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後編

さてと、このダンジョン名前が血の都市ダンジョンなんだが……名前の意味が一層目からよくわかるった気がする……だって目の前にいる魔物が……


「ブラッドスライムなんだよな〜」


ブラッディスライム……スライムが生物の血を多く摂取した事で進化したスライム。


「『身体強化』『スラッシュ』!」

とりあえずこのまま攻撃されて血を吸われても困るので身体強化を使い、素早くスラッシュで核を斬った。


「おっ珍しい……スライムの身体が残った」


スライムは基本的に核を少しでも傷つけられると死ぬ。ただ、割と身体が硬く、柔らかいが防御面が凄いのでなかなか核に届かず倒せないなんてこともある。

しかし、核を傷つけられると身体が溶け、核だけ残るのだが、稀に身体が残る事もある。


「とりあえずこの、空間魔法つきのバッグに入れとくか……」

ただ、心配なことがあり、食料やらなんやらはこのバッグに入れてきたのだが……まぁ大丈夫か


「にしても多いなぁ……っとあの扉がそうっぽいな」


数十分ブラッディスライムを倒しながら歩き続けると

だんだん扉が見えてきた。ダンジョンには一階層づつにボスがいてそいつを倒すと次の層に行けるという話だったが本当なんだな……


「え〜っと……お、お邪魔しま〜す」

そういいながらそっと扉を開けると……大量のブラッディスライムがいた。


「目視でだいたい15ぐらいか〜……多分、いけるだろ。よし、入ろう」


部屋の中に入ると開けた門がしまった。

「あ〜逃がさんと言う訳ね……あれ?ヤバくね?と、とりあえず『身体強化』『身体能力上昇』!」


身体強化と身体能力上昇で動きを早くし、できるだけ攻撃に当たらないようにする。


「うわ!ここのスライム達、血の酸を飛ばしてくるのかよ!?ってあっぶな!」

これは……思ってた以上にキツイ!体当たりっぽいのに当たったら多分血を吸われるし、遠くの奴らが酸を飛ばしてくるしで攻撃する暇がない!


「仕方ない……『理想の自分』!」

この前は多分この世にない魔法を使ったからすぐにMPが無くなった。ならあるがまだ使えない、つまり初級魔法じゃなくて中級魔法なら一回で全て無くならないんじゃないかと予想が当たれば割と使いやすいスキルになるはず!

「相手は固まっている、なら当たりやすいはず!ということで『魔力弾』!」

中級魔法でも最も簡単な魔力弾。使うMPが多いほど威力が上がるこの魔法に今使えるMPの半分を使った。そして魔力弾の特徴とも言える自由自在な形変形、まさに変幻自在!尖った形にしたからある程度倒せているといいが……


「思った以上に倒れてくれたな。嬉しい誤算だ!後は……『ダブルスラッシュ』!」


残ったブラッディスライムをダブルスラッシュで片付けていく。魔力弾一回で15体ぐらいのスライムがまさか5体程になるとはな〜


「っと倒し終わったけどもダンジョンはまだ早かったぽいな……よし、帰ろう」


一階層だけでも十分ボスがキツかったからまだダンジョンは早かったという事になる。いつか絶対リベンジしよう。



「おっもう帰ってきたのか?」

「はい。一階層のボスだけでも割とキツかったので……」

「まぁ冒険者になって三日目で一階層のボスを倒せただけでも十分だ。またいつか来いよ」

「はい!」


そんなこんなで初めてのダンジョン攻略は終わった。



ーー次の日ーー

昨日はギルドに素材を売って、宿に帰った後寝てしまいそのまま起きたら次の日だった。


「まさかブラッディスライムの身体が銅貨8枚もするとは……思わぬ収入だった」


だからといって今日は普通に依頼を受けるけども……というかこんな調子じゃいったい、いつカナと再開できるかわからんな……


「そういえば……国立図書館でなんか探してみてもいいかもな……」

国立図書館……正式名称フースト王国国立図書館。この国で一番大きな図書館で一番古い本で王国建国当初の本などが置いてある。


「とはいうものの……多分冒険者ランクが少なくともAランクは必要だろうな……」


冒険者ランクは上からZ、A、B、C、Dとなっていて、冒険者になったばっかりの俺は現在D。


「はぁ……どうしたものか……いや待てよ……『理想の自分』が言葉どおりならワンチャンできるんじゃないか?」


実際、MPを全部もっていかれたが魔法を創造できた。つまり、この双剣の素材の記憶から召喚という形でできるのではないか。という事だ。


「……試して見るか」



ーーー門から割と離れた草原ーーー

「よし、ここなら誰もいないな。『理想の自分』!そして……なんか適当に詠唱するか……『我が武器に宿りし記憶よ。我が……我が名の元に存在を示せ』!名前は〜よし、『メモリーコール』!」


「グッ!がああああ!?」


身体に凄い痛みがはしる。なんだ……失敗したのか?ダメだ。よく分からん。どうゆう状況かもわからん。


「おぉ〜すごいじゃん。よくできたね?」

「え……」

「やぁ!久しぶり、ヒソウ」


目の前には……カナがいた。どうやら、成功したらしい。だがおかしい。ならなぜ俺は動けない。何が起こってるんだ……


「あれ?……あ〜なるほどね。えっとねヒソウ、まず君は()()()()()()()()()()()()()


……は?いや、そんな訳はない。だって目の前にはカナが……


「意味がわからない、って感じだね?簡単に言うと……MPが足りなくて、発動できない。更にMP使いすぎて自然回復かポーション使うまでは枯渇で動けないって感じだよ」


「なるほどな……けどならなぜお前がいるんだよ.、カナ」


魔法が失敗したないるはずのないカナがいるのが説明できない……


「ああ、それはね?実は!武器ができた時点で、復活出来ました〜!どんどんパフパフ!」


……は?まじで言ってんのこいつ?ならこいつ相当やばいぞ……


「流石にそれはやばいぞ……俺の苦労はなんなんだよ?それに俺の悲しみを返せよ……」

「まぁまぁ、いいじゃん!キングスライム倒して上げたんだし♪」


犯人こいつか……まぁ命救って貰ってるしなんとも言えないが……


「でさぁ……疑問なんだが……これ、俺いつになったら動けるようになんの?」

「うんとね……だいたい後三時間ぐらいかな!」


マジすか……


「うん!マジのマジ、大マジ!」


あれ?心読まれてる……?


「うん?読んでるよ?」

「いや、読んでるよ?じゃねえよ!?何読んでんだよ人の心を!?せめてなんか言ってくれ!?」

「おぉ〜ノリっコミしたね〜っとそれは置いといて……まぁゆっくり話そうじゃん?」

「まぁ……そうだな」


その後動けるようになった俺は、カナを連れて一旦宿に戻った。


「なぁ、そういえばカナが死ぬ事になったあの黒いのの正体ってなんだよ?」

「あぁ、あれ?あれはねぇ……自殺道具?」


……は?何言ってんだコイツ……自殺道具?え?なんで?


「いやぁ……一回死んで見たくてさ?割と長年生きてきたし、それになんかヒソウと年齢が離れてるの嫌でね?だから死んでみようかと……」

「バカだろ、カナ……俺は年齢なんて気にしないぞ」

「いや、私が気になるの!いいからこの話は終わり!」



そうしてこの二人は後に有名になる。仲のいい、というか良すぎる夫婦の冒険家として……








後書きちゃん「いや、何この終わり方!意味がわかんないんだけど!?こんなんで許される訳無いでしょ!」

代役ちゃん「いつか気が向いたら続き出るかも?しれたりしなかったり?だそうです」

後書きちゃん「いや、それで納得出来るわけなくない?」



という訳でこんな感じで一旦?終わりです。by作者

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