第2話 ちげぇし!!
「来ちまった…」
『喫茶店太郎』の看板を見る。
(なんで…なんでここに辿り着いちまったんだよ!!!!自分!!!)
【オレは蒼陀麟♡ピッチピチの大学二年生!今、自己嫌悪に陥っています☆】なんていう自己紹介が思い付き、ぶんぶんと頭を振ってそれを追い出す。
(脳内が…朱雀のヤローに毒されてる…!)
朱雀。昨日会ったここ、喫茶店太郎の店員だ。黒髪黒目のくせにイケメン。中身はお陀仏だ。
「おや!また来たのかね!君!暇なのかい!?」
メニューが書いてある看板を運びながらそう言ってくる。ムカつくが顔はいい。遠くから見てるぶんにはいい。
それはさておき。すぅっと息を吸う。
「お前もな!!?てか!お前、何歳なんだよ!?オレより年下だったら殺す!!」
あぁ!と言わんばかりにポンと手を打ち、顎の下に手を添えて考える朱雀。
「僕は……ふむ…何歳だったか…?う〜〜ん…。最近、時間の感覚がなくてね!分からないな!」
あっはっはっと快活に笑い飛ばされる。
「お爺さんかよ!!!!」
「そこは『ジジィかよ!!』ではないのだね!育ちの良さが出ているぞ!麟くん!」
「黙ってろ!!!」
その様子を見ている周りのご婦人方はあらあらまぁまぁと言わんばかりの目を向けてくる。
「ちげぇし!お前に会いに来たわけじゃないからな!!」
シャーッと猫がけを逆立てるように言い放つ。
「何も言ってないぞ!?」
冤罪だと言わんばかりに主張する朱雀。
「うるせぇ!」
「ありがとう!」
「褒めてねぇ!!」
ぜぇはぁと肩で息をする。
(こ…これは…昨日と同じじゃねぇか…!オレがアイツのペースに乗せられてる…!!)
昨日の反省を思い出せと目を閉じた。
面白いなとすこ〜〜〜〜〜〜〜しでも感じたら、ブックマークなどをしてくださると作者は跳ね上がり、狂喜乱舞して壁に頭を打ち付けまくります☆




