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「あーうー?」

……………………あれ?…………俺、生きてるのか?確か…………ゴブリンから逃げてて…………弓を向けられて…………そしたら目の前が真っ白になって…………。避けれないと思ったんだけどな……でも何か、ふわふわしてる感じがするし、走馬灯ってやつか?


でもそれにしては周りに木なんて数えるくらいしかないし……というかビルが立ち並んでるし……ビル?ああ成る程、前世の世界か。という事はつまり――


「〜〜♪〜〜〜〜♪」


――前世の『俺』がいる、と。

あーあ、イヤホン付けて呑気に歩いて……事故に遭った原因はこれか。そうだったそうだった、ヤンデレ女が珍しく用事があるからって別れて、高校の帰りに本屋寄ろうと思って、暇だったから音楽聴いてて、車に轢かれたのか……何やってんだか『俺』は。


「あーあー……異世界に転生でもしねぇかなぁー……」


そういえばこんな事ぼやいてたな。実際転生しちゃったけど……。


「転生したらあのヤンデレ女から逃げられるし……万屋でもやりたいなー……そんでもって情報を操作したり、魔物を空間ごと斬ったりとか……夢が広がるなー」


『俺』はかなり妄想好きだったよな、こんな事言ってるし……でもまあ空間ごと斬る、ねー……。やらない後悔よりやって後悔、か?



********



気がつくと前世の世界ではなく、今世の世界に戻っていた。でもゴブリンが二匹いて、矢が飛んで来てるのは変わらないが……やってみるか。空間ごと斬る、空間ごと斬る……。


「っはぁぁ!」

「グキャァ!?」

「ギャッ!?」


なん……だと……?飛んで来てた矢ごとゴブリン二匹斬れた……だと。


「はは……あはは……あっはははは、ははははははは!」


危なかったぁー、前世を思い出さなかったら即死だった……。はあ、これで魔物は何とかなる、か。


「あーうー?」

「ん?おお、大丈夫か?」


流石に大声出しすぎたせいか、義妹が起きてしまったか。にしても我が義妹ながら可愛いな、将来は超絶美人になること間違いなしだな。っと、ん?これってどう見ても、あれに見えるんだが……?


「まさかこれって……」

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