第十五話 降り積もる過去の想い
少し遅れましたが……
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
はらずしです!本当は年明けすぐに更新したかったのですが、そう簡単には行きませんねw
ではどうぞ!
大いに盛り上がりを見せた文化祭も終わり、残る二学期の大きな予定は期末テストのみとなった。
皆して嫌だなんだと言い合いながらも、意識を勉強へと移していく。
海斗もそのうちの一人。嫌々、というわけではないが文化祭での余熱を勉強への意欲に変えていく。
だがその余熱は勉強だけに集中して向けられることはなかった。どれだけ勉強をしていようと、集中していようと頭に浮かぶものが意欲の向上に向けようとする余熱を吸収していき、膨らんでいく。
その頭に浮かぶものとは、勝と有紗の文化祭最終日の屋上での会話だ。
どうしても頭から離れようとしない、二人の言葉。
『俺は、ただむしゃくしゃしたからってだけでお前の顔を“殴った”んだからな』
『違う、違うよ……。あなたは……私のために………』
互いに食い違う感情、互いに食い違う主張の発露が海斗の頭を掻き回す。
集中して何かにとりかかると一旦その思考はどこかに置き去りにできる。しかし、一瞬でも集中が途切れると、蓋をして置き去りにした思考がまた海斗の頭を占領し始める。
だが海斗はその思考が、ついては勝と有紗の関係を知っていることは自分だけじゃないといけないと考えていた。誰かに知られることを避けたのだ。
この学校で文化祭最終日のやりとりを知っているのは自分と本人たちのみ。もしこれが他人に、具体的には勝、有紗の友だちに知られでもしたら厄介なことになる。
まずその話の真相を聞き出そうとする輩が大勢出てくるだろう。そして大きな尾ひれをつけられた噂が流れ出す。
そんなことにでもなったら有紗はともかく勝に大きな被害が出る。
たとえ真相が違ったとしても、勝が正しかったとしても、噂を広めそれを聞く者たちにとって本当のことなど基本どうでもいいのだ。彼らは噂で知ったことを他の誰かに話し、楽しむことが目的なのだから。
だからこそ海斗は今の二人の関係が誰かに知られることを避けた。悩むのは自分だけで良いと思った。
そして海斗が一番忌避したのは今の勝と有紗の微妙な関係を結に知られることだ。
その理由は二つある。
一つは、結に勉強だけに集中して欲しかったからだ。今回のテスト範囲はかなり広く、しっかり勉強していないと、いつも平均点を取る人でも赤点を取ってしまう可能性があるテストになりそうだと担任からも、各教科の教師にも言われたのだ。
そんなテスト、基本赤点ギリギリの結が勉強以外に頭を使ったら確実に赤点だ。だから知られたく無かった。
もう一つは、結の性格に起因する。
結は優しい子だ。他者の痛みが分かるいい子だ。それは断じて他人から、世間から否定されるようなものではない。
だが、そんな性格だからこそというべきか、結は他者の負の感情を見抜いた時、自分もそれと同等のものを背負おうとする。
九月の時がいい例だろう。勝と有紗が何かおかしいと感じた結は、次の日から楽しそうに話す結の姿を見るのは少なくなった。
文化祭や文化祭の準備の時は、いい意味で周りの空気にあてられて持ち直していたが、それは祭りの雰囲気だからであって、何もない今は持ち直すことは難しいだろう。
そんな不安を抱えた日々を送っていたが、全て杞憂に終わることとなる。
教師たちが言ったとおり、範囲が広いのでほとんどの生徒は勉強に精を向けた。いつもやらない人の中にも勉強をしている人がいたほどだ。
こんな中、勉強以外に目を向ける輩は開き直ったやつか自信過剰なやつのみだ。ありがたいことにそういうバカは海斗のクラスにはいなかった。さすがにヤバいと皆思ったのだろう。
そのおかげで、誰にも気付かれずにすんだ。
勝と有紗が文化祭以来一言も会話していないことを。
隣にいても、まるで自分の隣には誰もいないというように振る舞う二人の姿を。
ほとんどの人はそんな些細ともいえる状態に気づくはずがない。気づくのは勘のいい人か余程観察眼に優れた人くらいだ。
前者にあたる人物はいたが、当の本人は赤点を取らぬよう必死に勉強をして、海斗に教えを請うていたので何も心配無かった。
テスト期間が過ぎ、期末試験が終わってテスト返却も終わり今回のテストの順位が掲示板に貼り出された。
成績上位者は貼り出された結果に一喜一憂し、関係のない人たちは互いに自分の結果を言い合っていたりして、掲示板の前の廊下は人で溢れかえっていた。
しかし海斗はその中にはおらず、ある人物の元へと向かっていた。少しどころではない気がかりなことがあったのだ。
延々と続く廊下をひたすら歩いては落とし物を探すかのように周りをキョロキョロと見る。
歩き続け、目当ての姿を発見したのは探し始めて十分後くらいのことだ。
「………並谷」
探していたのは有紗。
言い淀んだのは隣に有紗の友だちがいたからだが、躊躇いを捨て話しかけた。
呼ばれた有紗は不思議そうな表情を浮かべたものの海斗の顔を見て隣にいた友だちに断って先に行ってもらっていた。
「なに?」
「ちょっと、いいか?」
「いいけど、時間ないわよ?」
「すぐ終わるから。こっち来て」
有紗が頷いたのを見てから海斗は人気のない屋上の前の踊り場まで連れて行った。
有紗が登りきったところで海斗は自分の携帯を開いてから有紗に渡した。
有紗は特に何も言わず開かれた画面を一通り見終えると海斗に返した。
「で、これがどうしたの?」
「自分で、おかしいと思うところはないか?」
「別にないわよ。ただの順位表だし…」
有紗は苦笑気味だ。
いきなり呼び出され、何かと思えば見せられたのが自分の順位が載っている写真を見せられたらどう反応していいか分からないのは当たり前だ。
だが、海斗には有紗の反応が白を切っているように思えて仕方なかった。
「本当に?」
「だからないってば」
そんなことあるはずがない。海斗はそう思っている。だからこそ海斗は有紗の言葉が偽りだと感じてしまう。
「本当にどうしたのよ。こんなところまで来て順位表なんか見せて。……あ、もしかして自慢したかった?」
カラカラと冗談のように言う有紗。
もちろん、有紗を呼び出した理由が自慢したいからなんていうことはない。もっと別のことだ。
「違うさ。そんなちっぽけなことじゃない。まあ自慢はするけどね。勝ったし」
「うっ、なんか本当に自慢されると腹立つなぁ」
「気を抜いたのが悪いんだよ」
海斗が自慢出来ることは現文の順位が有紗より上だったことだ。海斗が1位で有紗が2位。
気を抜いたという表現は、つまり前回のテストで有紗は海斗に勝っていたことを意味する。
それを意地の悪い皮肉だと感じた有紗はぷくっと頬を膨らませ言い返そうとしたが、海斗が話したいのはそんなことではない。
有紗が何かを言う前に海斗は言った。
「でも、気を抜いたわけではないよな。気を抜いたんじゃない。気が入らなかった」
言いかけた口がピタリと止まる。図星なのか、はたまた困惑したからか。
海斗からしたら別にどちらでもいい。有紗が“真剣”にこちらの話を聞く姿勢になっただけで充分だ。
「何が言いたいの?」
「何でテストの点数落ちたのかって言いたいのさ」
表情豊かな顔は一瞬にして消え、有紗は無表情になった。
笑ってもない。怒ってもいない。ただ、無表情。
「あのさ、説教したいの?」
無表情の割には、不満が溢れ出しそうな雰囲気を醸し出す有紗に海斗は苦笑しかけた顔の筋肉を抑えながら確信する。
今回のテストで有紗はいつもどおり総合1位を取った。他の教科も現文以外全て1位。
やはりトップは変わらないと掲示板を見た生徒が皆思っただろう。
だが、海斗が気にしたのはそんなことではない。順位のことではないのだ。
テストの点数。それが問題だった。
人のテストの点数なんてほとんど覚えていない海斗だが、有紗の数学の点数だけは別だった。
繰り返し繰り返し、嫌という程聞かされると嫌でも覚えてしまうものだ。
聞かされたところ、いつもの有紗の数学の点数は絶対2位と五点以上の差が開く。どうでもいいことだが、2位の人はかわいそうだなと聞かされる度に思った。
しかし今回のテストの点数、有紗はきっちりと1位を取ったが2位との点数の差が一点しか無かったのだ。
それが海斗の気がかりなことにつながる。
たまたまだろうと思いもした。そんなもの、人によりけりで有紗に当てはまるというのは自分の都合でしかないとも思った。
だが気になり始めれば想像はドンドンと膨れ上がり、木の枝のように広がり、やがてその枝の先は蓋をした思考にたどり着き封を破って蓋を開ける。
一番初めに浮かんだ思考は、置き去りにした思考と繋がり、大胆にして脆弱にして根拠の欠片もない予想に出来上がる。
そしてその予想に確信を得たのだ。本人の行動から。
人は触れて欲しくないことに関して聞かれれば、総じて機嫌が悪くなる。
海斗は意を決して訊く。
たとえ罵られようと、蔑まれようと、卑しまれようとも。
「並谷、勝と昔何があったんだ?」
何か反応がある。そう思いじっと有紗を見たがおかしな反応は一切なく、先ほどからと変わらない無表情を貫いて有紗は言った。
「何も無いわよ?で、結局何が言いたいの?」
あくまでとぼけようとしているのだろうか。だが、海斗としてはとぼけられてもこのことは絶対に聞き出したかった。
だから今思う最悪の手を使う。一生軽蔑されるだろうと思いながら。
「僕は、勝が並谷を殴ったことを知っている」
言った途端、無表情を貫いていた有紗の表情に明らかな動揺が走ったのを海斗は見逃さなかった。
「な、なんの話?」
有紗の声が少し上ずる。これが決定的だ。もう有紗がとぼけることは出来ない。とぼけることはさせない。
「声が上ずってるぞ、並谷」
「…………どこで、それを?」
観念した、というより諦めた有紗は無表情を崩し顔に感情を映し出した。
有紗は疑問を投げかけるが、その表情は海斗が知った経緯を理解しているかのような表情だ。
「屋上での会話、聞いてたんだ」
「あ、そうなの?私てっきり望美が話したのかと思った」
予想外、と驚く有紗は予想を外した恥ずかしさからか顔を赤くしている。
「まあ、仕方ないか…」
有紗が呟くと、タイミング良くというか、予鈴のチャイムが鳴った。
まだ聞きたいことは山ほどあるのに、と海斗は思ったが有紗が嬉しい提案をしてくれた。
「訊きたいこといっぱいあるだろうし、話は放課後にしましょ。時間あるよね?」
「ああ、もちろん」
「じゃあ放課後校門前で待ってて」
言うと、有紗は階段を降りていった。
放課後、言われた通り海斗は校門前にいた。
クラスが同じなのだから一緒に出てこればいいのに、と思いつつ待っていたが、有紗が近づいて来ることに気づくとなぜ待たされたのか分かった。
「お待たせ。さ、行くわよ〜」
「あ、ああ…」
歩みを止めもせずそのまま先を歩こうとする有紗に戸惑いながら海斗はついていく。
それは有紗の後ろについてきていた結も同じだった。
「あ、有紗ちゃん待ってよ〜」
先を行く有紗の後ろに海斗と有紗が並んで歩く。
海斗はちらっと結を見ながら有紗が遅れて来た理由を思い返していた。
有紗が先に海斗を校門前で待たせたのは結を連れて来たかったのと、その説得、というより説明に時間を取るからだ。
結の表情を見るに詳しいことは聞かされていないと海斗は考えていた。おおよそ、話があると言われたからついて来た、そんな感じだろう。
だが結はなんの話か分かっているのではないか、そんな風にも思える。
そう考えているうちに有紗が目的の場所に着いたのか立ち止まった。
海斗は下向きがちだった視点を上げるとそこには見慣れた店があった。
「ここは……」
「喫茶店よ。あんまり学生は来ないような場所だし、知らないのも当然だわ」
「あ、いや、僕は知ってるぞ。というか結も」
「え?本当に?」
「夏休みによく来たからなぁ。静かな場所だから気に入って何回か来てたんだよ。結は一回だけだけどね」
「うん。棚瀬くんと一緒に補習の課題やってたよ」
「その言い方、僕も補習くらってたみたいな言い方になるんだが……」
「ま、なんでもいいよ。中に入ろう」
古いからか、もしくは雰囲気作りのためなのか分からないが木で出来ているように見えるドアを開けて入ると、夏休みに何度も通って見慣れたそこそこ広い喫茶店を見渡す。
落ち着いた雰囲気のある木造建築で明かりは明るすぎず暗すぎず、店内に流れるジャズがより一層心を落ち着かせてくれる。
店の外見から学生は寄り付きにくいというのは本当なのか学生は一人も見当たらない。いるのは数人の客とカウンターの前でコーヒーを淹れているマスターだけだ。
マスターは海斗に気づくとニコっと微笑んだ。
もしかして覚えてくれていたのだろうか、そう思うと嬉しくて海斗も軽く頭を下げる。
空いている四人席のテーブルに、海斗の向かい側に有紗、隣に結が座った。
するとマスターがやってきて注文を取った。三人ともコーヒーを頼む。その際マスターが海斗に「お久しぶりですね」と言ってくれたことが嬉しかった。
コーヒーが運ばれてきて有紗はひとくち飲むと話を切り出した。
「じゃあ前置きなしでさくっと話すよ。棚瀬くんに誤解されてもやだし、結にも説明したいしね」
「誤解…?」
「そ、山本くんが私を殴った理由の誤解」
「……⁉︎」
初耳の結は驚きを隠せない。普通はそうだろう。海斗も初めて聞いた時愕然としたのだから。
「あはは。そりゃ驚くわよね。でも、殴ったのは本当だよ」
有紗は結の反応に笑う。笑うが、真剣な表情は消えない。
「だけど、それにはちゃんと理由がある」
この話をするにあたって絶対に消えることはない、真剣な想い。彼女の信念は、消えることを“許されない”というように。
「彼の優しさと正義感から生まれた、哀しい理由が」
一体どれくらい時間が経ったのか、海斗は有紗の話を聞き終えると壁にかかっている時計を見やる。話始める前に見た時間から、軽く1時間は超えているだろう。
だが、それでも少ないと思った。経過した時間が少なすぎると。話の密度が濃すぎて何時間も聞いている気がしていたのだ。
気がする、つまり気のせいだというのに喉はカラカラになっていた。海斗はもう冷え切ったコーヒーをすする。
隣を見ると結はうつむいていた。彼女もまた、同じように喉が渇いているはずだ。話を聞いている間一度も水分を口に含んでいないのだから。
「これでわかってくれた?山本くんが私を殴った理由」
有紗もまた1時間以上喋り続けたというのに喉の渇きを気づかせない。それほど大事だというのか、もしくは本当に喉は渇いていないのか。
なんだか自分だけ飲んでいるのが気まずくなった海斗は口を開く。
「……つまり、やりたくてやったわけじゃないって言いたいんだろ?」
「その言い方は引っかかるな。まるで本当は違うって言いたいみたい」
「あ…ごめん。悪かった。そういう意味で言ったわけじゃないから、そう睨まないでくれ」
一瞬の間に放たれた怒気に、慎重に言葉を選ぶべきだったと若干後悔しながら海斗は謝る。
有紗も自分で気づかないうちに見せていた怒りに気づき、すぐに引っ込める。
「さて、これを聞いて棚瀬くんは何がしたかったの?」
恥ずかしかったのか有紗はコーヒーを口にしてすぐに話題を変えた。
有紗からしたら特に考えもせずに訊いたことなのだろうが、海斗はその問いに答えられる解答を持ち合わせてはいなかった。
無理やり聞かせてくれと頼み、海斗は真実を聞いて何がしたいかなんて言ってなかったし、考えもしてなかった。
ただ、話を聞けばなにかしら自分の中に答えが出てくると思っていたのだ。しかし出てこなかった。自分の望んだ答えは得られることはなかった。
問いかれられた問題の答えがない状態でも、自分は聞かなければならない、その義務があると感じていただけだったのだ。
「………」
答えられない問題を前に海斗が黙っていると隣でうつむいていた結がボソリとつぶやいた。
「私は、戻したいよ」
「戻したい?」
「前みたいに、有紗ちゃんと山本くんが楽しく笑いあえる関係に、戻したい」
結はうつむいていた顔を上げ、しっかりと有紗の目を見てハッキリと答えた。自分の気持ちが相手に伝わるようにしっかりと目を見て。
「………そっか」
「そっか……って、有紗ちゃんはいいの…⁉︎話しあわないまま、お互いに理解し合わないままで…‼︎」
押し殺したような声が、海斗や有紗の鼓膜を震わせる。大声でないはずなのに、小さく発せられた声がまるで砲弾のように耳に響く。
「そんなことないわよ…。出来たら、ちゃんと話したいし、私の気持ちも理解して欲しい」
「だったらーー」
「でも、それは出来たらなのよ。私には……ううん、そもそも山本くんが話しあいの土俵にすら上がってくれない」
弱々しく、小さいながらもまくしたてるような勢いを持つ結を止めたのは、有紗が見せた表情だ。
笑っているのに、痛々しく見える笑顔だった。
それに感化されたのか結が涙目になりながら続ける。止められた言葉を紡ぐ。
「それなら、無理やりでも立たせようよ…。いつもの有紗ちゃんは、そうするよ……?」
尻すぼみになっていく結の声に、有紗の口元が震えだす。無理に笑っているのが分かる。それでも笑みは崩さない。譲れないのだろう。たとえ無理に笑みを浮かべていると悟られても、自分の持つ強さだけは、勝からもらった自分の強さだけは地に落とすことを許さなかった。
海斗は結の目からこぼれ落ちそうになる雫を見つめる。そして思い付いた、思い出した思考を声にする。
結の願いを叶えるために。自分の答えを見つけるために。
「並谷、僕に提案があるんだけど」
有紗の強さは決して崩れない。外部からは、そして自分からは決して崩させようとしない。
だが、それを崩してやるなら内部から無理やり崩してやればいい。
それは海斗たちには出来なかったことだ。
なら、その強さを崩すのは海斗たちではなく………
この時、雪が解けだした。
そういえば、前回のあとがきに「数日中には」なんて書いた気がするんですが、全然数日中じゃなかったですね。すみませんでした…。
冬休みだからダラダラと過ごしているせいか日にちの感覚がほとんどないです。ヤバイ、もうすぐ学校なのにww
さて、次回の更新ですが今週の日曜日かもしくは来週の日曜日だと思います。
冬休みの宿題が終わってないのでね…。書けないんですよ、ええ。
ではまたお会いしましょう!
See you!