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入学式

その日、学園内はにわかに色めき立っていた。

在校生は基本休みとなり、新入生やその両親。あとは教師、入学準備に駆り出された生徒数名ほどが敷地にいるだけなのだが人数以上にざわついた雰囲気が漂っている。

それも致し方ないのかも知れない。今年の新入生にはいわゆる大物が揃った当たり年なのだから。


「あそこにいらっしゃるにはシャルル殿下でなくて?」

「婚約者のオーレリア様もお隣にいらしゃるわ、お2人が揃うと本当絵画のようね…」

「お美しいですわ…」


「クリフォード様だわ!」

「首席で入学されたとか」

「さすが次期宰相候補ですわね…」


「あの胸元の勲章は…」

「国民の長女、デジレ様ね」

「ここ1年お茶会や舞踏会でお見かけしませんでしたわ」


「………」


話には聞いていたけど、第2王子にその婚約者の公爵令嬢、次期宰相候補の秀才…将来この国の中枢を担う人物となる子達が揃う事はそうないはずだ。確かにすごい年かも知れない。

私の事も話に挙がってた気がするが、聞かなかった事にしよう。周りからの視線を感じつつも、両親と講堂に向かった。


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