5話 繁華街、何かない?
「とはいったものの……」
どうしようかな。おんなのこをさがすならやっぱりていしょくやにいこうか……?
「いや、だめだ!」
ていしょくやなんかにいるやすいおんなのこをくどいたって、あのちゃーはんくんにじまんなんてできないや。
となると……。
「ちゅうかがいにかぎるね!」
なぜぼくがこのばしょをえらんだのか。
てきはちゃーはんくん。つまりちゅうかりょうり。だったらかれのほーむでかれにかつ。
それがいちばんさいこうだからさ!
「うーん。あっ!」
おいしこちゃん、みーっけ!
「ねぇねぇ、きみはなんてなまえなの?ぼくはおこめくん!」
「私ゴマ団子。なんか用?」
「いやー!きみすごくおいしそうだな!っておもってさ!ぼくといっしょのちゃわんにはいろうよ!」
「ハハ、面白いねアンタ。でもさぁ、ここじゃあそういうのは必要ないんだよね」
「……?」
「つまり、アンタの価値も無いってワケ。早く帰りな?」
……………………。
なんて……なんてしつれいなおんなのこなんだ。ゆるさないよ。ぼくは。
「ぐ……ぐぐぐぐぐ……!!ぼくはおこめくんだぞ!すごくおいしいんだ!きみなんかよりずっとね!きみみたいなあまいだけのきゅうたいなんか、すてられてからすにでもつつかれればいいんだ!」
「ハハ、ウケる」
もういい!こんなこ、ぼくとおなじちゃわんにはいるしかくはないよ!
「いまさらぼくとおなじちゃわんにはいりたいっていったっておそいからね!おばか!」
「おーおー、じゃーなー」
くっそー!えらそうなこといいやがって!
「こうなったらあんなこよりもっともっともっとおいしそうなこをみつけてやる!!……うん?あそこにもおんなのこ……が……え!?」
やっっっっっば!!!あのこおいしそうすぎる!!!ぼくとちゃわんにはいるのかくていだ!!!!
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フン、おこめのドアホーめ。俺はこの日のために既に美味しそうな子を見つけている。
「今頃おこめの奴は女の子に振られまくってんだろうなぁ〜サイコーだぜ!ふははは!」
さぁて、早く惚れたあの子に会いに行くぜ。あいにーく俺は時間が無いんでね?
その子の名はラーメンちゃん。そしてここは中華街。
「あっ居た居た!ラーメンちゃん、どうだい?俺と同じ……」
「ぼくとおなじちゃわんにはいろうよ!きみおいしそうだしぼくともつりあうはずだよ!……あれ?」
「……テテ……テメェ!!」
「ちゃーはんくん!?!?」
「おおおおこめええええええ!!!!」
俺とおこめはどうやら同じ女の子に目をつけちまったらしい。全くムカつく野郎だ。
やっぱり、同じ女の子を好きになる運命のようだなぁ!!!




