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GENERATION☆DESTRUCTION!!  作者: Yuki乃
EP06 Strategy Preparation
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Strategy Preparation(9)

               ~Sousuke Side~


 俺とイリスは一時間早いが学園の第二ドッグに行くことにした。

 武器調達や戦力の下調べなどすることは多くある。

 学園は海に面しており、そこに港がある。場所は車輌庫の方にあり結構な距離だ。港にはメガフロートがあり、小型機の発着ができる簡易的な空港の役割も果たしている。

 徒歩十分しないうちに到着する。

 港は慌ただしく物資の搬入などが行われており、旧大日本帝国海軍の軍服を着た人が出入りしている。

 港には既に天龍型護衛艦二番艦雨龍、如月型護衛艦二番艦秋月が停泊している。

 外装はとても綺麗で、どの武装も少しは近代化しているもののやはり旧大戦時を思わせる大型砲塔が取り付けられている。

 大戦後に買い取ったのか経緯は全くわからないが、民間で持てるような代物ではないことは誰から見ても明らかだ。

 ここだけ見れば大日本帝国は未だに健在で活気づいているように見える。

 砲弾や魚雷ミサイルの積み込みが急ピッチで行われており、中には生徒の姿も多く見られる。そういえば生徒会でアルバイト募集してたような気がするなどと思いつつ港を邪魔にならない程度に歩き回る。

 途中、館山二号作戦のことを軍人さんに聞くと、第二ドッグまで案内してもらえた。

 ドッグは港の中央から百メートルくらい歩いたところにあった。前述の通り港は大規模なものだ。

 第二ドッグには神無月中佐が艦長を務める ひかり型特殊潜水艦 四番艦あかり、学校型潜水艦 八番艦三日月が待機している。

「おや、小宇坂くんですね」

 神無月先生が中佐として出迎えてくれる。もちろん軍服に刀と拳銃の標準スタイルだ。

「はい、武器を選定したいので早くきました」

「そうですか、ではこちらから自由にえらんでください、無償で貸し出しますので」

 神無月中佐は忙しいようですぐにいなくなってしまった。

 ドッグの隅に大量に乱雑に置かれており、複数の生徒たちが品定めをしている。

 拳銃はH&K USP、H&K HK45、SIG SAUER P250の三種類、短機関銃はH&K MP5、H&K UMPの二種類、突撃銃はH&K G3、H&K HK416、Beretta Rx4、H&K XM29の四種類、軽機関銃はRheinmetall MG3の一択となっていた。

 よくこれだけの武器を集めたと感心するレベル、一種類につき十丁はある。

 弾薬も近くに大量に置かれている。

 もう警備会社というよりもPMCとか軍と名乗った方が良い気がする。普通PMCでも軍艦や潜水艦はないだろう。持っていても戦車や装甲車、それに戦闘機、ヘリくらいだろう。それも訓練機程度だ。

 俺は支給品の中から.45ACP弾が撃てるH&K HK45と弾幕張る専用として

Rheinmetall MG3を背中に担ぐことにした。

 しばらくするとさらに人数は増え百人はいるだろう。かなりの人数を動員しているようだ。中には見知った先生方もいつもは見せないフル武装で点呼を取っている。

 その生徒の中にツンツン頭のあいつを発見する。

「石木田じゃないか、お前も参加するのか?」

「なんや、小宇坂やないか。わいはもちろん参加や、なんせ強襲科の次席やしな。それが理由で呼ばれてもうたわ」

「……お前次席だったのか?」

 俺はてっきり下の方のチンピラくらいに持ってたけど、俺よりも頭いいじゃねぇか!!

「失礼やな、わいはこう見えても成績は上の方や」

「人は見かけによらないって本当だったんだな」

「ホンマ、失礼極まりないわ」

「それで次席の石木田はどこ担当なんだ?」

「敵引き付ける囮役や」

「なら俺と同じだな、部隊は違うが」

「それより気になってたんやけど、その子誰なん? まさか彼女とか言わんよな?」

 俺の横で服にしがみついているイリスを指していった。

「昨日のミッションあっただろ」

「まさか保安局が狙ってた物とか言わんよな?」

 するどいなコイツ。

「ビンゴだよ、色々あって俺が引き取ることになったんだよ」

「それは良かったな、何気に外国人で美幼女やないか!!」

 美幼女ってなんだそれ、新しい言葉開発してんじゃねぇよ。

「良いわけないだろ、俺に子育てなんて無理だ」

「大丈夫や、お前不良気取ってるけど、根は優しいから問題ないで」

「お前は俺の母親かよ。確かに聞き分け良すぎるし、手はかからないが……」

「だが、今問題視すべきことはそこやないで、何で保安局から奪ったのに、また戦場連れてかなきゃアカンのかってことや」

「俺も同感だ」

 などと雑談しているうちに定刻の六時になり、この作戦の責任者二年守護科担任のメイリア・ブラックバーン先生が潜水艦の甲板の上でメガホンを持って立っていた。

「――――これより館山一号作戦を開始する!!」

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