設定集
久しぶりの新作投稿です。暖かい目で見守ってくださると幸いです。
~作中の小タイトルについて~
Myosotis…過去時系列、篠が忘れた4年間のエピソード。直後の数字は篠と冬翔が出会って何年目の出来事かをあらわしています。
Vergissmeinnicht…現在時系列、篠が交通事故に遭ったあとのエピソード。
Forget-me-not…最終章
Snowdome…番外編
~登場人物紹介~
神崎 冬翔
2月7日生まれの28歳。身長が高く痩せている。暑がり。10歳の時親を亡くし、大学に通いながら執筆、18歳の時に初作が文壇最高の賞といわれる銀杏賞を獲得したことで一躍天才小説家となった。何年も前のことも詳細に覚えているほど記憶力が良く、語学にも長けているが、運動が苦手。生まれつき自分の殻に閉じこもりがちなところがあり、学生時代は友達がおらず、からかわれることも。以来、自分の世界に他人が近づくのを嫌う。プライドが高く、とっつきにくい。夕方に執筆が捗るため、午前中に書斎のソファで寝ていることが多い。身の回りの世話を一切編集者の篠に任せている。
松尾 篠
冬翔と同じ2月7日生まれ、26歳。誕生花が勿忘草なのでいつも勿忘草のモチーフバレッタをつけている。栗色のミディアムロング。高校時代から冬翔の大ファン。実は大学の後輩で、読書サークルで冬翔と同じだった。(冬翔は幽霊部員だったため、篠は覚えていない)火事で父と弟を亡くして以来、火が苦手。大学を卒業するなり冬翔を訪れ、ほぼ住み込みで編集者を始めた。ファンタジーが好き。
松尾 史
篠の姉。篠の一番の理解者。篠の夢を叶えてやりたいと願っている。
松尾 雪
篠と史の母。夫と末息子を亡くして以来、娘たちに対して過保護気味。
篠が家を出るきっかけとなった冬翔を憎んでいる。
柳下 真
冬翔の前任編集者。結婚を機に海外移住したが、冬翔の一番の理解者。
谷崎 日向
小説家。顔立ちが整っており、外向的な性格の売れっ子。長い下積み経験を持ち、デビューがほぼ同時期の冬翔に対してライバル意識を持っている。