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00.プロローグ


 シュトラエネーゼ王国。それはこの世界の中でも小さな国だった。

 八方を山々に囲まれ、閉鎖的な環境。しかし、この国が大きく繁栄しているのは、魔術という希少な力による。



 元来神々によって創設されたこの世界は、神の加護である魔法で溢れ栄えていた。しかし、それに変化が起きたのはもう約400年も前のこと。人間は神を蔑ろにし、敬う心を忘れてしまったのだ。


 強欲に溺れ、力により己の力を増そうとする人間を嘆き、神はその力を奪ってしまった。しかし、そうでなかった国が一つ。信仰を怠らず、崇め続けていた国が合った。


 ―――それこそがシュトラエネーゼ王国。

 神はその国の信仰を信じ、自分の存在を忘れないようにとの約束を残した。神はその存在を忘れられてしまっては、在ることができないのだ。


 人々はその約束を交わし、代わりに魔法の力を得た。そうして、今も繁栄し続けている理由となり、他国に絶対的な力を示しているのである。




 そんなシュトラエネーゼ王国の王城のある部屋で、口論が続いていた。


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