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だらけたい白騎士隊長と苦手な侍女は内緒の和平を結ぶ  作者: ユミエリ
第一章 だらけたい白騎士隊長は苦手な侍女と内緒の和平を結ぶ
83/102

83 真実と記憶、そして…③

ブックマーク、評価などありがとうございます。

衝撃な言葉をミラが発言し、聞き返す、だがミラはまっすぐにフォルトロンを見据えるだけで応えてくれるわけもなく、フォルトロンは侮辱と軽蔑の目を向けて俺やミラを睨み、不敵に笑い低重音で「母親ねえ~」と呟き


「ククク、お前って┄つくづく可哀想だな。自分が捨てられて孤児院に入れたのに、あの女が母親だと知ったら助けようとするし馬鹿じゃねえの」

「馬鹿じゃないわ! 先生からは教えてもらってたもの、自分の出生も流れた血の運命も、だから、だから助けようとするのは、当たり前よ‼」

「┄ふ~ん、そのわりには、僕には敵わず止められず、力を暴走させてシリウスを殺そうとしてたけどな」

「┄えっ!┄」


ミラはフォルトロンとの会話の後に俺の方に向き直ると、驚いた表情をし、身体の怪我を見て蒼白していた。


その様子に、先程の会話内容を頭で整理し、纏め、ミラが時々ラーナリアに似てるなと思っていたことが妙に納得して、何だか複雑さがあった。


だが、その前に力の暴走ってのは理解し難く、謎だと思うものの、怪我をさせたことを後悔しているミラに俺は笑顔を見せる


「┄気にしなくていいから」

「でも‼」

「こんなのは、ささいなものだよ。俺はミラが無事なら、それでいい」


ギュッと胸を握りしめるミラに、頭を撫で、俺はフォルトロンに向く


「┄フォルトロン、お前は┄本当に変わってしまったのか、あんな弱虫で優しい奴が、なあ‼」

「┄┄クククハハハハ、何か拍子抜けだな。説得なんて意味ないぜ、僕は僕だ、お前を苦しめ、突き落とし、お前の泣いた面を見てえんだよ」

「もういい、俺がお前を止めてやるよ」


俺は手にある得物に魔力を込める、まだ不安定だが、俺だけの剣をイメージして顕現させると、赤と青の双剣を取り出した。


よし! 成功だ‼


胸中にて俺は成功したことに安堵し、フォルトロンに剣を向けて言い放つと、フォルトロンの瞳が一瞬だけ揺れるのを見た。


フォルトロンに何が起きて、こんな感じになったかは定かではないが、憎しみはあれど、フォルトロンを止めてやりたい気持ちがあり、ミラには下がるように言いきかせ駆けた


近くにてスピードを上昇し、左右方向より連撃を繰り出す攻撃を仕掛ける


するとフォルトロンは、身体は大人のもののせいか、ニヤリと笑み、長剣を抜き放ち、俺の攻撃を薙ぎ払い、普段のフォルトロンとは違い、力の差が激しく、かわされていく


チッ、あの攻撃をされて重傷をおったときも、敵わなかったが、何処から力が出てんだよ。チクショーが‼


力を分散する技で、体力を削られてるせいで、子供の体力は未熟なせいもあり、息が切れてしまう、そんなとき、ここにいない筈の声がした。


「┄ハハハ、飛び出したくせに、黒の眷族に、力の差でやられてんのな、来て良かったぜ。いいのが見れたし」

「なあ、フォルトロン、俺も参加したいんだが、ダメか?」


何で父上がいるんだよ‼ それにフォルトロンが黒の眷族って、何だよ‼


「┄あん? チッ塵か、参加などさせねえよ、お前は魔女の手伝いでもしてろ、とくにラーナリアをな」

「へいへい、そうさせて貰うよ。あの執事を捕縛し損ねたし、核も育ってるだろうしな」


父上がクツクツと嫌な笑いを浮かべて言うものだから、嫌な予感がして、一瞬気がそれてしまうと、フォルトロンが俺の隙をついて、蹴り飛ばされ、地面を転がり受け身を取ると立ち上がる


「┄よそ見すると危険だぜ、シリウス」

「お前┄いま、手加減しなかったか?」

「┄さあな、気のせいじゃねえの」


いや、確かに手加減していた。

前のときは、いまの倍は衝撃があった気がする。


だがフォルトロンは、俺を視界にだけ入れて、無表情だった。


チッ、父上がよりにもよって、助けるんじゃなくて、ただの見学しに来たような素振りにイライラするし、ラーナリアに何かする嫌な予感は拭えず


どうするべきかと、思ったとき、黒い闇に溶けるように、はあ~と息を吐かれ、軽い感じで先生と暗部のクウガさんが現れ


まるで緊張感をぶち壊す会話をしていた。


「┄ほら、カリエナが泣いてたから、あやして来るから、こうなるんだぞ、さっさと来れば面倒くさくないのに」

「いや、さすがにだな。先輩が狂ったからと、処罰するのも気が引けてな」

「馬鹿か、お前がそんなんだから、ラーシュがキレかかってたんだぞ。途中で敵、味方関係なく木を薙ぎ払ってたの、マジで魔物かと思ったし、怖い怖い、まあ止めて気絶させたけど」

「クウガ、ラーシュを気絶させずに、正気に戻せば、戦力になったと思うのだがな」

「あ┄確かに」


あんたらも、何しに来たの?


っていま凄く、突っ込みたい、加勢に来たのか、邪魔しにきたのかと


しかし、場の空気は俺やフォルトロン、ミラ、父上を見た瞬間、場を凍らすように、冷ややかなものへと変化し


「┄助けてやろうか、シリウス」


と先生が問いかけてきた。


毎日更新していきます。

読んで下さりありがとうございます。良かったらまたお読み下さい

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