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【『魔剣伝説』ティルヴィング.サーガ。】  作者: シマリス
金龍バスター城の戦い。【battle.of.bastar】
58/69

邂逅《かいこう》への道筋。

『なんとー!!』


『ティルヴィングの剣を抜かれたか!』


先頭を一騎駆けするキュピレスに声を掛ける賢者ソージャ。


ラグナロクの丘に立つ銀仮面の女が右手を振りかざし叫ぶ。


『黒魔法障壁ー!!』


途端にキュピレスと後続の間を遮るように結界が張られた。


結界に阻まれ後続のキュピレス軍団は進軍ができずにいた。


銀仮面の女が仮面を外してオリハルコンに呟いた。


『時、来たり……銀仮面の左目にプロメテウスを!』


『お前一人に、手柄を持っていかせはぬ!』


オリハルコンはプロメテウス.リングを銀仮面の左目に嵌めた。


『デッドアルヴァーよ……お主の恨みも相当なものだ。』


『ある時はイージス、ある時は歌劇団の女長、そして、今回は誰になるつもりだ。』


プロメテウスの左目が嵌められた銀仮面が黒十字の真上に浮遊して行き輝きを発した。


賢者ソージャが声を限りに叫ぶ。


『キュピレス姫!、幻影に惑わされてなりませぬぞーー!!』


オリハルコンと仮面を外した女の間近まで疾走したキュピレスの勢いが急に止まった。


ヒヒヒヒーーーン)))


『父上と母上ーーー!!』


キュピレスは、眼前に立つ両親との思わぬ邂逅(かいこう)に唖然とし勢いを削がれた。


茫然とするキュピレスに父に化けたオリハルコンが呟く。


『さぁ!、来るがよい』


プロメテウスの左目が嵌められた銀仮面が光を放っとティルヴィングの剣が反応し


持ち主であるキュピレスもろとも、黒十字に磔(はりつけられた。


闇の鎖がキュピレスの体を黒十字に縛り付ける。


キュピレスがティルヴィングの剣に訊ねた。


『この有り様は、どうしたことか……我の最後の願い、いまだ成し遂げてはいない!』


ティルヴィングの剣がこれに答えた。


【汝の命、尽きるとき必ず成就せしめん!!】


オリハルコンが黒十字に磔にされたキュピレスに向かいロンギネスの槍を構えた。


『救世主の最後にふさわしい死に様だ……ハハハ』


魔法障壁に阻まれ手を出すこともできず、ただ事の成り行きを見守るキュピレス軍団。


少女ウイリーが、らちのあかない皆んなを尻目に前に出た。


ソージャとアンスウエラが驚きウイリーに声を掛ける。


『何をする気だ?』


ウイリーは弓をつがえて振り向き答えた。


『大賢者?、飛翔剣の勇者?』


『聞いて呆れちゃう!』


『まぁ、あんたたち、指でも加えて見てなさいーー!!』


弓を満月のように振り絞る。


キリキリキリキリ》》》


『周りを囲っても上が丸空きよーーー!!』


『あたしの流星矢、受けてみなさい!!』


スキル発動!


【シューティングスター☆☆☆】



ビューーーーーーッ》》》》》》》



流れる星にも似た矢は、綺麗な円を描いて黒十字の上で輝く銀仮面に射放たれた。


矢は銀仮面の額を貫き仮面は真っ二つに割れ地面に落ちた。


途端に闇の鎖がが解き放たれキュピレスの体は黒十字から開放された。


イージスが結界張っていた魔法障壁に何者かが消滅パワーを送っていた。


徐々に魔法障壁が失われて行く。


イージスが辺りを見回して叫ぶ。


『くっ!、何者だ!』


『魔法障壁を破るとは!!』


オリハルコンが後方の一軍に眼を移して呟いた。


『来たか……ロング.ムウよ。』




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