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精霊女王と呼ばれた私の異世界譚  作者: 屋津摩崎
二章 リントワース編
21/499

21.狼再び

 う〜ん、久しぶりの野宿もいいもんだ。気持ちいい朝陽を浴びて伸びをする。


 翌朝、私は再び静寂の森の中に入った。その名前の通り、魔物などいないような静寂に包まれている。

 姿を消してアッシュベアを埋めた場所へ向かう。正直言ってアッシュベア以上の魔物はいないと思うが油断は禁物だ。

(前方に魔物がいます、どうされますか?)

 できればやり過ごして行きたい、無駄な争いは回避しましょう。

「あれは・・・!?」


(ラヴィリス様?)


 前言撤回だ!私はアースランスを思いっきり発射した!

「ブギャア!」

 ()()()()()()()()()私はさらにアースランスを放つ、


ファングボア

種族:ワイルドボア(牙猪)

LV:15 HP:105 MP:10


(あ、あの猪に何か恨みが?)

 私の豹変にドン引きするカガミン、

「・・・あの害獣に私の畑はどんなに被害を受けたことか!異世界でようやく仇がとれた!」


(・・・そうですか)

 残念な人を見るような言い方をするな!


 せっかくだからコイツの魔石をとってしまおう!どうやってとるの?

(魔物は大概が心臓部にありますよ)

 私はアースソード小型版で魔石を取り出す。ふむ、冒険者ギルドで見たのより大きいですね、

(あの時の魔石はおそらくLVが10以下の魔物のものですね、一般的にLV10以上の魔物はそれなりの脅威なのです)

 じゃあ、私が今まで戦ってきた魔物は!?

(人間世界でいうAAAランク以上の魔物ですね)

 なんてこった!強敵だったわけだよ!

「ところで猪肉って食べれるよね?」

(ハイ、食べらるようです)

 猪肉って貴重なのかな?お土産に持って帰れば喜ばれるかな?でもこんなに大きいし。


(持って帰るなら私の中に丸ごと入りますよ)


 なんてこった!丸ごと入るんかい!本当になんでもアリだな!

 その後、私は積年の恨みもあり追加で猪を5体程狩りをし、満足して奥に進んだ。


 そして前回の戦場につく、私の花魔法でそこには戦いで亡くなった人への弔いの花々が咲き誇っていた。手を合わせ追悼し、アッシュベアを埋めた場所へ向かう。

 地魔法で掘り起こすと死体は大分腐敗しており、心臓部に大きな魔石が光っていた。


(これ程の大きさなら問題ありません。容量も大丈夫でしょう!)


 カガミンの太鼓判を押してもらい魔石を取り出す。再びアッシュベアを埋めて花で覆い弔っておいた。


(ラヴィリス様、囲まれています)


 私は隠蔽をしてなかったので、気配を察知されたのだろう周囲を警戒する。

「また、あなた達?」

 フォレストウルフの群れに囲まれていた、臨戦態勢をとるが一向に攻撃してくる気配がない。


「んんっ?どうしたの?」

(どうやら戦意はないようですね)


 確かに、いつものカガミンなら警戒を真っ先に報告するからな、穏やかな表情でこちらを見ている。

「どうしたんだろう?」

(ついて来て欲しいようですね)

 おや、まさか魔物の翻訳機能までついてるの?

(・・・そんな気がするだけです)


 くっ、鏡の癖に表現が豊かな奴だ!!


 私は警戒を解かずに狼達の後をついて行く。

 リーダーっぽい狼が遺跡?のような建物の前で立ち止まる。

「ここは?」

(・・・どうやら別のゲートのようですね)

 嫌な予感がする。建物が胎動しているようだ。

(ラヴィリス様の愛されぶりは留まることを知りませんね、まさかここまで追ってくるとは…)

 ありえない!あの巨体が、恐竜がここまで追ってきたというの?


(これはまさか、違います!ゲートキーパーです!)

 嘘だろ!生き物じゃないじゃん!!


ブラック・コア・ストーカー

種族:人工精霊(ゲートチェイサー)

LV:65 HP:1200 MP:745

力:90 魔力:108 体力:70 知力:41 速さ:49 運:36

スキル:

雷魔法、闇魔法、影魔法、刃化、伸手、捕縛、


 あれ?ゲートキーパーじゃない?

(どういう事でしょう?追手ですかね?連れ戻そうとしているのでしょうか?)


 なんで!?私はあんな所に二度と戻らないぞ!

 狼達も臨戦態勢だ、一緒に戦ってくれるみたいだ。

 その時、ゲートチェイサーの伸手が狼に伸びる!捕縛するとゲートの中に放り投げていった。

 まさか、こっちの魔物を向こう側に送っているのか?


(・・・何を目的としているのかは不明ですが、狼はこの件をなんとかして欲しかったようですね)


 くそ!私を巻き込みやがったな!!


 放っておくわけにはいかず私も戦いに加わる。

「アースランス3連発!!」

 横槍をいれてやると、ゲートチェイサーは捕縛の手をやめてこちらをむく。


 ヤバいロックオンされた!?


 魔法の刃を私に向かって放つ!しかし遅い!私は回避しながら再びストーンマグナムを放つ、すると影から伸手が出てきて防がれた。


 あれが影魔法か、厄介だな!


 私ばかりに集中してると後ろから魔物達が襲いかかる。あれ?いつの間にか狼以外の魔物も集まって来ていた。アッシュベアもいる?昨日の敵が一緒になって新しい敵と戦う!まるで漫画みたいな胸熱展開だ!


 燃えてきた!!



ー???ー


 魔物の抵抗の反応あり、排除しますか?



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