Red Star
Ⅱ.Red Star
「いつかまた会えるだろうか」
願った過去は今はもう遠く
薄れていく記憶と戦いながら
ずっと君を待っている
どれだけの夜が訪れたかは
もう分からない
君とまた会うことだけを望んで
僕はここにいる
あの赤く燃える星に
君の姿を重ねて想う
君が何処で何をしているか
元気なのか、と
ずっと待っている だから
早く君の顔が見たい
独りきりの暗闇の中で
静かに瞳閉じて
君が現れることを夢見る
どうしようもないくらいに
不安を覚えても
必ずまた
会えることだけを信じて生きてきた
あの赤く燃える星に
君の姿を重ね語りかける
そんな日々を
どれだけ繰り返しただろう?
淋しさを堪えて 祈る
永遠が僕を苦しめても
君のように明るいあの星が
僕を慰めてくれる
―――不安だらけの僕の心を
あの赤く燃える星に
君の影を映して
君とまた会えることを夢見ている
あの日からずっと
今だって
早く君の声が聴きたい
君と話したい
君は今、
何処で何をしているのだろう?
「生命の明かり」と比べると長くなりました(笑)
大切な人は今、何処で何をしているの?
大切な人を想いながら待つ人が、空に輝く星に大切な人を重ねて色々と願う、そんな詩です。