17/20
ラスト内野
ボールは、僕が最初に持つことになった。
「じゃあ、いくぞー」
ボールを、高く放り投げた。
しばらくして、僕とニセの僕以外はみんな外野に出てしまった。
「一騎打ちだねぇ」
「そうだね」
矢鱈と偽矢鱈が、僕らをみながら言っている。
すっかり意気投合している二人は、すでに試合をするつもりはなく、壁際で面白がって見ていた。
それと対照的なのは相羽と偽相羽だ。
こっちの二人は、僕達を無視しでまで勝負をしようとしている。
高屋と偽高屋は、互いに無関心な感じで、ほどほどに試合に付き合っているという感じだ。




