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コードレスクリーナー

「そうだ。二人共、明日からの事なんですけど」

「「……?」」


 俺が自分の分のエスプレッソを淹れてリビングに戻って話を切り出すと、おりょうさんと頼華ちゃんが揃って首を傾げた。


「良太が日中にいないって以外に、何かあるのかい?」

「ちょっとした注意点ですけどね」

「「注意点?」」


 おりょうさんと頼華ちゃんは見事なシンクロで、俺を見ながら目を丸くしている。


「先ずは、俺が帰ってくるまでは、家の電話にも来客にも対応は不要です」

「そうなのかい? 御両親から電話があったり、何かが届いたりは?」


 俺の言葉が余程意外だったのか、おりょうさんは軽く身を乗り出してくる。


「俺が学校に行ってる時間帯に電話が掛かってくる事は、まず有り得ませんね」


 両親が怪我でもして病院に担ぎ込まれたとかいう事態になったら、さすがに時間に関係無く連絡が入るとは思うが、それでも自宅の電話にでは無くスマートフォンの方にだろう。


「宅配便とかも再配達が依頼出来るので、特に問題は無いです。どうせ日中に掛かってくる電話や来客は、何か買ってくれっていう勧誘だけなので」

「そ、そうなんだ。でもそれで、御近所付き合いなんかは大丈夫なのかい?」


 向こうの世界の江戸が、頼華ちゃんのように実家が領主というような例外を除けば、基本的に地域密着型の社会構成なので、おりょうさんがこういう風に言ってくるのは当然かもしれない。


「俺の両親が揃って家を空けているのは近所の親しい人達も知ってるので、俺が学校に行っている時間帯に訪ねてくるって事は、ほぼ無いですね」

「な、成る程……」


 ここまで話して、おりょうさんはやっと理解を示してくれた。


「あと、頼華ちゃんには悪いんだけど……出来れば十五時くらいまでの間は、外出は控えて欲しいんだ」

「そ、それは……兄上のご命令ならば従いますが、理由をお聞きしても?」


 それ程強く拒否反応を示している訳では無いが、頼華ちゃんは俺の言葉を聞いて、表情に疑問を浮かべている。


(まあ、当然といえば当然だよな)


 俺がいない間も、色々と出掛けたいとは思っていただろうから、時間指定ではあるが俺がどういう理由で外出を禁じたのかは、頼華ちゃんも気になるところだろう。


「別に命令って訳じゃ無いんだけど……あのね、こっちの世界では頼華ちゃんくらいの年齢の子は、平日のいま言ったくらいの時間帯は、学校に通ってるもんなんだよ」

「それは……そうなのでしょうね」


 俺の説明を聞いて、頼華ちゃんは少し俯いた。


 それと恐らくは義務教育制度なんかに関しても、こっちに来る際に入力されているのだろう。


「わかってくれた? だからその時間に頼華ちゃんくらいの子が外を歩いていると、場合によっては理由を咎められるちゃうかもしれないんだ」

「そういう事でしたら仕方がありませんね。兄上のお申し付けに従います」


 説明内容を理解はしたが、心情的には納得したくないのか、頼華ちゃんは少しだけ唇を尖らせている。


「その分、帰宅してからと、俺が学校に行かない週末は、長く相手をしてあげるから」

「約束ですよ!」

「うん」


 パアッと表情を明るくし、座ったままの姿勢から抱きついてきた頼華ちゃんを受け止めながら俺は返事をした。


「良太。あたしも忘れんじゃないよ?」

「勿論です」


 肩に頭を預けてきたおりょうさんの手に、そっと自分の手を重ねる。


「時間を持て余してしまいますので兄上がお出掛けしている間に、お世話になっているお返しも含めて、家の中の事をしようと思うのですが」

「それは助かるけど……」


(掃除とか洗濯は面倒になっちゃって、週に一回まとめてって感じだからなぁ……)


 上目遣いに言ってくる頼華ちゃんの頭を撫でながら、自分一人で過ごしていた時期の事を頭に思い浮かべた。


「掃除に洗濯、飯の支度なんかは任しときな」

「掃除と食事に関しては、お言葉に甘えますけど、洗濯は……」


 おりょうさんの有り難いお言葉だが、婚約を申し込んでいるので、将来的には頼華ちゃん共々お願いする事になるつもりではあるが、さすがに自分の下着を含めた衣類を洗って貰うのは、今の時点ではちょっと気が引けるのだ。


「あっはっは。今更、良太の下着を洗うのなんざ恥ずかしくは無いよ!」


 俺の言葉を聞いて本当に愉快そうに、おりょうさんは笑い飛ばした。


「姉上の仰る通りです! でも、兄上に余の下着を洗って頂くのは、ちょっと御遠慮したいですが……」

「そ、それはあたしもだねぇ……」


 ポッと頬を染める頼華ちゃんの言葉に、おりょうさんも頬を染めながら同意した。


(積極的に下着姿を見ろって言ってた割には……まあ、これが乙女心か)


 乙女心というのは、色々と難しい。


「あ。そういえば、台所の調理器具なんかは使い方を教えましたけど、洗濯機と掃除機の使い方は教えてませんでしたね」

「そうだねぇ。難しいのかい?」

「そんな事は無いですよ。そうだな……掃除機は使い方の説明だけしておきますけど、洗濯は今しちゃいましょうか」


 夜の遅い時間に洗濯をするのは、作動音や排水音などで周囲に迷惑が掛かってしまうが、まだ二十時を少し回ったくらいなので、大丈夫だろうという判断だ。


「あ……」

「どうかしたのかい?」

「どうされました?」


 立ち上がって、洗濯機の置いてある風呂場の脱衣所に向けて数歩で足を止めてしまった俺に、おりょうさんと頼華ちゃんの声が掛かった。


「あの俺、女性物の下着の洗い方って、良くわかってないんですよね」

「そんなの、洗濯機とやらに放り込めばいいんじゃないのかい?」

「姉上の仰る通りでは?」


 俺の言葉に、おりょうさんと頼華ちゃんが首を傾げる。


「いや。なんか洗濯ネットとかいうのを使うって聞いた事が……ちょっと待って下さいね」


 リビングのローテーブルのところまで戻った俺は、置きっぱなしにしてあったタブレット端末を手に取って、検索サイトで確認してみた。


「えっと……種類とか、色柄なんかによって違うみたいです」

「どれどれ」

「ふむふむ」


 俺が渡したタブレット端末の画面を、おりょうさんと頼華ちゃんが顔を並べて覗き込む。


「成る程……ぱっど、とやらは入って無いから、洗濯ねっとってのに入れて、もーどってのを切り替えるんだね」

「むむむ。姉上、これを見る限りでは、我々の下着は入浴の際に、手洗いした方が良いかもしれませんね」

「次からはそうしてみようかねぇ」


(き、気まずい……)


 女性用下着に関するトークなので、親しい関係の二人の間で交わされているといっても、なんとなく居心地の悪さを感じてしまう。


「そいじゃ良太、行こうかねぇ」

「兄上! 御指導下さい!」

「あ、はい……」


 両サイドから腕を取られて、俺は脱衣所に連行された。



「洗剤は洗濯物の量にもよるんですけど、今回はこれくらいで」


 洗濯槽に入っている衣類の量の見当をつけて、液体洗剤をキャップで計ってから投入した。


「それと洗濯機のこの部分に、これも計ってから柔軟剤を入れておきます」


 洗濯機の投入口に、カップで計量して柔軟剤を入れた。


「後は洗濯物の量によってここのスイッチで切り替えをしてから開始のボタン押せば、洗いからすすぎ、脱水までをやってくれます」

「す、凄いんだねぇ」

「驚きの技術です!」


(まあ洗濯って、結構な手間と重労働だからなぁ……)


 洗濯機なんか存在しない向こうの世界では、水を汲んで手で洗濯をして絞り、干して取り込むまでには、一般的にはかなりの労力と時間を消費させられるので、おりょうさんと頼華ちゃんが驚くと共に羨望の表情を浮かべているのは当然だろう。


 この辺は俺も、里で子供達の衣類の洗濯を手伝っているので、実感として良く分かる。


 俺がスタートボタンを押すと、軽く電子音を響かせてから注水の音が聞こえ始め、やがて小さな唸りと共に洗濯が開始された。


「それじゃ次は、掃除機ですね」


 俺は二人を連れて、六畳間に隣接している納戸の前に向かった。



「このブラケットから外して、手元のスイッチを入れると、その先の部分からゴミを吸い込み始めます」


 俺は充電ソケットを兼ねているブラケットから、吸引力の変わらないコードレスクリーナーを外すと、各部を指差しながら二人に説明を始めた。


 このコードレスクリーナーも食洗機と同様に、母親が家事を楽にしたいという要請で買われた物だ。


「ってえと、ちりとりは要らないんだね?」

「そういう事になりますね。細かなゴミは吸い込んじゃいますから、箒とちりとりの役割は、これ一台で賄います」

「凄いものですね!」


 おりょうさんと頼華ちゃんは揃って目を丸くしながら、俺が持っているコードレスクリーナーを見ている。


「良太。こいつで箒とちりとりの役割を果たすのはわかったけど、吸い込んだ物はどうするんだい?」

「ああ、それはですね……ちょっとやって見せましょうか」


 俺は本体に繋がっているノズルを外してから、キッチンにある蓋付きのダストボックスの前に歩いた。


「こう、先の方を下に向けてから、この部分を捻ると……」

「わっ! 開いた!?」

「おおっ!? 詰まっていた物が、一気に落ちました!」


 パカっと開いたコードレスクリーナーから一塊になった綿ゴミを見て、おりょうさんと頼華ちゃんは驚いている。


「このゴミ捨ては、そんなに頻繁にやらないでも大丈夫ですから」

「そ、そうかい?」

「そうなのですか……」


(あ。これはやってみたいんだな?)


 説明を聞いて微妙に残念そうにしているところを見ると二人共、綿ゴミの排出を試してみたいのだろう。


「んー、ゴミは出しちゃいましたけど、これの構造を知る為に、一度試しておきましょうか」

「えっ!? い、いいのかい?」

「いいのですか!?」


 俺がこういう話を言い出さないと思っていたのか、おりょうさんも頼華ちゃんも驚いている。


「洗濯機の操作は俺がやっちゃいましたしね。さ、先ずはおりょうさんから」

「う、うん……あれ? 意外に軽いんだね」


 俺が一度開口部を閉じたコードレスクリーナーを手渡すと、もっと重量があると想像していたのか、おりょうさんは顔の高さまで持ち上げてマジマジと観察している。


「じゃあ、やってみましょうか。この上で下を向けて」

「う、うん。ここを……わっ! 開いた!?」


 そんなには音もショックも無かったと思うのだが、おりょうさんは初めての経験にびっくりしている。


「じゃあ次は、頼華ちゃんの番だね」


 おりょうさんからコードレスクリーナーを受け取り、開口部を閉じてから頼華ちゃんに渡した。


「で、では……ていっ!」

「そんなに気合を入れなくても……」


 気合とは裏腹に、そんなに力を入れずに頼華ちゃんがレバーを捻ると、あっさりとコードレスクリーナーが口を開けた。


「手を汚さずに綿ゴミを始末出来るとは、本当に凄いです!」

「それはそうだね」


 箒とちりとりも非常に便利な道具なのだが、細かなゴミになると集めるのが難しくなってくるし、最後に捨てる際にも気をつけないと周囲を汚してしまうので、ノータッチで処理出来る機構を考えた人は凄いと思う。


「こいつを使っただけで、掃除は終わりなのかい?」

「そうですね。掃除機の前に軽くこのブラシで埃を払って貰って、後はフロアモップを……これはたまにでいいですけど」


 おりょうさんと頼華ちゃんに、埃の吸着性能の高い房の数が多いブラシと、床を拭くウェットティッシュのようなクリーナー部分が交換式のフロアモップを、納戸から出しながら説明した。


「玄関先なんかは?」

「見ての通り、そんなに汚れないので、たまにで十分です。週に一回くらいでしょうか?」


 舗装道路が殆どのこっちでは、向こうの世界のように砂埃を家屋内に持ち込む心配は少ない。


「後は風呂くらいですけど」

「姉上程は料理などに貢献出来そうにありませんので、それは余にお任せ下さい!」

「そう? 俺がやってもいいんだけど」


 風呂掃除くらいなら、学校から帰ってきてから俺がやっても問題は無い。


 と言うよりは、あまり二人に色々な家事をして貰うと、今度は俺が肩身が狭い気がしてくるからだ。


「お世話になっているので、これくらいはやらせて下さい!」

「頼華ちゃんは律儀だね」


(俺が頼華ちゃんくらいの頃は、完全に親任せだったけどなぁ)


 宿を提供しているのは確かなのだが、世間慣れしていないお姫様のはずの頼華ちゃんの律儀さには、感心するよりは苦笑してしまう。



ピーッ、ピーッ……


「ん? 終わったみたいだな」


 コードレスクリーナーの説明を終えて、テレビを見ながら三人で寛いでいると、脱水までの洗濯の行程の終了を知らせる電子音が鳴った。



「良太。練習がてら、あたしが干すとこまでやるよ」


 洗濯槽の蓋を開けて取り出そうとした俺を、おりょうさんが止めた。


「そうですか? じゃあ、このカゴを使って下さい」

「わかったよ」


 俺が示したプラスチックの持ち手付きのカゴに、おりょうさんが洗濯を終えた衣類を移し替えていく。


「それじゃこっちにお願いします」

「姉上。干すのはお任せしますから、運ぶのは余にやらせて下さい!」

「そうかい? そいじゃ頼華ちゃん、頼んだよ」

「はい! んしょっ」


 頼華ちゃんの身体に比べると大きな洗濯物の入ったカゴだが、ふらついたりする事無く、俺たちの後について歩いてくる。



「干すのはこれにお願いします」


 窓を開けた俺は二人を連れてベランダに出て、吊るされたままになっている、プラスチックの骨組みに洗濯バサミが連なっているピンチハンガーを示した。


「これに挟んで、全部干せばいいのかい?」

「シャツなんかの皺が寄らないようにしたい物は、このハンガーを使って別に、ってくらいですか」

「わかったよ」


 これも幾つか引っ掛けっ放しになっていたプラスチックのハンガーを手に取って、おりょうさんに示した。


「ふぅん。ここがバネになってるんだねぇ……」


 ピンチハンガーの洗濯バサミに感心しながら、おりょうさんは次々と洗濯物を干していく。


(あ、あんまり見ちゃ良くないよな……)


 三人の一日ちょっと分という事で量が少なかったので、一般的な洗濯物はすぐにピンチハンガーとハンガーに吊るされて、おりょうさんが洗濯ネットを開いて下着類を干し始めるのも早かった。


 母親の物なら干してあっても別に気にもしないのだが、おりょうさんと頼華ちゃんの物となると……親しき中にも礼儀あり、だろう。


「ん? 良太。ここに鉢植えがあるけど、水やりとかはいいのかい?」


 洗濯物を干し終わったらしいおりょうさんから、声が掛けられた。


「ああ。母親からは三日に一度くらい水やりをって言われてますから、そんなに気にしないでも大丈夫ですよ」


 母親が幾つか鉢植えの観葉植物を育てているのは知っていて、外出中の世話を言いつかってはいるのだが、特にどういう品種なのかなどは聞いていない。


「そうかい? それと、洗濯機の使い方を教わるのに、こんな時間に洗濯して干しちまったけど、このまま出しておいて大丈夫なのかい?」

「んー……高層階ですから、まず盗まれたりする心配は無いでしょう」


 二階や三階だと下からや壁伝いに侵入してくる可能性も低くは無いが、自宅は十四階であり、屋上には高架水槽やアンテナ類のメンテナンスの業者以外には入れないように、かなり厳重な施錠がしてある。


 明確な悪意を持ってそこを突破するような輩がいるかもしれないが、逆にそういう相手に対しては、防犯対策など考えるだけ無駄だ。


(万が一、おりょうさんと頼華ちゃんの下着を盗むような輩が現れたら……気の毒な事になるだろうなぁ)


 もしもそんな事態が発生したら、二人共官憲に任せるなんて真似はせずに、あらゆる手段を使って犯人を探し出して捕まえ、死んだほうがマシな目に遭わせるだろう。


「夜中に干しておいても大丈夫なんて、安心だねぇ」

「そうですね。屋根が張り出してるので、少しくらいの雨なら気にしないでもいいですし」

「ああ、言われてみりゃあ、そうなんだねぇ」


 向こうの世界の一般的な建築物は、物干し場というのは太陽と風に洗濯物を晒す場所なので、そこに屋根をという感覚が無いのは当然だろう。


「それじゃ中に戻りましょうか」

「そうだねぇ」

「兄上、姉上。余はこれを置いてきます!」


 頼華ちゃんは俺達よりも一足先に、カゴを持って走り去った。



「そいじゃ良太。そろそろ寝ようか?」

「えっと……俺は明日の支度があるので、二人とは別に寝ますよ」

「「えー……」」

「そんな嫌そうな顔をしなくても……」


 予想はしていたが二人の不満そうな表情は、中々に心に刺さる物がある。


「でもまあ、学校とやらの支度があるんじゃ、仕方が無いかねぇ」

「むぅ……夫を気持ちよく送り出すのも妻の役目ですので、ここは引いておきます!」

「そんな一大事みたいに……」


 おりょうさんは軽く流してくれたが、頼華ちゃんは俺が戦場にでも行くみたいな物言いだ。


「そいじゃ良太、おやすみぃ」

「おやすみなさい、兄上!」

「二人共、おやすみなさい」


 二人に挨拶をした俺は、階段を上がって自室に戻った。


(……少し後ろめたい気はするな)


 明日の支度をするというのは別に嘘では無いのだが、本音はネットワークゲームの、今日の分のデイリーのログインボーナスを得る為の時間が欲しかったのだ。


 パソコンを起ち上げた俺は、明日の授業の教科書類を準備してバッグに詰め込み、一度中断してログイン用のパスワードを打ち込んでから、再び明日の支度を再開した。


「……おっと。頼華ちゃんの運のおこぼれかな?」


 今までは殆ど獲得する事が無かった、通常は有料でゲーム内で買い物が出来るコインを、幾つか獲得する事が出来た。


 基本的に課金をしないでプレイしていた俺にとっては、非常に有り難いログインボーナスだった。


「……これでよし、と」


 昨日は忘れていた、自キャラのハウスの維持費用をゲーム内通過で支払いを済ませたので、これで暫くの間はデイリーのログインボーナス以外は気にしないでも大丈夫だ。


 とは言え出来る事ならば、一日一回はログインしたいが……。


「……よし、寝るか」


 以前に利用した通販サイトからのメールくらいしか来ていないのを確認してから、俺はパソコンの電源を落とした。


 自動でシャットダウンするのに任せて、その間に明日の為に用意したバッグの傍に着替えを用意して置いて、念の為にスマートフォンのアラームをセットしてから部屋の電気を消した。


 疲れも眠気も感じていなかったが、ベッドに入って目を瞑ると、すぐに眠りの世界に入る事が出来た。

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