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短編

日常は過去の夢

作者: ZEKE-A-TCC

君もいつか知ることになるかもしれない

知らない誰かが初めに、大きな声で叫んだ



僕たちはただ日常を生きていただけだ

世間からずれていたとしても、まっとうに生活できていた

つまはじき者たちが集まって精一杯生きていた


周りの人達も次第に慣れていった

自分たちと少し違うだけで、共存できない関係などではないと知っていた


彼らは普通に生きていた

それぞれの差異を抱えながら、それでも彼らは幸せだった

当然のように今を生き、当然のように明日を思う


それは決して、世間から外れた行為ではなかった


しかし、転機はいつも唐突にやってくる

それは、日常の中の一部に過ぎなかったはずだった


その日は雨が降っていた

雨というのは不思議なもので、人々を不安にさせることもある

街中に人影はほとんどなく、そこに日頃の賑わいを感じることはない



とある商隊が立ち寄った

その商隊は何も特別なところはなく、その町にたまたまやってきただけだった

それはあくまで偶然で、どこにも意思などなかった


商隊は宿屋の扉をたたいた

しばらくして扉が開いた

商隊はその姿に驚き、走り出した



その日から、日常は非日常へと成り代わった

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