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描いてよ、色紙さん  作者: 酢ノ物
5/6

第1章ー3

遅れましたm(_ _)m

「ふぁ〜。」

坂田くんが手の平を天井に向け伸びている。

僕は古文で寝てスッキリしたので6限の英語の時間は起きていたが、音読やシャドーイングで周りの声がボソボソと聞こえた事から皆眠たいんだな…とか呑気なことを考えて授業を受けていた。案外、ボソボソすらしてなかったかもしれないが…。


「よし、行ってみるか!」

「どこに?」

「美術室。」

「提出物とかあったの?」

坂田くんが驚いたような顔をしている。

いや、本当に何かあったか分からない。それに僕は芸術では書道を選択しているため、普段美術室には行かない。


「はぁ〜。しょうがないからこの名探偵と呼ばれる坂田様が教えてやるよ。」

「今まで一緒にいたけど、聞いたことないよ…」

誰にも聞こえないくらい小さな声で呟いたのだが、

「そこっ聞こえてるぞ!まったく最近の若者は礼儀がなってないっ!まぁいい。人集りが出来るくらい絵が上手いってことは、だいたい。いや、確実に美術部だ!真実はいつも1つ!」

某“体は子供頭脳は大人”の名探偵のように僕に向かって人差し指を指す。


「そうとは限らないでしょ。」

「つべこべ言わずにいくぞ!ワトソンくん。」

「コナンなのかシャーロック・ホームズなのか…」

そう言い合いながら僕たちは教室を出た。

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