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【『魔剣伝説』ティルヴィング.サーガ。】  作者: シマリス
聖都エリス.シオン城攻防戦【battle.of.eris.sion】
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エリスシオン城、攻防戦②

『鴉の群れが、向かってくるぞーー!!』


エリス.シオン城壁の物見櫓で空の一角に視線を送る見張りの兵士。


城内にいる人々に大きな声で警告を発した


戦乙女ヴァルキリーは城壁の上から空を飛び来る一団の黒い影を注視した。


次第に近付いてくる鳥たちの中から、一際、大きな姿を現した巨大龍の姿。


凄まじい炎を口から吐きながら雷鳴にも似た鳴き声を上げている。


その姿に腰を抜かす兵士たち。


大魔龍(サラマンドラ)だぁーー!!』


恐ろしい大魔龍の出現に震える城内の民たち。


城壁に並ぶ弓隊が矢を引き絞り大魔龍と襲い来る魔鳥に照準を合わせた。


キリキリキリキリ……


『放てーーー!!』


弓隊長の号令のもと、矢が大魔龍と魔鳥へ放たれた。


ビュュューーーーーッ》》》


ビュュューーーーーッ》》》


ビュュューーーーーッ》》》


大魔龍と魔鳥を前に、恐れず一歩も引かぬ騎士団の勇姿。


その誇り高き姿は、かってのラミス騎士団そのものだった。


魔鳥の一分は、バタバタと矢を受け落ちて行ったが残りの半分が城内の人々を襲った。


婦人や子供たちが城内をあちらこちらと逃げ惑う。


大魔龍の背で、暗黒魔獣軍団総帥オリハルコンが戦乙女ヴァルキリーを睨む。


全身、黒い鎧兜で装い手には蒼白い妖炎を放つロンギネスの槍が握られていた。


時を同じくして、坑道から城内にたどり着いた聖戦士ロングムウと従者たち。


剣を手にして、民を襲う魔鳥たちを追い払う。


魔鳥たちは一分の弱い子供たちや、婦人を爪で捕まえ場外へと連れ去った。


『くっ!!』


これを唇を咬み睨む聖戦士ロング.ムウ。


予め用意していた部品を使い手早く木材で投石機(カタパルト)を組み上げていった。


エリスシオン城の上空から城壁の弓隊に炎を浴びせかける大魔龍(サラマンドラ)


聖戦士ロング.ムウが手の中にある障壁石を高く掲げた。


『女神エリスよ!』


『我らに、ご加護をーー!!』


(((ピカーーーーーーーッ))))


その時、七色の光の壁が城壁を取り囲み大魔龍の火炎放射を跳ね返した。


上空を旋回する大魔龍へ目掛けて投石機(カタパルト)が発射された。


ヒューーーーーーーン》》》》


ヒューーーーーーーン》》》》


ヒューーーーーーーン》》》》


石の弾丸が次々と大魔龍を襲う。


魔鳥たちが、捕まえた子供たちや婦人をラグナロクの丘へと連れ去った。


戦乙女ヴァルキリーが城壁から大魔龍の背に乗るオリハルコンに叫んだ。


『オリハルコンよ!!』


『お前の望みは、我、命と、このティルヴィングの剣であろう!!』


『何も罪のない民を、戦に巻き込むな!!』


『汝との一騎討ちにて、この戦を終わらせよ!!』


聖戦士ロング.ムウが戦乙女ヴァルキリーの元へ駆け寄った。


『我、背にお乗りくださいませ!!』


聖戦士ロング.ムウは言葉が終わらぬうちに金の(ゴールデン.ドラゴン)へと変容していった。



((((グオォォォォーーーーツ))))



金の(ゴールデン.ドラゴン)が雄叫びを上げる。


オリハルコンが大魔龍(サラマンドラ)の上で高笑いして叫んだ。


『この時を、待っていた!!』


『この勝負、受けたぞーーー!!』


『民の命を救いたくば、ラグナロクの丘へ来るがよい!!』


大魔龍は空を旋回しラグナロクの丘を目指し飛び去った。


これを追うようにして金の(ゴールデンドラゴン)が続いた。









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