表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雪の行方  作者: りらいず
2/3

週末の朝

こんな生活が続いて、2週間が過ぎた

今日は12月の第4土曜日。つまり休日だ

この日も彼は「急な仕事が入ったから・・・」と言い、早朝から家を出た




私は「いってらっしゃい」と彼を見送った

「『急な仕事』がここまで続いたら働き過ぎよ」

と、彼がドアを閉める直前、そう言ってやった




彼にその言葉が届いたかどうかはわからないが、あの人はとても悲しい顔をしていた

まるで、私になにか隠し事があるかのように・・・・・





(何言ってるんだろ、私・・・あの人は仕事で忙しいというのに)




ふと、私は居間に飾ってある写真立てを見た


いつかのデートで撮った、あの人とのツーショット


「私『達』って今、幸せなのかな・・・?」

私は、写真に写っている満面の笑みを浮かべた女にそう言った

彼女は何も言わずに、ただその輝かしい笑顔を保ち続けていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ