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【『魔剣伝説』ティルヴィング.サーガ。】  作者: シマリス
父と子の行く末。【冒険者、龍討伐騎士聖ジークと漆黒の破壊騎士ハル皇子】
32/69

ブラック.クルセードの背に乗る漆黒の破壊騎士、誕生!

漆黒馬(ブラック.クルセード)の背中には、(たくま)しく成長を遂げたハル.ホロン王子の姿があった。


魔導師ソー.ルイは聖石を魔法陣で囲み結界を張っていた。


速足の少女、ルナが結界の唯一の弱点である天上を駆け巡り強風を起こしていた。


ヒユュュュューーーーン)))


7本の戦鉄槌(せんてっつい)が、あらゆる方角からハル.ホロン王子の乗る漆黒馬(ブラック.クルセード)を襲う。


ビユユーーーーーーーッ》》》


ビユユーーーーーーーッ》》》


ビユユーーーーーーーッ》》》


ハル王子は、どこで鍛練したのか、馬術の腕も見違える程に成長していた。


漆黒馬の鞍を握り、体を仰け反られたり、はたまた、馬の横腹に隠れたりと俊敏な動きを見せる王子。


攻撃が空振りに終わった戦鉄槌は一度ソー.ルイの手元へと戻った。


これを見た、ハル.ホロン王子は、武術鍛練場の周囲を疾走し勢いをつけてから


漆黒馬(ブラック.クルセード)(むち)を入れ大跳躍(JUMP)した。


結界の唯一の穴、天上へ人馬一体となり、急降下する。


ヒヒヒヒーーーーーン》》》》》


これを阻止しようと速足のルナが、土沌の術で大小、様々な石を入り口辺りに飛び回らせた。


ヒユュュュューーーーン))


ヒユュュュューーーーン))


ヒユュュュューーーーン))


漆黒馬は、土沌の術をものともせず、弾き返し見事、結界の穴を通り抜けて、聖石の横に降り立った。


ヒヒヒヒーーーーーン》》》


その勇姿は、今にも崩れ落ちそうな波頭のように弓形(ゆみがた)にしなり(いなな)いた。


ハル.ホロン王子は、すかさず、聖石の上へ飛び乗った。


その瞬間、周りを取り囲んでいた結界はもろくも消え去った。


『お見事!』


『我らが旗頭に相応(ふさわ)しいお方でございます!』


聖石の上で紅き閃光(ルージュ.ソー

ド)を掲げ雄叫びを挙げるハル.ホロン王子。


『俺は、今より漆黒の破壊騎士(クラッシャー.ハル)と名乗る!!』


ソー.ルイの魔導師団、そして参謀のスレンと配下の戦士や騎士たちは彼の前に敬服し膝まづいた。


参謀のスレンが前に進み出て主人、漆黒の破壊騎士(クラッシャー.ハル)に進言した。


『漆黒の破壊騎士様、世を統べる戦い(大いなるラグナロク)へ出兵なさる前に、戦勝を祈願なさいませ!』


クラッシャー.ハルはスレンに訊ねた。


『それは、よい考えだ……ところで、どこで祈願をするのだ?』


スレンは、小高い丘にある武術鍛練場から山間にある煙筒から煙が、なびく小屋を見下ろし指差した。


『あの山間の渓谷に大麻尊師(カンノビノイド)という賢者(セージ)


名を【ソージャ】という、老人がおります。』


『預言者』して、名高く、全てのことが的中するとの噂でございます。


『取り分け、(いの)りの言葉に強い力があるとのこと。』


『軍の士気を上げる好機でございます!』


ハル.ホロン王子こと改名した漆黒の破壊騎士(クラッシャー.ハル)はスレンを見て頷いた。


『そなたの言うことだ……間違いなかろう!』


『明日、その賢者に会うこととしょう。』


『その後、軍を整え、明後日、エリス.シオンへ向け遠征に出発する!』


先の敗北戦の屈辱、この、漆黒の破壊騎士が必ず晴らして見せんー!!』

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