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雪の行方  作者: りらいず
3/3

狂気を含む妻

それからというもの、私の被害妄想が激しくなった


彼の携帯がなったとき、「仕事の電話だから」とベランダに行くあの人を疑ったり


「買い物なら僕が行くよ」と外に出る彼にも疑いを持ってしまう。



そして、私の心も次第に壊れていくようになった



スーパーで売られている包丁を見れば


「この包丁であの人を刺してしまいたい」と考えるようになったり


2時間ドラマで、巧みなトリックで人が殺されているのを見たら


「この方法なら私でも殺せそうね」なんて笑ってみたり




もう、疑ってかかる生活は嫌だった。


だからって、あの人から離れたくない




それなら、あの人がいなくなればいいんじゃないか




若い彼だけど、毎日濃度の濃い味噌汁を作ったら、病死してくれるかしら


事故に見せかけて車が轢いてくれないかしら




もう、どうにでもなってしまえ・・・!

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