あと、ラノベにも魅力的な敵や師匠・先生がちゃんと出てきてほしいなぁ
この前に書いたエッセイの”ラノベももう少し成長や学習、変化の過程を重視した内容のものが増えてほしいところです”の主人公の成長や学習・変化にも関係することだと思うのですが、キングダムという作品は主人公だけでなく敵の呂不韋や龐煖・李牧・廉頗や師匠に当たる王騎・麃公・蒙驁といった人物達も実に魅力的なんですよね。
成蟜も最初はただのくずのような感じですが最後はかっこいい死に方してましたし。
本当に魅力的な主人公には、魅力的なヒロインだけでなく魅力的な敵や師匠なども必要なのだと思います。
そして主人公サイドを有能に見せたいなら、敵役をきちんと有能に描くべきなんでしょうね。
逆に敵ををあまりに無能にすると、主人公もちっとも有能に見えないわけで。
正直魔王学院の不適合者は敵や先生がバカすぎなんで、読むのやめちゃったんですよね。
正直無能で無力な癖に息巻いてる馬鹿な敵がわらわらと続けて出てきても正直うっとおしいだけでカタルシスが得られんわけで。
敵を有能に見せるために有能なはずの提督がヤン相手の時だけにあほになったりするのが銀英伝での欠点の一つだと思いますし、鉄血のオルフェンズのオルガやアルスラーン戦記のナルサスみたいになんでそんな間抜けな死に方するの? 殺し方が雑じゃねというのもやっぱりよくないですよね。
有能なはずの主人公サイドを殺すなら丁寧にでもこの状況ならしょうがないという状況に追い込んでから殺すべきなのでしょう。