LEGEND SENDAI Base(6)
LEGENDの陸軍基地に帰って来た直後に応急修理が今日中に終わることを伝えられ、明日の明朝八時には出港するようだ。
早めに帰って来たため夕食まで時間に余裕がある。
俺はコンビニ探しに一人基地の外に出た。イリスを連れて行こうと思ったのだが、その前にリアがお風呂に連れて行ったらしく、部屋にいなかった。
だが俺は今二人で歩いている。
天候は穏やかで雪は降っているものの、フランスで感じた極寒には劣る。
「何で付いて来るんだ?」
「何度も行ってるが安全のためだ」
「俺には必要ない」
門の前で俺を待っていたかのように立っていた月代に見つかって護衛とか言って付いて来たのだ。
俺は武装しているし、何かあっても大抵のことには対処できる。何度説得しても安全のための一点張りだったので、結局俺が折れる。
「どこに行くつもりだ?」
「コンビニ」
「ならあっちだ、一キロも歩けばファミマがある」
月代に先導されファミマに着ついた。
それからの帰り道、さっきまでとは一転して雪が強く降り始めた。風もあり視界が悪くなる。
「この時期はいつもこうなのか?」
「日本の冬、特に東北、北海道はそうだ。北海道に限って気候区分は冷帯だ」
その間にも吹雪は強くなり、遂に視界が零に近くなる。
「……吹雪で視界がなくなることが東北では普通にあるのか?」
「いいや、そんなことは珍しい。しかもこの短時間に前方だけがもう吹雪何てことはな!!」
瞬時に抜刀し構えた。
後ろを振り返りわかったが、五十メートル先のファミマをギリギリ確認することができるが、数十メートル先の電柱は全く見えない。
「偶然……ではないか」
「偶然なものか、はっきりと殺気を感じる」
俺もライトソードを抜いて構える。
「――――何者だ?」
しかし月代の問いに答える者はいなかった。




