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6話 謁見

国名や名前を作るのに苦労します。


学校の近くの古本屋が閉店するので閉店セールをしていてお金を使い過ぎました…。

謁見の兵士が少し警戒しながら声をかけてきた。


「第一王女様でいらっしゃいますか?」


「そうです。」


「他にも近衛兵が居たと思うのですが。」


「サーベルク村からの帰りに賊に襲われここに居る者以外は全員殺されました。そこにここに居られるコウ カンザキ様が助けて下さいました。

襲って来た賊は途中の道に置いています。探しに行って下さい。」


「おい」


隊長らしき人が部下に声をかけると、部下は大急ぎで門の方へ戻って行った。

すると程なくして、10人ぐらいの馬に乗った兵士が全速力で駆けて行った。


「それでは我々がここから護衛を引き継ぎます。」


そう言って馬車を囲んで歩き始めた。



俺の知識によるとこの国は、グラディウスという国で地球のラテン語で剣という意味の国だ。

その名前の通りこの国では剣が人を選ぶという言い伝えがあり、本当に自分に合った剣は感覚で分かるという。

この国だけが地球の言葉を国名としており、他の国は地球の言葉では無かった。

大国はあと2つあり、魔法が一番発達している国ルーナリアと、機械や技術が発達している国トルマニアがある。

その他にこの3国ほど領土は広く無く、国力も低いが8つの小国で人間の住む地域は分けられている。

この11の国が集まるちょうど真ん中に高い壁で囲まれた丸い地域が1つありここは全ての国の国民が条件を満たせば住める地域で、この地域の中での戦争、この地域に向けての戦争は固く禁じられており、各国の国民が共存して暮らしている。これだけは各国が一致して認めていてこの中で騒動を起こせば、他の国を敵に回す事と同義である。

この地域の周りに各国家があり、それを囲むように魔物の住みかが広がっている。

各国は領土を広げる手段として魔物の住みかである『外』に向かって兵を派遣したり、かつての恨みをはらすために、冒険者となり魔物を討伐に行く人以外誰も近づこうとしない。

300年程前に悪魔のごときいでたちの魔神が大陸を暴れ回り、各国家はこの場所へと追いやられたということになっている。

それから各国家は砦や城などを作り魔物と人間と両方と争いながら今まで存続してきた。

魔神という脅威がありながら人間は団結することが出来ないでいた。



そうこうしているうちに王城へ着いたと兵士が伝えてきた。

そこで一旦セシリアと別れモニカに連れられ待合室のような所に連れてこられた。

この部屋の装飾は華美になりすぎない程度にあり、置いてあるものは全て質の良いもので出来ていた。


「今から姫様の父君の国王に会ってもらうから準備が整うまでここで待ってくれ。」


「国王様か、緊張するな。」


「お前でも緊張することがあるのだな。」


「相手が相手だからな。」


そういった軽い話をモニカとしていたらメイド服を着た女の人が扉の外から声をかけてきた。


「コウ カンザキ様、国王陛下の準備が整いましたので謁見の間までおいでください。」


そのまま話を切り上げ、女性に連れられ謁見の間に向かった。


大きな扉の前で女性が横に退き、俺の入室を報せた。

そして扉が開きその向こうにはちょっと渋めの今でも十分かっこいい男の人が少し高い所にある豪華な椅子に座っていた。


国王まで強いのか…

読んで頂きありがとうございます。

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