。いいな?」
「ええ」
「じゃあ……始め!」
合図の瞬間、どちらも動きはなかった。
「……なんだ、突っ込んでこないのか」
「さきほどシオンの失敗を見てますから。同じ轍は踏みませんよ」
落ち着いたルナに少し落胆するチトセ。開幕カウンターをするつもりでいたらしい。
「それにしても面白いフォルムの魔具だなぁ……鎌デザインは私も今度真似してみようかな」
「これは『アダマス』と言います」
「アダマスの大鎌……何でも斬れる鎌だったっけ?」
「ええ、それを模したものがこちらです。まあ、何でもは斬れませんけど」
「そうなるとなにか別の能力があったり……って手合わせの最中だぞ! さっさと来なよ!」
「ですからシオンと同じことはしませんよ。先手は譲ります」
さきほどから、ルナがシオンの失敗について話す度シオンにザクザクと言葉が刺さっているのだが、ルナは気づいていないご様子。
「はぁ、困ったお嬢さんだ……じゃ、私が先手をいただきましょうかね」
チトセは腰をかがめ、姿勢を低くする。
「魔力、解放」
ギュン、と音を立てて瞬時にルナの懐まで距離を詰める。
「!!」
ルナは大鎌故に懐の防御が間に合わず、腹部にチトセの打撃が直撃する。
「――別の能力……『鎧のオマケ』付きか」
チトセの拳は硬い金属によって阻まれていた。
ルナを包むように顕現したアダマスの鎧である。
「ええ。専門の霊魔具よりは劣りますが、衝撃を抑えるくらいなら十分です」
そう言って振り下ろされた大鎌をチトセは避ける。
距離が開き大鎌の間合いになったルナは、次々に大鎌でチトセに攻撃を加える。
ガントレットで斬撃を弾きつつ、距離を詰めようとするが、その隙を与えぬよう斬撃は止まない。
意を決して強引に距離を詰めたところを狙った大鎌を、左腕のガントレットで受け止める。
金属が拮抗して擦れ、火花が散る。
「……魔具アダマスは本来、無機である万物を切り裂くのですが……チトセさんの魔具、変わってますね?」
「ああ。変わってるさ。どこが変わってるか、わかるか?」
「アダマスの能力の対象外……生物的要素を持っているか、いっそ『壊れない』魔具、かも――」
「ほほう! 良い答えだ!」
チトセが腕を大きく振り上げ、大鎌を弾く。チトセの顔には笑みが浮かんでいる。
「その通り、大正解! コイツは絶対に壊れない籠手、その名も『アイギス』!」
後ろへ下がるルナを追いかけるように、チトセが前へのめりこむ。
「必壊のアダマスと不壊のアイギス、アイギスの方が上手だったらしいな!」
「では、こちらはどうです!」
大鎌と鎧が一斉に霧散する。
代わってルナの手元に顕現されたのは柳葉刀。
「魔力、解放!」
ルナへ向かって伸ばされた籠手アイギスを柳葉刀で思い切り弾く。
アイギスはその場で霧散する。
「なっ――」
「公園の時の奴か! あいついつの間に奪ってたんだ」
レイカが隅で呟く。疑問に隣のシオンが答える。
「あの魔具は魔力を封じる能力があり、有用だと判断しお嬢様が所持していらっしゃるのです」
表情もいつもの澄ました顔へ戻り、すっかり平常心になったらしい。
彼女の澄まし顔は今日久々に見た気がする。
「あのタイミングで魔具の使い分けとは踏み切ったなぁ!」
「あなたの魔力はしばらく封印されます。もう魔具は使えません、あなたは無力化されました」
柳葉刀を霧散させ、勝利宣言をするルナに対し、チトセは笑みを浮かべたままだ。
「お嬢さんの勝ち、ってことかい?」
「ええ、そうなりますね。私の勝ちで」
「はは、いやー参ったなぁ。頭の片隅にしまっておけって言っただろう?」
「ぇ――?」
「……お嬢様早く魔具を構えて――!」
先に気づいたシオンの声を聞き、後からルナも気づき、急いで魔具を顕現しようとするが。
「がっ――ぁ」
腹部にめり込んだ籠手アイギス。
「そんな……まさか」
「ごくごく少数だが、確かにいる。気づかないだけで、そいつらは意外とあんたらの前にいるもんだ」
顔を俯かせ、その場に崩れ落ちるルナ。
「二人とも、『霊魔人』には気を付けな、例えばこの私、とかな」
その後、ルナが目を覚ましたのは日が暮れる頃だった。
シオンが大変心配していたが、一切ケガはないことを伝えると一安心したようだった。
それからシオンはチトセへあっさり負けた己が許せないのか、今度はレイカに手合わせを挑み境内へ向かった。
ルナは境内から階段を少し降りた所にある広場で一人、夕陽を見ていた。
「どうした、一人物思いにふけって。故郷が恋しくなったか?」
チトセが横に立って、一緒に沈む太陽を目で追う。
「……神崎君は、すごいですね」
「ほう、なぜそう思う?」
「見ず知らずの私たちを助けた上に、霊具に詳しいチトセさんを紹介してくれて。
お父様の件があって、神崎君は異能力者にはあまり関わりたくないはずなのに」
チトセはじっと視線を夕陽に向けたまま、いつもの笑みを浮かべる。
「確かにあいつは異能を避けていた。これまではな。……だが、アイツは変化している。現在進行形でな」
「現在進行形で、変わっている?」
目を丸くしたルナは、チトセの顔を見る。
「自身の持った異能と、親父とシキの件。これまで塞いでいたそれらを今、あんたらと出会ったことをきっかけに、受け入れようと必死になってる。
普段平気そうな顔をしてはいるが、アイツはああ見えてやせ我慢してるのさ」
「……全然、気づきませんでした。じゃあ、実は全部……」
俯き、声の小さくなるルナを励ますように、チトセが一回り明るい声でわざとらしく嘆く。
「だから私からすれば、いつかアイツが潰れちまうんじゃないかと心配で仕方がない。
あーあ、どこかにレイカを支えてくれるような奴がいればいいんだけどなぁ」
間をおいて、ルナがばっと顔を上げて高らかに挙手する。
「でっ、でしたら、私が! 神崎君を支えます!」
自分でも変なことを言い出したと自覚と羞恥心があったが、今更引き返すこともできないので、堂々と胸を張る。
チトセはそれを聞いてニヤニヤと口元を綻ばせた。
「……ほーぅ、そりゃぁまたどうして。出会って数日そこらだろう? なんでそこまでする?」
「わ、私にとって神崎君は、言わば命の恩人です。だから、せめて恩返しを、と!」
「なるほどねぇ。んふふ」
ぷるぷると落ち着かないルナの目線を見てチトセの顔がさらにニヤニヤと緩んだ。
「……じゃあさ、レイカを支えてくれるルナちゃんに、レイカをずっと見てきたオネーサンからちょっとしたお願いがあるんだ。聞いてくれるかな?」
「え、ええ! ぜひ!」
火照る顔と、全身の血液が沸騰するような感覚。これらはすべて燃える夕陽のせいだ。きっと多分、そうだ。
そうルナは自分に必死に言い聞かせていた。
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