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【『魔剣伝説』ティルヴィング.サーガ。】  作者: シマリス
父と子の行く末。【冒険者、龍討伐騎士聖ジークと漆黒の破壊騎士ハル皇子】
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召喚!漆黒の闇からの使者【ブラック.クルーセイド】

へーベル河の戦いから半年後……


パルドウ大陸


サバナ.サンドリア王国


もはや、かっての帝国という誇称は影を潜めていた。


ぃまや、天下の数勢は覇王ドモフウルワッハの手中にあった。


そんな力を削がれたサバナ王国に、新たな気運が上がっていた。


『どこからでも、掛かって来るがよい!』


かっての軟弱な影はなく(たくま)しく成長を遂げたハル.ホロン王子の姿。


円形の武術鍛練場の中央に仁王立ちし手には100日の間


朝晩、磨き上げたパラキオンの剣【紅き閃光ルージュソード】が握られていた。


王子に、一斉に斬りかかる剣兵士100人隊の群れ。


右に左にローリングし巧みに剣先を交わす王子。


彼はジャンプいちばん、中天高く舞い上がりルージュ.ソードを嵐の如くに回転させた。


途端、目映い紅き閃光が四方に稲妻の輝きを発した。


衝撃波を受け、ドミノ倒しのように、倒れ込む100の剣兵士たち。


観覧席から、この様子を見ていた王子の守役にして参謀スレンが拍手を送った。


柏ノ木の杖を立てて、その場で立ち上がったスレン。


『お見事でございます。』


『ハル王子、あなた様、この短い間で目まぐるしい成長されました。』


『その力量の程を、彼の者たちを相手にお示し下され!』


スレンが柏ノ木の杖で指し示す方に視線を移すハル王子。


荷車に乗せられた聖なる石が七人の魔導師により運び込まれた。


魔導師の長、ソー.ルイが王子に一礼して口を開いた。


『ハル王子様……この荷車に乗せられた聖なる石を、ご自分の力で我らから奪うこができるならば……』


『それこそ、世を統べる王者の証!』


『あなた様が進軍する先には敵は無いでしょう!』


スレンが王子に伺いを立てた。


『ハル王子様……こな試練をお受けになりますか。』


『それとも、運命の石に背を向けお逃げなりますか。』


『ここが、あなた様の大きな岐路(ターニングポィント)となりましょう!』


円形武術鍛練場には彼の勇姿を(まなこ)に収め


新たな英雄の誕生に立ち会おうとする

勇者や賢者。


そして代々に渡る忠誠を誓うに、ふさわしい王子なのか……その覚悟のほどに注目していた。


『ハハハハハ…………』


ハル王子は高らかに笑い、スレンの方に刃を向けた。


『スレンよ、この俺を試す気か!!』


『皆のもの、よく聞くがよい!』


『このハル.ホロン、必ずや天の頂きに立つ大王となろうぞ!』


『俺が、この場で死するならば、それだけの器であったということ!』


『そなたたちの王に相応しき勇姿をその眼に刻めーー!!』


『ソー.ルイよ!』


『いざ!、参るーー!!』


魔導師団は、聖石の周りに円陣を組み、両手を天に翳し魔法力の詠唱を始めた。


たちまち魔導師団は結界に包まれた。


『さぁ……ハル王子様、この結界を破り聖石を奪いなされ!』


ソー.ルイの持つ7本の戦鉄槌が、空高く舞い上がりハル王子を近付けまい襲いかかる。


ビユユーーーーーーーッ》》》


ハル王子は前後左右に身を交わし戦鉄槌の攻撃を避けた。


彼はローリングしながら、指笛を鳴らした。


ピーーーーーーーッ)))))


その時円形武術鍛練場の入り口から黒い馬が躍り出て来た。


場内からどっと、どよめきの声があがる。


『伝説の馬、漆黒の十字、ブラック.クルセードが現れたぞーー!!』




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