「……んむ、ふぁ……」
主人公とヒロインの年齢、複数人のかぎかっこを修正しました
「あら、結構時間が経ってしまいましたね。そろそろお暇させていたたぎます」
「うう…………」
「およ、もうこんな時間か」
「……時間が経つのは早い」
「「もう帰るの?」」
気がついたらもう日が沈み始めている。ちょっとエルザで遊びすぎたか。ま、後悔はしないし反省もしないが。
「……まあ、時間が空いたらまた遊びに来るわ」
双子の悲しそうな顔に負けて、エルザが約束する。双子は無邪気に喜んでいるが……頻繁には来れなさそうだな。ま、来たら来たで盛大に『歓迎』してやろうそうしよう。
「では、御機嫌よう」
「それでは、またの機会に」
「「さよーならー」」
日も暮れていたし、四人とも帰って行った。するとフィーが俺の肩に頭を乗せるように寄り掛かってきた。……久しぶりに長い間接客してたから疲れたのかな。お礼に頭をナデナデしまくってやろう。
「……んむ、ふぁ……」
かぁいいー! 頬を染めて微笑してるところとか……俺の妻は世界一、否! 宇宙一可愛いぜ! でも今日の料理担当は俺だから、残念ながらこれ以上愛でられない……くそう、くそう。試しに手を離してみ
る。
「……あ」
くっ、そんな寂しげな顔をするでない! 撫でたくなるだろ!
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あの後ひたすらに撫でまくっていたらいつの間にやら夜になってしまい、『清浄』を使って急いで料理した。『清浄』を使えば撫で放題だと気付くのは、また別のお話。