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それから程なくして…。

御子神は耳を疑う会話を聞く事になった。


「ねぇねぇ。どっちだと思う?」

その声には嬉々とした感情が含まれているかに感じる。

無邪気に…。そして悪びれている様な雰囲気は無い。


「何が?」


「だから…。あの事件の犯人。水瀬智絵か片桐響子か。」


「あー。なんて言ったっけ?あの降霊術。えっと【生贄様】だったっけ?その最中にヤバい霊が来たとかで…。」


御子神は【生贄様】と云う降霊術の存在は知らなかった。

【狐狗狸さんみたいなモノなのだろうか?】


「その後、霊に取り憑かれた水瀬の言動がおかしくなって、帰宅中に気絶したってヤツだよね?」


「そうそう。その事件。」


不思議な感覚に陥る。

【犯人が2人の内の何方(どちら)なのか?】

その文章だけなら理解は出来る。

【降霊術で何かを呼び寄せてしまい、その影響で気絶した。】

その文章だけなら理解は出来る。


しかしどうだろう?

2つの文章が組み合わさると妙な違和感がある。

女子高生の会話から察するに…。

【降霊術で何かに取り憑かれた影響で気絶した水瀬。気絶した原因が水瀬本人なのか、片桐響子が原因なのか、と云う事なのだろか?】


【気絶に犯人も何も無いだろうに…。】


「水瀬の自作自演でしょ?」


「私は片桐が犯人だと思う。」


【どうしてそうなってるの?】

御子神は心の内で呟いた。






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