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左肱切断

「……あの、奥方様」

「どうしました、胡蝶?」


 雫様の背後に控えていた胡蝶さんが、軽く首を傾げながら囁いた。


「鈴白様が一瞬で刀を抜いて戻されたというのは確かにお見事だと思うのですが……あれは斬れていないのでは?」

「ははは。胡蝶にはそう見えるのだな!」

「ど、どういう事でございますか、頼華様!?」


 小声での囁き合いだったのだが、会話の内容が聞こえていた頼華ちゃんが笑い出したので、胡蝶さんが説明を求めてきた。


「ほら。この通りだ」

「っ!?」


 斬撃の的にされていた竹杭に藁を巻きつけた物の上部を頼華ちゃんが軽く押すと、中程の部分に水平に線が走り、斬られた部分から上が滑らかな断面を見せながら地面に転げ落ちた。


「居合では無くても水平に斬るのは難しいのだが……」

「まったく、兄上は恐ろしい御方です」


 またもや頼永様と頼華ちゃんから、分不相応な評価を頂いてしまった。


「と、ところで皆さん。見ていて居合の弱点はわかりました?」


 話題を切り替える為に、見学をしていたワルキューレ達に訊いてみた。


「弱点ですか? そんな物が良太様にあるとは思えませんが」

「いや、そういう話じゃ無くてですね……」


 居合という技の弱点の話をしたつもりだったのだが、ブリュンヒルドはそういう風に受け取らなかった。


「うむ! 貴様の言う通り、兄上には弱点などは無いな! 強いて言うなら姉上には弱いというくらいだ!」

「頼華ちゃんまで……」


 好きな子にこう言われて悪い気はしないのだが、あまり身贔屓は良くない。


 そして、おりょうさんに頭が上がらないのは本当だ。


「それで良太様。イアイの具体的な弱点といいますのはどのような?」

「そうですね……それじゃ論より証拠で。ロスヴァイセさん、装備を身に着けて武器を構えて俺の前に立って下さい」

「畏まりました」


 ロスヴァイセは俺が付与した鎧とバックラーを装備し、槍を取り出して構えた。


 俺との距離は三メートル程度で、お互いに一足飛びで間合いに入る。


「居合は刀を鞘に入っている状態で相手と対峙するので、間合いを悟られ難いというのが利点なんですが」

「確かに……身体の左側を引かれているので刀全体が隠れて、わかり難いですね」


 実戦では無いのだが、俺の目の前のロスヴァイセからは緊張感が伝わってくる。


「それじゃ、居合は使わずにゆっくり抜くので、刀の軌道を見て下さい」

「わかりました」


 俺は巴の鯉口を切ると、少し鞘を引きながらゆっくりと抜き放った。


「……槍の私の方が間合いが近いかと思いましたが、その刀の長さでは、一歩どころか半歩で届くのですね」


 自分の方に切っ先を突きつけられたロスヴァイセは、間合いを見誤ったからか眉間に皺を寄せている。


「もうわかったかもしれませんけど、居合は片手で刀を扱うというのが最大の弱点です」

「え? あの、それはそうなのでしょうけど、なんで弱点とまで言われるのですか?」

「「「?」」」


 両手で保持するような大きな剣じゃ無ければ片手で扱うのが当たり前だという考えからか、ロスヴァイセ以外の者も俺の言っている事が理解出来ていないようだ。


「えっとですね。例えばロスヴァイセさんが刀の軌道から距離を取って逃げようとしても、俺から見て右側に移動すると、どこまでも刀が追いつくんですよ」


 説明をしながら、俺は巴を鞘に戻した。


「実際に動いてみても宜しいですか?」

「どうぞ」


 相対距離三メートルを保ったまま、居合の構えをしている俺から見て右側にロスヴァイセがステップした。


「この通りです」

「っ!?」


 動きに合わせて半歩右前側に踏み込みながら抜かれた巴が、自分の構えを掻い潜って喉元に迫ったのを確認して、ロスヴァイセが息を呑む。


「わかりましたか? 居合に限らず相手の利き手側に逃げるのは、基本的に失策なんです」

「な、成る程……」


 絶対に当てたりはしないのだが、俺が巴を鞘に戻したのを確認して、ロスヴァイセは目に見えて安堵している。


「抜かれている刀は両手で保持する事が多いので、その場合には左手に持ち替えたりという対処が出来るんですが、片手だと反対側には届き難くなります」

「成る程。居合や先日お見せ頂いた示現流などの、構えから一気に振り抜くような攻撃が相手の場合には、聞き手と反対側には攻撃範囲を広げる事が出来ないのですね?」


 俺の説明を頭の中で噛み砕いたらしい頼永様が、導き出した正解を口にした。


「そういう事です。ただ、これはどんな流派もそうだと思うんですが、弱点というのは使う人が一番わかっていると思うので、達人相手には今の話は通じない可能性が高いです」


 武器の長短や性質による有利不利の論争は良くあるのだが、長い間に洗練された流派の中では様々な弱点や対処法も伝わっている筈なので、最後は些細な問題になってしまう。


 種類の違う武器同士での戦いに於いて勝敗を分けるのは、結局は武器自体の優劣では無く使い手の技量になるのだ。


「相手が居合の場合には間合いの予測が困難ですけど、軌道はある程度読めるから、利き手の反対側に移動しつつ、武器か盾で受けるというのが無難な対処でしょうか?」


 頼永様というか源の武人には、これまでに培ってきた居合への対処法があるのだとは思うが、一応は俺の説明したやり方も理に適っていると納得してくれたようだ。


「素早く利き手の反対側に移動して、刀を抜く動作其の物を封じるというのも、不可能では無いと思いますけどね」


 昨晩のロスヴァイセの槍による刺突からすると、ワルキューレ達の攻撃に関しては不安は無いのだが、鎧を装着した状態での機動力は不明なので、安全策を取るならば初撃を確実に受け流す方が良いだろう。


 頼華ちゃん並みの機動力があるのならば絶えず利き腕方向に移動して、居合を封じた上で攻撃というのが理想ではあるのだが、ワルキューレ達にそこまで出来るかはわからない。


「あの、良太様」

「何か質問ですか?」


 話が一段落したところで、ブリュンヒルドが俺を呼んだ。


「先程お話に出た、ジゲンリューというのはどのような物なのですか?」

「私も、それが気になっていました!」


 ブリュンヒルドに続き、相変わらずの好奇心でロスヴァイセも示現流について訊いてくる。


「示現流というのは、独特の構えから斬撃を放つ剣術の流派ですよ」

「それは、お見せ頂く事は出来ないのですか?」

「……それじゃ、やってみますね」


 注文をしてくるのはロスヴァイセなのだが、頼永様を始めとするこの場にいる全員が期待に満ちた表情で見てくるので、俺は心の中で溜め息を付きながら了承した。


「……」


 まだ斬られていない竹杭に藁を巻きつけた的の前に立って巴を抜き、右手で顔の横に持ち上げた柄に左手を添えるようにして、示現流独特のトンボの構えを取った。


 示現流では『左肱切断(さひせつだん)』という、左の(ひじ)を切り離されたように動かさないのが重要とされている。


 他流派ではこの左肱切断(さひせつだん)を行わないので、示現流のように雲燿、すなわち稲妻の如き速さで斬りつける事が出来ないのだと言う。


「……っ!」


 以前にこの場所で示現流もどきを見せた時には、トンボの構えから袈裟懸けにしたのだが、今回は真っ直ぐに斬り下ろしてみた。


「「「ええっ!?」」」


 中心になっている竹の杭の先端から侵入した巴の刃は、何の抵抗も感じさせずに的を藁ごと断ち斬った。


 余りの抵抗の無さに俺も声を上げかけたが、巴の切っ先が地面に着く直前で斬撃を止め、両断した竹の杭の間から引き抜いて鞘に戻した。


「い、以前にお見せ頂いた時と比べて、良太殿の技は一段と冴えておりますね」

「以前は袈裟斬りで肩口から上が胴とおさらばでしたが、今の兄上に立ち塞がる相手は、脳天から真っ二つですか……」

「いや、やらないからね?」


 頼永様も頼華ちゃんも少し声を震わせているが、場合によっては怪我くらいはさせるかもしれないが、人を相手に大怪我や致命傷を与える事などは考えていない。


「こ、この国の武人というのは、皆が良太様のような事が出来るのですか!?」

「ははは。馬鹿言ってんじゃねえよ姐さん。良さんは特別だ」

「正恒さん、人聞きの悪い事を……」


 ブリュンヒルドの問に、正恒さんが何やら無責任な事を言っている。


「これでわかったろう。もしも戦に於いてお主達が全て敗退したとしても、父上が戦う前に兄上が全て片付けてくれるというのが」

「「「わかりました」」」

「えー……」


 頼華ちゃんの言葉に、何故かワルキューレ達は物凄く良い返事をしたのだった。


「でも頼華様。あたしだって出る以上は負ける気なんか無いですよ」

「オルトリンデの言う通りです。良太様の前で無様な姿を晒す訳にはいきません!」

「良太様の妙技を拝見しましたので、それなりには対応出来ると思います」


 オルトリンデは不敵に微笑みながら、戦斧(バトルアックス)を握り締めている。


 ブリュンヒルドは……まあ気合が入っているのは良い事だと思う。


 ロスヴァイセは、頭の中での敵を相手にしたシミュレーションに余念が無い様子だ。


「良太様。良ければ少しお相手して頂いても?」

「構いませんよ」


(とは言ったものの……)


 両手に戦斧(バトルアックス)という変則的な武装のオルトリンデに、どう対応すればいいのか悩ましい。


「くっ! オルトリンデに先を越されるとは……」

「ぶりゅんひるどよ、貴様の相手は余がしてやろう」

「……宜しくお願い致します」


 少し表情に不満が浮かんでいるが、逆らわない方が良いというのはわかっているので、ブリュンヒルドは槍を手に取った。


「私は見学をさせて頂きますね」


 ロスヴァイセは俺とオルトリンデの邪魔にならないくらいの位置に立ち、見学というか研究をするようだ。


(……とりあえず、まともに攻撃は受けられないな)


 巴は普通の刀とは違うので、刃は付いているが性質的には鈍器に近い、オルトリンデの得物の戦斧(バトルアックス)の攻撃を受け止めても、刃こぼれをしたり折れたりという事は無いと思うのだが、衝撃で弾き飛ばされてしまったりすると厄介だ。


「では、行きますよっ!」

「おっと!」


(いきなり全開だな)


 オルトリンデは両手で握り締めた戦斧(バトルアックス)を、俺から見て左斜め上から二丁同時に袈裟懸けにしてきたと思ったら、次には駆け抜けた戦斧(バトルアックス)を両腕を広げるようにして左右に薙ぎ払った。


「大概の相手なら今ので手傷を負うんですけど……良太様はさすがですねぇ」


 獰猛な笑顔を浮かべるオルトリンデは、自分の攻撃が俺に当たらなかったのが嬉しそうだ。


「頼華ちゃんと比べると、速度はまだまだですね」


 当たれば武器自体の重さと遠心力で、威力はオルトリンデの戦斧(バトルアックス)の方があると思うのだが、頼華ちゃんの太刀の斬り下ろしの方が速度は上だと思える。


「それじゃもう少し、本気で行かせて頂きます!」


 牽制なのか、左手の戦斧(バトルアックス)を打ち込んで来るのでは無く前に押し出すようにしてくるオルトリンデは、遮った俺の視界の外側から、右手の戦斧(バトルアックス)を首に向かって振るってくる。


「狙いは悪く無いんですけど、ねっ!」

「ええっ!?」


 俺が巴で受け流した右手の戦斧(バトルアックス)の攻撃もフェイントで、本命は正面からの蹴りだったのだが、受け流しながら前に出てオルトリンデの膝を自分の膝で封じて、その足を外側に開く事でバランスを崩させた。


 原因もわからずに、いつの間にか自分が転んでいるのがどうしてなのかわからず、オルトリンデが驚いている。


「……降参ですか?」


 転んだ状態から飛びかかられたりすると困るので、念の為にオルトリンデの顔の前に巴の切っ先を突きつけた。


「う……はぁ。降参ですよ、降参。こんなに手も足も出ないとは思いませんでした」

「オルトリンデさんの攻撃が、素直だったからですよ」


 巴を鞘に納めた俺は、苦笑しながら尻餅をついているオルトリンデに手を差し伸べた。


 一応はフェイントなどを使って来てはいたのだが、軽めの攻撃の次に本命が来るというパターンだったので、オルトリンデの攻撃は比較的読み易かった。


「……こりゃブリュンヒルド様が惚れる訳だ」

「ん? 何か言いましたか?」

「いいえぇ。なんでも無いですよ」


 俺の手を掴みながら立ち上がったオルトリンデが何か口の中で囁いたのだが、聞こえなかったので尋ねたのに誤魔化された。


 そのオルトリンデの頬が、何故か薄く染まっている。


「向こうもそろそろ終わりそうですね」


 俺とオルトリンデの戦いを見学していたロスヴァイセが、少し離れたところで対戦している頼華ちゃんとブリュンヒルドの方を見ながら呟いた。


「はぁっ!」

「甘いな!」


 裂帛の気合と共にブリュンヒルドが放った槍の刺突を、頼華ちゃんは身体をふわりと浮かしながら最小限の見切りで避けた。


「なっ!?」

「これで終いだな」


 頼華ちゃんは突き出された槍の上に着地すると、両手が自由にならないブリュンヒルドの首筋に、紙一重の間で薄緑の刃を付けた。


「……参りました」

「お主も中々だったが、もう少し刺突以外の攻撃も覚えた方が良いな!」


 ブリュンヒルドの首筋から薄緑を離して鞘に戻した頼華ちゃんは、重力の影響を感じさせない身のこなしで地面に降り立った。


「頼華様。刺突以外の攻撃と申されますと?」

「柄や石突の部分も武器の一部なのだから利用しないとな。槍の長さを活かすだけの攻撃だと懐に入られたり取り回しの隙を突かれるなど、長さが弱点になってしまうのだ」


 頼華ちゃんの話を聞いていると、ブリュンヒルドの攻撃は槍の鋭さとリーチは存分に発揮しているのだが、柄の握る場所を変えて相手の距離などに対応したりとか、穂先以外の場所で相手を殴打するなどの考えが無いらしい。


(まあ普通なら、必殺の攻撃だからなぁ)


 ブリュンヒルドだけでは無くオルトリンデやロスヴァイセもそうなのだが、常人を遥かに凌ぐ身体能力からの攻撃に加え、今回は使わなかったが(エーテル)による増幅もあるので、達人レベルの相手でも十分以上に通用するのだ。


 しかし、当たればダメージは大きいのだが、戦ってみた感じでは技巧派の相手への対応力は高くないので、足元を掬われる可能性は多分にある。


 だが相手が短期間で攻めきれなければワルキューレ達にはドラウプニールがあるので、もたもたしていると最終的には、逆襲を食らう事になってしまうだろう。


「良太様。あたしの戦い方って良くなりますか?」

「勿論ですよ。オルトリンデさんは元々の能力が高いんですから、少しだけ応用を覚えれば、それだけで大幅に戦闘力は向上すると思います」


 これは別におだてているのでは無く、オルトリンデと武器を交えて思ったままを伝えているだけだ。


 少しくらいの技術ならば大きな力には負けてしまうのだが、同じくらいの大きな力がぶつかる場合には、力以外の何かを持っている方が勝つ事になるのだが、それは技術だったり駆け引きだったりと様々だ。


 そしてオルトリンデだけでは無く、戦い方を見たワルキューレ全員に言える事なのだが、威力はあるが武器を使っているというよりは振り回しているだけなので、そこに技術が伴えば一気に戦い方は変わってくるし、簡単に敵を圧倒出来るだろう。


「俺も人に教えられる程じゃ無いんですけど……知っている事は伝えましょう」


 恐らくは現状でも装備に施した付与の効果と、居合への対処を誤らなければワルキューレ達が明日の戦で遅れを取る事は無いと思うのだが、俺の知っている技術は時間の許す限りは伝えようと思う。


 だがその技術とは主に相手への嫌がらせ的な、手傷を極力与えないで戦闘力を奪う方法なので、もしかしたらワルキューレ達が好むような戦い方の技術では無いかもしれないのだが……。



「これくらいにしておきましょうか」


 訓練場に俺が来てから二時間くらいが過ぎて、そろそろ日も大分傾いている。


「そうですね。これくらいやっておけば、戦乙女殿達の明日への対策も万全でしょう」

「まだまだだとは思いますが、滅多な事で遅れを取ったりはしないでしょう!」


 ワルキューレ達の日本の刀や槍の遣い手への対策は、見ていた頼永様や頼華ちゃんからもとりあえずの合格点を貰えたようだ。


「……この国の戦闘の技術は、恐ろしく洗練されているんですね」

「最近は大分平穏になりましたが、国土は狭いのに戦ばかりしていた時期がありましたからなぁ」


 様々な戦闘技術を身を持って経験したブリュンヒルドの呟きに、苦笑しながら頼永様が応えた。


「尤も、様々な技術を磨くようになっていったのは、戦が少なくなった頃からなのですけどね」

「そうなのですか?」

「ええ。以前は広い場所で多くの武人が展開をして大規模に戦っておりましたが、長い時間を掛けてそれが無駄だと知った各地の領主が申し合わせて、段々と少人数を選抜しての形に移行していったのです」


 戦自体を肯定するのは難しいのだが、領土間で生じた軋轢を武人同士の戦いで決着を付けて、街や一般人の被害を出さないという方式は、優れていると言えなくも無い。


「戦が少人数の選抜で一騎打ちになるので、戦い方をより対人戦に特化して行き、殆どの場合には長期戦にはならないので、よりそういう方向へと戦闘法を突き詰めていった訳です」

「成る程」


 九人で行動しているところから、恐らくは主に集団戦を得意としているだろうワルキューレのリーダーのブリュンヒルドは、頼永様の話に興味深そうに聞き入っている。


「それじゃ良ければ、夕食も俺が作りますよ」

「明日の戦には良太殿も御出になるのに、そこまでさせるのは……」

「そうですねぇ……」


 頼永様と雫様が、本当に申し訳無さそうに頷きあっている。


「気にしないで下さい。それに昼と同じく、お見せしたい物がありますので」


 昼の製麺機のように、夕食の支度に使う機械を披露したいという思惑があるので、頼永様と雫様に遠慮は無用な旨を告げた。

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