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毒物?

「……」


(まだ踏ん切りがつかないみたいだな)


 食堂の中で唯一、白ちゃんだけが里の野菜を食べてのおいしさによる以外の理由で、身体の動きを停めている。


「白ちゃん。咖喱(カレー)を掛けない御飯を用意しようか?」


 カレーの添え物の猪のカツも、(シイラ)と伊勢海老のフライもあるので、御飯のおかずには事欠く事は無い。


「い、いや。一度は喰うと決めたからな。頂くとする」

「そ、そう? 無理はしないでね」

「うむ……」


 表情に緊張感を漲らせながら白ちゃんはスプーンで御飯と、申し訳程度の量のカレーを掬って口元に運んだ。


「……」

「「「……」」」


 俺だけでは無く、おりょうさんや頼華ちゃんや黒ちゃんも、白ちゃんの動向を見守っている。


 ――ぱくっ!


「「「!」」」


 目を瞑ったままの白ちゃんが、一気にスプーンを口に入れたので、見ていた俺達は思わず息を呑んだ。


「……」

「「「……」」」

「ごふっ……」

「っ!? し、白ちゃん!?」


(まさかカレーは、白ちゃんにとっては毒物!?)


 スプーンを口から引き抜いた白ちゃんが、いきなり咳き込んだので、そんな事を考えてしまった。


「落ち着いて下さい兄上。どうやら白は、むせただけのようです」

「ほら白。水だよ」

「う、うむ……姐さん、かたじけない」


 どうやら頼華ちゃんの言う通りだったようで、おりょうさんから渡された湯呑の水を一口飲むと、白ちゃんは普通に話し出した。


「白ちゃん、大丈夫?」

「うむ。主殿にも皆にも心配を掛けたが、咖喱(カレー)を口に入れたまま息を吸い込んだら、むせてしまったようだ」

「ああ。辛い物を食べる時には、良くあるんだよ」


 激辛系の食べ物は立ち昇る湯気と一緒に香りを嗅ぐだけでも、むせるというか激しく咳き込んでしまう事がある。


 元々こっちの世界の日本にはスパイシーな食べ物が少ない上に、カレー初体験の白ちゃんにはそういう知識が無かったので、むせてしまったのも止む終えない出来事なのかもしれない。


「それで、残りは食べられそう?」

「うむ。中々刺激的な味ではあるが、予め聞いていた通りに中々豊かな味わいだ。自分でも意外だが旨いと感じている」

「それなら良かったけど」

「白っ! この猪を揚げたのと一緒に喰うと、旨いんだぞ!」

「む! 白よ。このシビトクライを揚げた物も兄上の傑作であり、実に咖喱(カレー)に合うぞ」

「なんで二人は張り合ってるの? それと頼華ちゃん、シビトクライじゃ無くて(シイラ)ね?」


(黒ちゃんも頼華ちゃんも、白ちゃんがカレーを食べられないのを心配してたんだな)


 料理というのは一人で食べても勿論おいしいのだが、誰かとおいしさを共有するというのも楽しみ方の一つだ。


 自分の好みを押し付けるのは論外だが、黒ちゃんと頼華ちゃんは自分達が思っているカレーのおいしさを、白ちゃんと共有したいとずっと考えていたのだろう。


「わかったわかった。だが俺の事ばかりを気にしていると、お前らの分のおかわりが無くなるぞ?」

「「な!?」」


 白ちゃんの指摘を受けて、黒ちゃんと頼華ちゃんが首を巡らすと、二人にとっては喜ばしくない光景が広がっていた。


「肉も良いが、この浅蜊と海老の咖喱(カレー)も良いなぁ」

「あなた。これは具足海老だそうですよ」

「ほう? 具足海老ならば、鎌倉の近くでも獲れるな」

「これは……まあ。岩牡蠣を揚げると、このような味になるのですね」


 出汁をとった浅蜊の剥き身とぶつ切りの車海老を、オリーブオイルでさっと炒めてルーと合わせたカレーに、伊勢海老と岩牡蠣のフライを組み合わせながら、頼永様と雫様が見た目に似合わない健啖家振りを発揮している。


「今までにも何度か咖喱(カレー)は頂いたが、里の野菜で作ると、とんでもなく旨くなるのだなぁ」

「全くだ、ドランよ。旨い咖喱(カレー)は猪のシュニッツェルにも良く合うなぁ」

「うむ」


 ドランさんとブルムさんの外国人、と言うかドワーフコンビは、やはりシーフードよりは肉の方がお好みの様子だ。


 しかし、普段は御両人共に標準的な大人と同じ程度の量しか食べないのだが、今夜は少し食欲に加速が掛かっているようで、カレーもカツも凄い勢いでおかわりをしている。


「良太。あたしには咖喱(カレー)と猪のかつを乗っけて、具足海老と岩牡蠣には桃色のを掛けてくれるかい」

「了解です」


 おりょうさんは猪カツのカレーと、伊勢海老のフライは別々に食べるのがお気に召したようだ。


 ウスター系のソースが無いので、シーフード用に作った伊勢海老とトマトを組み合わせたソースも、概ね好評で良かった。


「あ、兄上っ! 余にもおかわりを! 肉のと魚介のを半々で、かつとふらいも両方お願いします」

「それはまた、欲張りな注文を」


 その場での思いつきだろうけど、頼華ちゃんはチェーンのカレー屋のトッピング全部乗せみたいな事を言ってきた。


「御主人! あたいには肉の方の咖喱(カレー)とかつ! それと芋の汁をおかわり! どっちも大盛りで!」

「了解」


 頼華ちゃんもそうだったが、黒ちゃんもおかわりが無くなりそうと冷静さを失っているのかと思いきや、ちゃんと自分好みの注文をしてきた。


「……うん。旨い」


 おかわりの盛り付けの合間に、俺も蛸の炊き込みご飯とシーフードカレーを味わいながら、タルタルソースを掛けた岩牡蠣のフライを齧った。


 普通の牡蠣と違って形はいびつだが、旬の岩牡蠣は大きくて食べ応えがあり、パン粉の衣を噛み破ると凝縮した旨味が口の中いっぱいに溢れた。



「良太様」

「なんですか、ブリュンヒルドさん」


 食後に各自の好みで番茶、麦湯、そして今日買ってきたカモミールティーを淹れて一息ついたところで、ブリュンヒルドが話し掛けてきた。


「お願いなのですが。大坂から調達してきた大麦とライ麦を、この里で作付けさせては頂けませんか?」

「大麦とライ麦をですか?」

「はい。毎日のパンを焼くのに足りないであろう事はわかっているのですが、出来ましたら」

「うーん……」


 ブリュンヒルドの申し出は、ちょっと即答が難しかった。


「ブリュンヒルドさんが言う二種類の穀物を育てるには、里の拡張が必要そうなんですよね」

「えっ!? あの、他の作物の合間に育てたりは出来ないのですか?」

「里の作物の生育速度はちょっと異常とも言えるので、通常の考え方をするのは危険なんですよね」


 現に、今日のカレーに使った野菜類は、約二週間という驚異的な生育期間で収穫が出来てしまったのだ。


 普通ならば収穫した野菜の後に別の種類をとか、季節によって作付けを変えたりところなのだが、そういう常識的なの農法が里では通用しないのだ。


「だ、駄目でしょうか?」

「決して駄目という事は無いんですけど……」


(うーん。(エーテル)の永久消費に関しては、ドラウプニールがあれば特に問題無いんだけど、里の中の建物の、現在の配置がなぁ……)


 里の拡張自体は、俺の(エーテル)の永久消費で行えるのだが、減った分はドラウプニールを使えば回復出来るので特に問題にはならない。


 これまでは里を拡張する際には、純粋に全体の面積を大きくしてきたのだが、あまりやり過ぎると各建物間の移動をするのに距離の開きが大きくなるというのが、俺が危惧している点だ。


 特に食堂やトイレ、それと浴場は里の中では集約的な施設があるだけで、拡張する事によって寝泊まりしている建物からの距離が開き、利便性が損なわれてしまうのではと思っている。


「……麦とかの畑が、少し世話が面倒な形になってもいいですか?」

「そ、それは勿論です。では?」

「ええ。作ってみましょうか」


 結論としては、里の入り口がある東側と来客用の館の南側を拡張して、そこに大麦とライ麦を作付けするという方向で拡張を行うつもりだ。


 これなら建物間の距離を広げる事無く、里の耕作地の拡張が出来る。


 しかしデメリットとして、里の霧の結界を通り抜けて入った場所から、最も近い来客用の館までの間に、それなりに距離が出来てしまうのだが。


「良太。畑を広げるんなら、豆とかも植えてみちゃどうだい?」

「豆って、大豆は既に植えてますよね?」


 今日のカレーには使わなかったが、大豆は枝豆として食べられるくらいには育って収穫されている。


「ほら、良太が買ってきた小豆とか、もやしの元になった緑豆なんかがあるだろ?」

「ああ。それはいいですね」


 里の住人ももやしを食べ慣れてきているので、おりょうさん言っている元になる緑豆を育てるというのは、確かに良いアイディアだ。


 小豆の方も餡やぜんざいなどに出来るし、粉にして作ったショートブレッドも好評だったから使い途は多い。


「ブリュンヒルドさん。ついでに小麦も少し作付けをと思いますけど」


 大麦とライ麦と比べれば小麦は遥かに使い途が多いので、里で栽培すれば何かと重宝する。


「我等の願いをお叶え下さる良太様のお申し付けです。無論ですが精一杯、面倒を見させて頂く所存でございます」

「そ、そうですか」

「「「……」」」


(そんなに使命感に溢れなくてもいいんだけどなぁ……)


 俺としては里の食料調達の足しになるので、大麦とライ麦の栽培のついでに少し小麦と豆の面倒を見て欲しい程度のつもりだったのだが、ブリュンヒルドとその後ろで大きく頷くワルキューレ達は、瞳に固い決意の色を浮かべている。


「そういえば白ちゃん。野菜を収穫した畑の土の様子はどうだったかな?」


 白ちゃんが収穫してくれた野菜はどれも色や形が良く、標準と比べるとかなりの大きさにもなっていた。


 そんな野菜の生育具合を考えると、かなり畑の地力を奪っているのでは無いかと思っての、白ちゃんへの確認だ。


「俺の見た限りでは、主殿が心配するような感じにはなってなさそうだがな」

「という事は、土の質は落ちて無さそう?」

「そうだな」

「あたしが世話してる時にも、特に気になる感じは無かったねぇ」

「そうですか」


 野菜の収穫をした白ちゃんと、里にいる間は畑の面倒を見てくれているおりょうさんが言うのだから、間違いは無さそうだ。


「主殿の心配はわからんでも無いが、里の畑は神仏の加護で豊作が約束されているのだろう?」

「そうなんだけど、それはしっかり畑の面倒を見ないでいいっていう意味じゃ無いから」


 里で祀っている神仏のお陰で、栽培している作物に関しては豊作になる加護を授けられているのだが、それは種や苗を植えたら放置しても良いという事では無いと俺は考えている。


「里の畑の世話は姐さんの指導を受けているし、水意外に(エーテル)を与えたりもしているしな」

「あたしゃ常識的な世話のやり方しか、教えちゃいないんだけどねぇ……」


 白ちゃんの言葉に、おりょうさんが苦笑する。 


「夕霧も居るからな」

「ああ、そう言えばそうだった」

「あたしですかぁ?」

「ええ。新たに植えた作物とこれから植える大麦とかには、夕霧さんの力が発揮されるのを期待してますよ」


 安倍晴明の式神である、天乙貴人の五行の土の力を取り込んだ夕霧さんが畑の世話を手伝ってくれれば、収穫量や質の更なるアップが見込める。


「むむぅ。それでは張り切らないといけませんねぇ」


 夕霧さんは可愛らしくガッツポーズをしている。


「手の空いている時で結構ですから、お願いします。それと夕霧さんには近々、手伝って欲しい事があるんですよ」

「はいはぁい。なんだかわかりませんけど、あたしに出来る事でしたらお任せですよぉ」


 まだ内容も告げていないのに、夕霧さんはふんわりと微笑みながら請け負ってくれた。


「ちょっと一緒に山の中を歩いて、陶芸に使えそうな土を探して欲しいんですよ」

「土ですかぁ? って事はぁ、里で陶芸をするんですかぁ?」

「登り窯の設置とかは考えていませんけどね」  

 

 天沼矛(あめのぬぼこ)による里のコンストラクトモードを使えば、登り窯の設置も比較的容易だと思うのだが、かなりの場所を取るのと頻繁に利用するような施設では無い。


「陶芸って、作るのは普段使いのもんかい?」

「ええ。取っ手付きのカップを作りたいと思いまして」


 湯呑で十分と言えなくも無いのだが、手の大きな大人は良いのだが、子供の小さな手ではしっかり持つのが困難だったりする。


 おまけに、薄い作りの湯呑とかだと持つ時に飲み物の熱が伝わって火傷をしてしまったり、熱さで思わず手を離す、なんて事が起きかねない。


 後は俺の気分的な問題で、コーヒーや紅茶を飲むのには取っ手付きのカップを使いたいなと思ったからだ。


「しかし兄上でしたら、その辺の土や石から作れるのでは?」

「そうなんだけど、水漏れをしないようにするとなると、かなり重くなりそうなんだよね」

「な、成る程」


 頼華ちゃんは俺が土からオーブン代わりの窯や、石からチェスの駒とかを造っているのを知っているので、陶芸用の土を探すなんて面倒な事をする必要は無いだろうと言いたいのだろうし、実際に頭の中で考えはした。


 しかし、陶芸用の粘度でも備前のように高温で焼き締めたり、釉薬を掛けたりしなければミクロの穴が開いて水漏れをしてしまう。


 それを防ぐ為に土や石を圧縮して結合させると、見た目と比べてかなり重い器が出来上がってしまうだろう事が予想出来る。


「陶土だけじゃ無くて、出来れば磁土も見つけられると嬉しいんですけどね」

「おいおい良さん。土だけ見つけて窯を造らないんじゃ、肝心の焼きはどうするつもりなんだよ?」


 土と金属の違いはあるが、炎の扱いに長けている正恒さんからの指摘が入った。


「土を見つけて作陶さえ出来れば、乾燥についてはこれがありますから」

「あー……そいつで水分を脱いちまうって訳か。確かに理には適ってるな」


 俺が左の手首のドラウプニールを示すと、正恒さんは納得してくれた。


 ドラウプニールを使えば作陶した物の内部の水分を余さず抜く事が出来るので、天日乾燥よりも確実だ。


「焼きの方は加工した土か石で囲って、その中でって感じでしょうか」

「良さんなら、それでやれちまうんだろうなぁ」

「ははは……」


 半ば呆れが含まれている正恒さんの言葉に、俺は曖昧に笑いだけを返した。


 実際には何も遮蔽物が無い状態でも熱を封じ込めて、周囲に影響を出さずに焼き上げる事は可能だと考えている。


 申し訳程度に壁を作って囲おうというのは、焼成した後で急冷されて割れないようにしたいのと、輻射熱を利用した方が効率が良さそうだからだ。


「あ、そうだ。ゲルヒルデさん、グリムゲルデさん、シュヴェルトライテさん、ヴァルトラウテさん」

「「「はい?」」」


 話があっちこっちに飛んでしまって、予定していたワルキューレ達への声掛けが遅れてしまった。


 そして四人のワルキューレ達は何故俺に呼ばれたのかがわからないようで、表情に困惑が浮かんでいる。


「里の留守を護り、頼永様とドランさんの迎えに行って下さった貴方達には、そのお礼として希望する衣類を作ります」

「「「えっ!?」」」


(……なんでブリュンヒルドまで驚いてるんだろう?)


 指名された四人が驚くのはわかるが、何故かブリュンヒルドが目を真ん丸にして驚いている。


「え……あの、私とグリムゲルデは留守番をしていただけなのですが?」

「それは俺にとってもこの里にとっても、かなり重要な事ですから」


 以前のように里の年長者の人数が少なかった頃は、江戸や鎌倉に出て用事を済ませる者と留守番の者のやり繰りを考えなければ不安だった。


 現在はワルキューレ達以外にも天や式神達が居るので、今日のように数人で大坂に行っても安心が出来るのだ。


「た、確かにそうですし、我等も気を抜くような真似は致しておりませんが……」

「なら、その働きには報いませんとね」


 俺達を連れて大坂の行き帰りをしてくれたブリュンヒルド達にも感謝はしているのだが、それは留守番や頼永様とブルムさんを迎えに行く働きと比べて、差があるという事にはならない。


「あ、あの、良太様。それはどういう物でも宜しいのですか?」

「ええ。あ、でも、出来れば下着類は勘弁して貰えますと……」


 初対面の時から、どことなく自身の無さそうな喋り方のシュヴェルトライテが、やはり少しおどおどとした態度で俺に訊いてきた。


「あの……それでしたら私は、ジークルーネが作って頂いた、湯上がりに着る衣類が欲しいのですが」

「ああ、あれですか」


 ジークルーネに作った湯上がりに着る衣類とは、バスローブの事だ。


「いいですよ。色とかの希望があれば言って下さい」

「す、少し考えさせて頂いてもいいですか?」

「勿論です」


(やっぱりバスローブって人気あるなぁ。何も考えずに里の全員分作るか?)


 湯上がりの全員がバスローブを着ているところを想像すると、温泉リゾートかスーパー銭湯のようだが、リラックス出来るのは間違いないだろう。


 尤も、毎日使う事を考えると一人一枚では足りないし、洗濯物の量が凄い事になりそうだが……。


(あ、そういえば。子供達用の外套は作らなきゃな)


 大坂に行く時にお糸ちゃんに着用させて、認識阻害と高空での保温の効果を再認識出来たので、とりあえず次に京に行く子達の分だけでも、最優先で作らなければならないだろう。

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