やっぱりのりしお
コンビニで今日のデーブイデーのお供にするポテトチップスを物色していた。
そう、俺は自分で認めるほどのポテトチップス好きなのだ。
色々ある中、あるブランドののりしお味の商品が視界に飛び込んできた。
普通ののりしお味なら、ポテトチップス大好きならスルーなのだがそれは普通ののりしお味ではなかった。
『やっぱりのりしお味』
何度見直しても変わらなかった。
むしろ見るたびにインパクトが強くなる。
そう、俺は自分で認めるほどのマイペース人間。
だから他人から価値観を押し付けられるのが大嫌いだった。
この表示を考えた者、オッケーを出した上司、携わった全ての人がどSだったからなし得た奇跡。
俺は自由人だが、ここまで意志が通っている人達は嫌いじゃない。
そう、俺は他人が認めるほど押しに弱いのだ。
その日、『やっぱりのりしお味』のポテトチップスと黒い炭酸水を買った事は、ここに書くことでもないだろう。
そしてまだ食していない。
その時の話はまた後日…