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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
91/102

91 協定と情報 2

扉が開いたあとに、入って来た人物に俺は不快感が否めなかった。


一人は前の武闘大会の優勝者で、クラヴィアス・シルフィナ


もう一人は、こちらも武闘大会の凖優勝者でジビアス・シルフィナ


剣術と戦闘で郡を抜く実力を兼ね備えている双子で、最近ではローズの領地に、魔物が発生したが素早く鎮圧したことから、国王より勲章を賜ったと聞いていた。


それに俺と実戦試合をして、またもや負けたときから、こいつらの実力は渋々ながら認めていた。


つい睨みつけていると、双子はローズに一度会釈したのち、クラヴィアスだけが、俺を見て鼻で笑って見てくるせいで、イラッとするも


「┄クラヴィアスにジビアス、突っ立ってないで、さっさと座れ」


とローズより声をかけられ、双子はすぐに従い、ローズの横に座ると妙に洗礼された所在で座るものだから、変に大人しくて気味が悪くとか思ってしまう。


俺の中にある憤りの中で、ローズが今回の件に関わる事柄について、殊更に説明しようとするのを見て


いまは頭の隅に憤りは追いやり、聞く体勢をとると、双子が不意にニタリと笑う、何を笑ってと思うが┄すぐに検討がついた。


こいつらは俺の記憶の欠落について、絶対に知っていて、ローズの関係が昔みたいとか思っている節があると。


だってこの双子も、ローズ先生の生徒として道場にいた先輩だからだ。


「おい┄話を聞く気があるのか」


つい双子の事を考えていたせいで、ローズからの叱責に、言葉が詰まる。


「父上、シリウスは聞いてないと思いますよ。私とジビアスの存在は余程に不快か、意識されてるようで、苛めたくなりませんか?」

「┄兄さん、それは┄さすがにないよ。って言うか黒い存在はいまはいらないと思う」

「そうか、残念だ」


とか言いながらもクツクツ馬鹿にした笑いがあるが、苛めたくなるってなんだ? と疑問が沸くが、ローズが双子に注意し、俺を見て真面目に聞けと叱られてしまう。


確かに意識しすぎは、ストレスになりえると思い、聞く体勢をとってしまい、記憶が戻ると昔みたいに素直になる自分に対して苦笑が漏れてしまうとは、変化って起こりえるんだな。


◇◆◇◆


俺の父親に対しての情報は双子からの情報で、ほぼ┄隠蔽されていた事柄で、俺は再びに驚くことになった。


「これはジビアス経由での情報だが、シリウスの領地には、不正な痕跡などなく。良い方向に働きかけて、領地運営は上手く回っているようだった」

「あと兄さんが夜会とかで、情報交換して掴んで、裏は取れてるから確実な情報だよ」

「さすがは私の息子だ」


うんうんとローズが双子を褒めると

「父上┄それ、あんまり嬉しくない」

「まったくだ」

などと嫌がられ、少しながらショックを受けていた。


シリアス皆無だな。


まあ、そんなことよりもだ。

俺の情報と双子からの情報は、まったくもって一致しない内容だと思えた。

ならば、この情報の発信源はいったい何処からのものなんだ?


確実な情報だと、自分が思っていたことが違うと言われても、ピンとこないが。

俺自身の事もあって全部を否定するのも間違いだろうと考え


うーん。と思考を巡らすも、まだ引っ掛かる部分は解消されないと判断した。


「なあ、ローズ。父上の問題を解消させる方法は、あんたは掴んでないのか?」


双子とローズのじゃれあいなど無視して聞けば


3人はピクッと反応するなり、ローズが俺に真剣な表情の中で、ニヤリと口角を上げて


「┄いまから、そのことを話そうと思っていた」


と楽しげな声音で告げていた。

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