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描いてよ、色紙さん  作者: 酢ノ物
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第0章 写真のような絵について

僕が中学生の時、写真のような絵を見た事があった。

自分の作品が絵画コンクールで金賞を取ったため、家族と一緒に展覧会にきたのである。

その絵の横には金賞と書かれたヒラヒラとした紙が貼ってあった。周りを見わたすと、このスペースは金賞を取った絵たちが並んでいることが分かった。


僕は写真のような絵と他の絵を見並べるほど、その絵は異質だと感じ、とても同年代の人が描いたとは思えなかった。

ますます、僕はその写真のような絵に魅了された。


その絵は、木を下から見上げるようなアングルで描かれており、木の上の方は永遠に空の方へ伸びている。

ドシンっと構えるような根と周りを包み込むように左右に伸びた枝は、周りを包み込むように広がっており、木の間から溢れる光がとても美しかった。


「『神の木』みたいだなぁ。」

僕は自然と口に出した。ふと題名と作者を見ると、僕は目を見開いた。

なんと今口に出した言葉が偶然、その絵の題名だったのであった。

(あぁこの人も、神の木って思ったのかなぁ。)

そんなことを僕は考えていた。

『神の木。作:色紙 穂乃』

「作者は……んー…イロカミ?それともイロガミかなぁ。」


この作品が、僕の人生を変えるものになったというのは言い過ぎだと思うが、少なくともきっかけにはなったなと今は思う。

これからの話は僕が高校生の時の話である。


次の話から、僕が高校生の時の話になります。

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