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吸い物

「ビールか……」


 元の世界に一時的に戻った時に、おりょうさんが酒に興味津々だった事もあって、ビールについても一通りは調べてある。


 世界で三番目の醸造酒と推測されているビールは、紀元前四千年頃のメソポタミアのシュメール人の粘土板に製法が記されている物が記録としては最古で、実際にはもっと古くから醸造されていたと思われる。


 尤も、ビールとは言っても現在の物とは異なり、大麦の麦芽を乾燥させて粉末にして焼き、パンのような状態になっている物を水に溶かして飲んでいた。


 この長期保存が出来るビールパンとでも呼ぶ物を水に溶かし、甘く飲み易く甘くしてくれた上に栄養がある。


 一節によるとローマ帝国が進軍する際に、このビールパンを水の悪い地域で一種の浄水剤として利用して、兵士達の健康を保つのに役立ったと言われている。


 ちなみに世界最古の醸造酒はおそらくは、水で薄めるだけで出来てしまう蜂蜜酒(ミード)で、二番目は、これもおそらくは果房を潰すだけで酒になるワインだと言われている。


「造るのは難しいのか?」

「そうでも無いんだけどね」


 極端な言い方をすれば麦芽を粉砕して水に溶き、酵母を加えて発酵させればビールになる。


 しかし実際には雑菌が入らないようにしたり、温度管理を徹底したりする必要もあるし、香りや苦味の要素としてのホップも加えなければならない。


 白ちゃんにはそうでも無いと答えたが、失敗無く美味しく造ろうと思うと、ビールの醸造は決して簡単とは言えないい。


「とりあえず里で造るかどうかは、ブルムさんが買ってくるのを飲んでから決めたら?」


 俺の父親も良くビールを飲んでいるのが、ウィスキーやブランデーなどの苦味の強い洋酒系が好きな人間には口に合うみたいだ。


 しかし、甘口の酒が好きな人や炭酸が入っているのが苦手な人は、ビールを受け付けなかったりするとも聞いている。


 こっちの世界で流通している清酒は、砂糖の代用品として使われるくらいに甘いので、そういう酒を飲み慣れている白ちゃんには、ビールが受け入れられない可能性は割と高い。


「しかし鈴白さん。私も一度自家醸造に挑戦した事があるのですが、酒にはなりましたが上手く発泡しませんでしたよ」

「ああ、それには少しコツがあるんですよ」

「なんと!?」

「主殿は、妙な事まで良く知っているのだな」

「まあ、そうだね」


 確かにブルムさんや白ちゃんが驚くくらいには、妙な知識かもしれないと自分でも思う。


(でもまあ蓋を開けると、実は大した知識でも無いんだけど)


 最近では家庭でのビール製作キットなども販売されているのだが、実は法律の問題でアルコール度数の高い物は造れないように、材料の配合と手引書で調整をしてあったりする。


 しかし、手作りの本格的なビールを飲みたいという人は、酵母を活性化するある物を少しだけ入れて、市販品と変わらない物を造ってしまうのだった。


 ブルムさんが上手く発泡しなかった原因と、製作キットのアルコール度数が少ない原因は共通していると思われるので、ある物を加えれば解決するだろう。


「醸造に使う麦芽は水飴を作るのとかにも使えるから、買ってもいいかもね」


 麦芽の糖化酵素は強力なので、炊いた米や蒸かした芋と一緒に煮れば含んでいるデンプンを糖に変えてくれて、濾した煮汁を煮詰めれば水飴になる。


「という事は、酒造りを試しても無駄にはならんのだな?」

「そうだけど、里で造ってまで飲みたいの?」


 何時に無く白ちゃんが、自家醸造に拘っている。


「そこは気分の問題だな。主殿だって、家と外での食事は違う物だと思っているだろう?」

「それはそうだけどね」


 料理屋で食べたり店で買って食べたりする物も悪くは無いのだが、家庭料理のホッとするような味わいは感じられないと俺は思っている。


 何よりも自家製というのは、味などの好みを自分に寄せられるという絶対的な強みがある。


 尤も、その自分の好みに寄せ過ぎて、レシピ通りに作る物よりも味が落ちてしまうような事態も多々起きるのだが。


「以前には乳清から酒を造ったし、いまブルム殿が飲んでいる蜂蜜酒も、主殿が造っただろう?」

「うん」

「だから俺も、自分でやってみたくなったんだ。材料費は俺の手持ちから出すからな」

「乳清の酒は放っておけば良かったし、こっちは蜂蜜を水で薄めて造っただけなんだけどね……」


 牛乳から生クリームを作る際に残った乳清(ホエー)は、果物などの酵母を添加すれば酒になる。


 蜂蜜酒(ミード)の醸造に関しては、醸造の技術を持っていたというよりは、薄めれば酒になるという知識があっただけだ。


「まあ里は水も良いし、試しにやってみようか。ホップが手に入るといいんだけど……」


 ホップは西洋唐花草という生薬として、元の世界ではかなり早い時期から日本に入ってきていて、北海道の一部で自生もしているらしい。


 ホップには苦味成分を加える以外に、ビールの醸造の大敵である雑菌の繁殖を抑える効果もあるらしいので、出来れば入手したいところだ。


「乾燥させたホップでしたら、多分ですが大坂で手に入ると思いますよ」

「そうですか。それじゃ行った時に探してみましょう」


(確かパンを、ホップの種で焼くってやり方もあったな)


 実は昭和の初期頃までは、元の世界で酒種と並んでパンの発酵にはホップの酵母を培養して使われていた。


 ビールの醸造と同じ様にパンに少し苦味を与えるが、発酵の邪魔になる雑菌の繁殖を抑え、通常のように焼き上がりにイースト臭の無い、淡白な風味で出来上がる。


 パンを食べ慣れていると、イーストの香りがしないと物足りなく感じそうだが、ホップが手に入るなら試してみても面白いかもしれない。


「しかし今日のところは……」

「?」

「主殿お手製の、蜂蜜酒を頂くとしようか」


 俺に出してくれた麦湯の湯呑以外にちゃっかり用意していたらしく、白ちゃんは酒盃をブルムさんの方に差し出した。


「では白殿、一献」

「かたじけない」


 酌み交わす相手が出来たので、ブルムさんは嬉しそうに白ちゃんが差し出す酒盃に蜂蜜酒(ミード)を注いだ。


「うむ。旨いな」

「それじゃ酒肴を用意しようか」

「済まんな」

「約束だからね」


 里を出る時に、もやしのナムルを出すと宣言してしまったので、それを果たさなければならない。


「ブルムさんの分もお持ちしますね」

「すいませんなぁ」


 言葉では恐縮しているが、ブルムさんは断ったりはしなかった。


(昨日よりは、少なめにしておこうかな)


 ブルムさんも白ちゃんも、ちょっとやそっとじゃ酔っ払ったりはしないと思うが、あまり遅い時間まで飲んでいると明日の行動に差し支えが出るかもしれない。


 適度なところで切り上げられるように、今日の酒肴は心持ち少なめにしておくのが良さそうだ。



「それにしても、ビールか……」


 ブルムさんと白ちゃんの酒肴を用意しながら、独り言ちた。


 さすがにもやしのナムルだけではと思ったので、蜂蜜酒(ミード)とは少しミスマッチだが昆布で出汁を取って、蛤の吸い物を作る事にした。


「……うん。まあまあだな」


 俺は酒は飲まないが、天后(てんこう)の分と合わせて四人分の吸い物を作り、ナムルの器と一緒に持って居間に向かった。



「お待たせしました」

「なんとまあ。鈴白さん、こんなに本格的な物をお作りにならなくても」

「そんなに手間は掛けていませんよ。蛤も偶々買っただけですし」


 湯気と出汁の香りが立ち上る椀を置くと、ブルムさんが申し訳無さそうに言った。


「白ちゃんと、天后(てんこう)さんもどうぞ」

「これは旨そうだな」

「主様、私の分まで有難うございます」


 白ちゃんは椀を手に取って香りを楽しんでいるが、天后(てんこう)は丁寧に頭を下げて礼を言ってきた。


「さあ、冷める前にどうぞ」

「「頂きます」」


 俺が促すと白ちゃんだけでは無く、ブルムさんと天后(てんこう)も椀を手に取った。


 吸い物は少量の酒と塩と醤油で味付けをして、葱では風味を邪魔するので、彩りに刻んだ水菜を散らしてある。


「ふぅ。夕食のとろっとした汁物(ズッペ)もおいしかったですが、この吸い物は出汁と蛤の味が見事の調和していて、身体に染み渡るようですなぁ」

「お酒を飲んでいると、結構喉が渇くって父親が言っていましたから、吸い物は丁度良いんじゃないかと思いまして」


 時代小説なんかでも吸い物や味噌汁を酒の合間に飲んだり、そのまま酒肴の一つとして楽しむ描写があるので、父親の言葉だけでは無くその辺も参考にして出してみた。


 おまけに貝類は味だけでは無く、蜆を筆頭に肝機能を強化してくれると言われているので、そういう意味でも酒飲みには良い食品だ。


「本当に、良いお味ですわ」

「全く、天后(てんこう)さんの仰る通りですなぁ。これは酒が進んでしまいますよ」

「うむ。ブルム殿、俺にも注いで頂けるかな」

「はいはい」


(しまった……)


 酒肴の量そのものは控え、身体を気遣って蛤の吸い物を出したのだが、俺の狙いとは裏腹にブルムさんと


白ちゃんの酒を飲むペースが上がってしまっている。


(考えてみれば、当たり前だよな……)


 乾いた喉を吸い物で潤し、酒やつまみで重くなった口の中を洗い流してくれるのだから、更に酒が旨く感じてしまうのは当たり前だ。


 吸い物を喜んでくれたのは純粋に嬉しいのだが、俺の狙いは大外れだったと言わざるを得ない。


(まあ、いいか)


 酒を飲むペースが上がって量も増えてしまうかもしれないが、吸い物による水分補給と肝機能の強化で、ブルムさんが二日酔いになったりはしないだろう、と思う。



「主殿は、まだ寝ないのか?」


 調子に乗ってもっと飲むかと思っていたのだが、ブルムさんと白ちゃんがお互いに二合くらいずつ飲んだところで、あっさりとお開きになった。


 おりょうさんもそうだが、こっちの世界に来て知り合った酒を飲む人達は純粋に好きなだけで、不思議と意地汚い行為をする人がいない。


「うん。戦乙女(ワルキューレ)さん達の愛馬の、外套を作っちゃおうと思ってね」


 中世の騎士は甲冑を装着していたが、素材の金属が直射日光で熱くなったり、低い外気温で冷えたりすると装着している騎士に悪影響を与えるので、甲冑の上から軍衣(サーコート)を羽織ってそれらを避けた。


 騎士だけでは無く騎乗する馬用の甲冑と軍衣(サーコート)というのもあり、今回俺が作るのはこの軍衣(サーコート)を参考にする。


 尤も、軍衣(サーコート)は色や柄で敵味方の識別や、騎士がどこの家の者なのかを表すという意味も持っているのだが、俺が作るのはそういう目立つ為の物では無く、認識をされなくする為の物なのだが。


「む? それは何やら、随分と小さいのではないか?」


 サイズと仕様が同じなので、明日のメンバー分だけでは無くワルキューレの愛馬全部の分を作り上げ、その後に俺が明らかに馬用では無い小さな外套を作っているのを見て、白ちゃんが問い質してきた。


「これはお糸ちゃんのだよ」

「お糸の?」

「うん。一緒に馬に乗る人の外套で包んじゃってもいいとは思うんだけど、それだと目隠しされたみたいになっちゃうから」

「ああ、成る程な」


 外套は人用も馬用も、動きを邪魔しないようにかなり余裕を持って作ってある。


 だからお糸ちゃんと一緒の馬に乗る者が外套で包み込んであげれば、十分に外部からの目から隠せるし、窮屈な思いをする事も無いだろう。


 しかし、当たり前だが外套は、お糸ちゃんの顔の部分が出るような作りにはなっていないので、目隠しどころか全身を覆われてしまう状態になるのだ。


(お糸ちゃんにとっては、外が見えた方が良いのかそうでないのかは、わからないんだけど……)


 小さい子では無くても馬の上とは相当な高所なのだが、明日は大部分を数十メートル以上の空中を移動する予定になっている。


 お糸ちゃんが空の旅を楽しめるタイプなら良いのだが、高所恐怖症だったりすると大変な事になってしまう。


(まあ、大丈夫かどうかは直ぐにわかるだろうけど)


 お糸ちゃんが高所が苦手ならば出発して直ぐに音を上げるだろうから、その場合は無理をさせないで里に帰らせてあげれば良い。


 買い物や料理の手伝いの埋め合わせに、大坂にお糸ちゃんを連れて行くというのが主眼なのだが、高所での移動が無理そうならば、後日にでも何かで報いてあげよう。


「ところで主殿。そろそろ姐さんに念話を送ってはどうだ?」

「あ、っと。そうだね」


 少し早めにおりょうさんと念話で連絡を取ろうかと思っていたけど、ブルムさんと白ちゃんの晩酌が予想外に長く続いてしまい、それから外套を作っていたので予定よりも遅くなってしまった。


「それじゃ悪いけど、暫く静かにしててね」

「うむ」


 特にそうする必要は無いのだが、俺は出来上がった外套を畳んで床に置くと、姿勢を正して座り直して目を閉じた。


(おりょうさん……)

(良太だね?)


 昨日の夜に予告をしていた事もあり、おりょうさんは特に驚かずに念話に応答してくれた。


(明日の件なんですが、買い物や料理の手伝いの当番の予定だったお糸ちゃんを、一緒に連れて行こうかと思うんですが)

(ああ、そうだねぇ。あたしゃ構わないし、いいと思うよ)

(有難うございます。そこで、これはブリュンヒルドさんに伝えて欲しいんですが)

(ん?)

(お糸ちゃんを、戦乙女(ワルキューレ)さんと二人で馬に乗せるか、それとも一頭だけ三人で乗るかって話なんですけど)

(ああ、成る程ね)


 要点を話しただけで、おりょうさんは理解してくれた。


(戦乙女(ワルキューレ)さん達の愛馬はどれも大きいから、三人くらい乗っても大丈夫って気はするんですけど、こっちの思い込みかもしれないので)

(わかったよ。その辺を確認して、もう一頭と一人を出すか決めて貰うんだね?)

(そういう事です)


 俺がブリュンヒルドに言えば、あっさりとワルキューレとその愛馬を出してくれるとは思うのだが、何事も強制というのはしたくない。


(一応、戦乙女(ワルキューレ)さん達の愛馬が羽織る外套は作っておきました。あと、お糸ちゃんの分の外套も)

(おや。さすがは良太だ。用意周到だねぇ)

(安全を考えると、必要な事ですから)


 自分でも心配性だとは思うのだが、備えを怠って後で後悔するよりはマシだ。


(うふふ。良太のそういうところ、好きだよ)

(えーっと……有難うございます)


 念話だから聞こえる訳が無いのだが、近くに白ちゃんがいるので、おりょうさんのラブコールをなんとなく素直に受け取れない。


(そいじゃ寝る前に、ぶりゅんひるどさんに話に行くから、これで終わろうかねぇ)

(お願いします。それじゃおりょうさんあ、お休みなさい。また明日)

(うん、お休み。また明日ね)


「終わったのか?」

「うん」


 約束通りに静かにしていてくれた白ちゃんは、俺が目を開けると話し掛けてきた。


戦乙女(ワルキューレ)さんとその愛馬を増員するかどうかは、おりょうさんがブリュンヒルドさんに話をしてくれるって」

「そうか。では、そろそろ寝るか?」

「そうしようか。今日は色々あったからなぁ」


 今日は朝から移動をしたり物を作ったりと、体力的には問題無いが、精神的に少し疲れた気はする。


「済まんな。その色々は俺の所為だしな」

「なんでそうなるの?」


 何で白ちゃんが俺の疲れの原因とか言い出したのか、良くわからない。


「狼の件は俺の方で片付けられれば良かったのだが、結局は主殿を頼ってしまったしな」

「いやいや。狼、風花(かざはな)さんの件には、俺が出向く必要があった訳だし、別に白ちゃんは悪く無いよ」


 そもそも里の代表である俺が相手でなければ、風花(かざはな)が話をしないと言ったのが原因だし、実際に風花(かざはな)とその眷属に関する話し合いには、俺が直接行ったので早く円満に収まったとも言える。


「そうは言うがな。俺も含めて里の皆は、なんでも主殿任せなところがあるからな」

「そんな事は無いと思うけど……」


 特に俺が何を言わなくても里の子供達は、畑仕事の手伝いや勉強、興味を持った鍛冶や鍛錬など、各自が自主的にあれこれと動いてくれている。


 どちらかと言えば子供達よりも一部のワルキューレの方が、里を追い出されたくないという打算で動いているフシがある。


「主殿はもっと色々と手を抜いて、姐さんや頼華と過ごす時間を多く取っても良いと思うぞ」

「おりょうさんと頼華ちゃんが、そうしたいって言うならね」


 おりょうさんと頼華ちゃんとの時間を多く取りたい気が無い訳では勿論無いのだが、里と関わって面倒を見ると決めたのは俺自身なので、誰かに任せてまで自分の時間をとかは考えていない。


 もしもおりょうさんと頼華ちゃんが、もう少し自分達と一緒にと言いだしたら、色々と物事を効率的にして、その上で時間を捻出するようにするしか無いだろう。


「まったく、我が主は……わかった。だが今後は、俺達をもう少しこき使ってくれ」

「もうかなり、こき使ってると思うんだけどね」


 界渡りや、正恒さんの家の裏山に出るショートカットを利用出来るとは言っても、ちょくちょく白ちゃんと黒ちゃんに鎌倉や江戸に出向いて貰っているのは、普通に考えれば十分にこき使っていると思う。

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