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第1話 お友達がほしいんです。

 お人形パペットの水色のりぼんの女の子がぶ。


 お友達がほしいんです。


 黄色い屋根の白い煉瓦のかわいいお家


「お友達がほしいんです。お人形パペットのお友達を作ってくれませんか? マスター」

 くいくいとマスターの服のうでのところをひっぱって、マスターが作ったお人形パペットの女の子のがぶは言いました。

 がぶはいつものようにその美しい青色の髪に水色のりぼんをつけています。

 がぶはずっとひとりぼっちで、大好きな白いゆきだるまのぬいぐるみのおもちというお名前のお友達はいたけど、一緒にお話ししたり、一緒に体を動かして遊んだりしたりするお人形パペットのお友達はいませんでした。(おもちのことは大好きだったけど、お話ししたり、体を動かして遊んだりすることはできませんでした)

「お友達かー。うーん。そうだね。もう一年だからね。今年もずっと一人だとがぶもさみしいだろうから、がんばってもう一人、お人形パペットを作ってみようかな?」

 マスターはいろいろと考えてる顔をしながら言いました。

「え! 本当ですか! やったー!」

 がぶはとってもうれしそうに笑いながら、両手をあげて言いました。

「がぶ。とにかくごはんを食べなさい。あったかいうちに食べたほうが美味しいからね」

 そう言って、目玉焼きののっているあつあつのハンバーグをマスターは美味しそうに口いっぱいにして食べました。

「はい。わかりました。マスター」

 がぶはそれからミートパスタをぱくぱくと美味しそうに口いっぱいにして食べました。(マスターは嬉しそうな顔でそんながぶのことを見ていました)

 テーブルの上には丸いいちごの生クリームのケーキが置いてあります。

 いちごの生クリームのケーキの上にはお誕生日おめでとう。の文字が書いてあるチョコレート菓子がありました。

 今日はがぶのお誕生日の日でした。

 いちごの生クリームのケーキはとっても甘くて、美味しくて、あっという間になくなってしまいました。

 ごちそうさまでしたを言って、お食事が終わると、マスターはお皿を洗いました。(がぶもお皿を片付けるのをお手伝いしました)

 マスターがお皿洗いをしている間、がぶはマスターのうしろに立っていて、いつも一緒にいる白いゆきだるまのぬいぐるみのおもちをぎっと抱きしめていました。(お食事の間はおもちはかぶのとなりの椅子の上に置いてありました)

「マスター。それともう一つお願いがあるんです」

 がぶはマスターの背中を見ながら言いました。

「なんだい? 今日はがぶのお誕生日なんだからなんでもお願いを叶えてあげるよ。ぼくにできることならね」

 マスターはがぶを見て、優しい顔で笑って言いました。

「お母さんがほしいんです」

 恥ずかしそうにほっぺたを赤くしながら、(顔を半分くらいゆきだるまのぬいぐるみのおもちで隠すようにして)がぶはちらちらとマスターの顔を見て、そう言いました。

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