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愛・そして恋のシリーズ

決してお前を愛さない

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2023/05/03




 わかってください。


 あなたのことがすきなんです。


 わかってくれますよね。


 あなたもわたしのことがすきなんですから。


 とつぜんこんなことをしてごめんなさい。


 でもこれは、わたしとあなたがむすばれるためなの。


 いまはわからなくても、きっとわかってくれるひがくると、しんじています。






 鏡だらけの部屋。


 たくさんの鏡にうつっているのは、なにもない部屋に拘束された俺。


 そして、そんな俺に食べ物を差し出している女だ。


 おかしな部屋の中で生かされている俺には、食欲を満たす余裕などない。


 もしも神様がこの瞬間に俺の望みをかなえてくれるというのなら、ここからの解放だけを願うだろう。


「食べないとダメですよ、はいあーん」


 目の前の女が長いパンを口元に持ってくる。


 けれど俺は顔を背けた。


 何が入っているかわからないのに、口にできるわけがない。


「ここから出してくれ」


 笑顔を浮かべていた女は、真顔になった。


 そして、何も聞かなかったかのような顔で、パンを引っ込めて部屋を出ていく。


 またか。


 きっと従順になるまでこれを繰り返すつもりなのだろう。


 弱ったところで親切にして、相手の心につけこむつもりなのだ。


 そうはなってたまるか。


 俺の気持ちは変わらない。


 決してお前を愛さない。


 耐えていればきっと誰かが俺の失踪に気づいてくれるはず。


 俺は女が出ていった扉をにらみつけて、心を強く保つことにした。





 へやからでたわたしは、しかくいそれをちぇっくする。


 またいろいろなところかられんらくがきてる。


 おともだちがたくさんいるひとってたいへんね。


 でもあのひとは、それだけみりょくてきだから、しかたない。


 だいじょうぶ、ぜんぶうまくいくように、わたしがいろいろやっておきますね。



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