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召喚

 俺が頼華ちゃんのスマートフォンにダウンロードしたゲームは、かつて歴史や神話に登場した英雄や伝説レベルになっているキャラクター達と協力して、世界の危機とその原因に立ち向かうという内容の物だ。


 こういったゲームに良くある、俗にガチャと言われる抽選によるキャラクター得る為の方法だが、このゲーム中では召喚と呼ばれている。


 召喚によって入手出来るキャラクターのレアリティを星の数で表すのだが、このゲームでは最高ランクの星五の入手確率が、SNSなどで悲鳴が上がるレベルで恐ろしく低いのだ。


 その上、期間限定でしか召喚が出来ないキャラクターなどもいたりするので、多額の課金をするプレイヤーも決して少なくない。


 しかし、課金額で入手確率自体が上がる訳では無いので、どれだけ注ぎ込んでも特定のキャラクターと縁が無いというプレイヤーは非常に多くなっている。


「丁度いま、ゲームの舞台が日本をモチーフにしてるから、頼華ちゃんも知ってる人物が当たるかもしれないね」


 現在のゲーム内イベントである期間限定シナリオでプレイする為には、ある程度までメインルートのシナリオをプレイして進めておく必要があるのだが、期間限定のキャラクターを召喚をするだけならば問題は無い。


「おお! それは面白そうですね!」


 抽選に対してのワクワクなのか、頼華ちゃんが膝の上でそわそわし始めた。


「……うん、いいな。それじゃあ、ここを押してみてくれるかな」


 テキストスキップで序盤のチュートリアルを手早く終えて、最初の召喚が出来る画面になった。


「わかりました! ていっ!」


 中々の気合だが、頼華ちゃんは画面にはソフトタッチした。


 して結果は……。


「む? これは……何やら見覚えがあるような無いような?」

「あー……これはね、玉藻前(たまものまえ)の相の一つだって言われているんだ」


 なんでメイド? と言いたい、猫耳でメイドルックの玉藻前(たまものまえ)の別の姿の一つらしいキャラクターが召喚された。


 さすが頼華ちゃんというか、序盤ではかなり頼りになると言われているキャラクターだ。


「こんな怖さの欠片も無いのが、殺生石(せっしょうせき)になったという玉藻前(たまものまえ)ですか!?」

「そうらしいんだけど……」


 所謂、萌え絵に属する感じにアレンジされているグラフィックを見て、頼華ちゃんが呆れている。


(これってもしかして、天との縁で召喚したのかなぁ……)


 このゲームの大元の作品では、特定のキャラクターを狙って召喚しようとする時に、由来のある品を触媒として用意して成功率を上げるという方法を用いる。


 玉藻前(たまものまえ)と勘違いされていた天が俺と頼華ちゃんに縁があったという事で、召喚されたのかもしれない。


 金髪の天とピンクの髪の玉藻前(たまものまえ)の分身のキャラとは似ても似つかないし、現実とゲームの違いがあるので、一緒にして考えるのは間違っているのかもしれないが……。


「ちょっと先に進めちゃうから、一度俺に貸してね」

「どうぞ」


 再びテキストスキップをしながら戦闘などを終わらせ、初心者が得られるボーナス分での召喚が出来る画面まで進めた。


「それじゃあ、これで十連の召喚を三回出来るから、また押してくれるかな」

「はい! ていっ!」


 俺に言われるままに、頼華ちゃんは無造作にスマートフォンの画面に指先で触れた。


「ええー……」

「な、なんで兄上は、そんなにがっかりした顔をされているのですか!?」


 スマートフォンを見ている俺の反応に、頼華ちゃんが驚いている。


「いや、がっかりしてるんじゃ無くて、結果が凄いのに驚いてね……こんなに星だらけになるんだなぁ」


 詳しいキャラのプロフィールなどは見ていないが、頼華ちゃんに召喚されたキャラクターのカードの色は通常のグレーの物とは違う、殆どが星五と星四に特有の金色で占められている。


「星だらけ? って……あ、兄上! これは三國志の孔明なのですか!?」

「頼華ちゃんは、三國志を知ってるんだ?」


 一度目の十連の召喚を終えて、各キャラクターが自己紹介をする場面に移り、少し目付きの悪いインテリな感じの青年が諸葛孔明と名乗っているのを見て、頼華ちゃんが驚いている。


「三國志といえば、物語も登場人物も大変な人気ですし、舞台劇の題材にも良く使われておりますよ」

「そうなんだ?」


 こっちの世界でもコミカライズやアニメの題材として使われているのだが、向こうの世界でも人気だというのは知らなかった。


「あ、兄上っ!? こ、この凄い胸の女性が源頼光(みなもとのらいこう)だと名乗っておりますが、これが頼光殿というのは何かの間違いですよね!?」


 大きく見開かれた頼華ちゃんの視線の先のスマートフォンの画面では、グラマラスな身体のラインが浮き上がる服装をした女性キャラクターが、プレイヤーの分身である召喚者に源頼光(みなもとのらいこう)と、優しい口調で自己紹介をしている。


「あー……このゲームでは、もしもこの英雄が女性だったらとかで、性別や姿形が様変わりしている場合があってね」


(頼華ちゃんの気持ちも、良く分かるけど……)


 頼華ちゃんじゃ無くても、妙齢のダイナマイトボディの女性の姿を見れば、四天王を率いて大江山の酒呑童子を討伐した英雄だとは信じ難いだろう。


「し、しかし、これはあまりにも……おおっ!? う、牛若丸!? 義経殿が、このような幼い女子になってしまうとは!」

「えーっと……」


 申し訳程度に身体を覆う鎧を身に着けた、幼いながらも凛々しい表情をした牛若丸を名乗る武者の少女を見て、頼華ちゃんは開いた口が塞がらなくなっている。


「で、でも、性別は変わっちゃってるけど、俺の中の幼少時の牛若丸の姿とは、それ程は乖離してないんだけど?」

「む……確かに兄上の仰る通りかもしれませんね。詳しいお姿が伝わっている訳ではありませんが、熱狂的な信奉者もいたと聞いておりますので、見目麗しい御方だったのだとは思います」


 性別逆転とキャラのコスチュームに関しては言いたい事が多そうだが、頼華ちゃん的にもこの牛若丸のグラフィックはイメージから離れていなかったようだ。


「それと、この絵の牛若丸って、なんとなく頼華ちゃんに似てないかな?」

「えっ!?」


 俺の言葉がそんなに意外だったのか、頼華ちゃんはかなり無理な姿勢になりながら俺の方を向いた。


「……似てると思うんだけど」


 スマートフォンの画面の、和風ビキニアーマーとでも称すればいいのか、そんなコスチュームの牛若丸と頼華ちゃんを交互に見る。


(似てるけど……言うまでも無く頼華ちゃんの方が可愛い、というか美人だな)


 幾ら細かく描かれていて高精彩ではあっても、現実の少女とグラフィックを比べても意味が無いのだが、見比べる事によって改めて自分の恋人である少女の美しさを再認識した。


「あ、兄上……」

「ん?」


 何やら頼華ちゃんが、膝の上でこちらを向いたままモジモジしている。


「余も……このような格好をした方が宜しいですか?」

「……は?」


 俺の似ているのではないかという言葉をどう受け取ったのかは謎だが、頼華ちゃんがとんでもない事を言い出した。


「似合うかどうかって訊かれたら、そりゃ似合いそうな気はするけど。ああ、でも頼華ちゃんは何を着ても似合うから、敢えてこの格好をしないでも……」

「そ、そうですか!? では衣装の調達を!」

「いや、そうじゃ無くてね?」


 しないでもいいと言おうとした俺の言葉は、何故かヒートアップした頼華ちゃんに掻き消されてしまった。


 挙句の果てには、ゲームの牛若丸の衣装の調達とか言い出してしまった。


「た、確かこういう衣装を扱っている店も……」

「物凄い勢いで学習してる!?」


 昨夜のパソコンによるネットの検索の時にも思ったのだが、頼華ちゃんもおりょうさんもあっという間にキーボードを使いこなしたりと、現代文明への適応力が高過ぎる。


「えっと……おお! お喜び下さい兄上! 市販品がありましたよ!」

「あったんだ!?」


 ローテーブルの端に置いてあったままのタブレット端末に手を伸ばし、瞬く間に検索を終えた頼華ちゃんの視線の先の画面には、紛れも無くゲームの牛若丸のコスチュームが映し出されている。


(本当に既成品として売ってるんだなぁ……)


 注文生産品や、一度作って使用した後で売りに出される物意外にも、キャラクターによってはショップで売っているのは知っていたが、かなり際どいデザインの牛若丸のコスチュームが、安くは無いが市販品として扱いがあるとは思わなかった。


「……あ、でも、サイズ的に頼華ちゃんには大きそうだよ」

「な、なんと!? む。確かに余の身長、各部の寸法よりはかなり……」


 市販品の牛若丸のコスチュームは、何故か大きいサイズの方はかなりバリエーションがあるのだが、一番小さいSサイズでも頼華ちゃんの身長よりは二十センチは高い設定であり、当然ながら胸囲や胴囲なども話にならないレベルでサイズオーバーだった。


(まあ、モチーフのままの、今の頼華ちゃんと同じくらいの女の子にこのコスチュームを着せたら、犯罪だからなぁ……)


 コスプレをしているお母さんが、小さな子にもコスチュームを着せる事があるみたいだが、その場合でも画面にある牛若丸のような、露出の多い物がセレクトされたりはしないだろう。


「むぅ……小道具の薄緑は持っているので、残念です!」

「小道具じゃ無いでしょ!?」


 源氏の伝家の宝刀である薄緑を小道具扱いとは、頼華ちゃんのように本当に所有していなければ言えないセリフではあるが、それにしたってあんまりな扱いに思える。


「おまけに頼華ちゃんの薄緑は真剣でしょ? 向こうの世界とは違って、こっちの世界では武人でも帯刀は許されて無いしね」

「そうでしたね」


 少し抵抗を示すかと思ったが、この辺はこっちの世界に来る際の情報に入っていたからか、頼華ちゃんはあっさりと引き下がった。


「む? どうやら水着ばーじょんというのがあるらしいですが」

「あー……」


 牛若丸のコスチュームという検索ワードに引っかかった物の中に、ゲーム内のイベントに登場した、普通に考えれば結構際どいデザインなのに、普段のコスチュームよりは露出が少なくなっていると評判になった、水着姿のグラフィックが映し出されているのに頼華ちゃんが気がついた。


「こっちの世界では、水練の際にこの様な物を身に着けるので?」

「えーっと……一般的な物は、もう少し露出が少ないよ」


(とは言ったものの、ビキニなんかもあるからなぁ……)


 牛若丸の着けているのは、かなり変則的なビキニっぽいワンピースの水着なのだが、ややハイレグ気味な点を除くと、セクシーよりはスポーティー系のデザインと言えなくも無い。


 ワンピースの競泳用水着でも背中が大きく出ていたりハイレグになっていたりと、見方によってはセクシー系と言えなくもないし、ビキニでもトップスがタンクトップタイプの物や、ボトムスがショートパンツタイプの物などは、やや大人し目のデザインと言える。


「水着なら、頼華ちゃんにはこんなのが似合うと思うけど」

「あ……」


 とりあえず、牛若丸のコスチュームから離れようと、半ば奪い取るように頼華ちゃんの手からタブレット端末を取ると、キッズの水着からタンクトップのビキニ、タンキニと呼ばれる水着を検索して表示した。


 他にも、スッキリしたデザインの物や、ビキニだがフリルで縁取りをしてあるのでセクシー系と言うよりはガーリーな感じの物などを頼華ちゃんに見せてみた。


「お、おお……この様に脚を剥き出しにするのですね」


 風呂では惜しげも無く全裸を晒す頼華ちゃんが、ジュニアモデルの子が来ている水着の写真を見て頬を染めている。


(やっぱりこの辺は、向こうとこっちの世界の違い、と言うよりは現代と江戸期くらいの文化の違いか)


 伊勢の朔夜様も鍛錬の一環で水練をすると言っていたが、無論の事、水着などにはならずに着衣のままで行うのだろう。


 おまけに江戸時代くらいだと湯屋などのような場所を除けば、女性が自分の夫意外に膝から下を見せる事は無かったらしいので、もしかしたら海や川などの人の目のある場所で脚を晒すというのは、俺が思っている以上に恥ずかしい行為という認識なのかもしれない。


「あ、でも、これを着て水練をするような場所でしたら、兄上と御一緒出来るのですか?」

「こっちの世界ではあんまり水練はしないけど……一緒に泳げる場所はいっぱいあるよ」


 頼華ちゃんの言うような水練となると、現代ではレスキューなどに従事する人達の訓練意外ではやらないが、ただレジャーとして泳いだりするという事ならば、室内プールやスパリゾートなどがある。


「泳いだりする意外に、大きなお風呂とかもあるよ」

「大きな風呂というと、湯屋のような物ですか?」

「いや、湯屋とは……ちょっと説明が難しいな。えっと、こういうのなんだけどね」


 俺は近場にある室内プールと、少し遠いが箱根や八王子にある日帰り圏内のスパを検索して頼華ちゃんに見せた。


「ほう! このように年間を通して泳げるような場所が幾つもあるのですね!」

「いま見ているのは泳ぐと言うよりは観光寄りだけど、ただ泳ぐだけだったら、歩くには少し遠いけど、徒歩圏内にもそういう場所があるよ」

「そうなのですか!?」

「本当に泳ぐのと、サウナっていう風呂しか無いんだけどね」


 驚く頼華ちゃんに説明をするが、徒歩だと三十分近く歩く場所に、ゴミ処理場に併設している室内プールとサウナの施設がある。


 料金さえ払えば通年で利用出来るのだが半端な距離なのと、俺が夏場以外のプールに特に魅力を感じ無いので、存在は知っているがまだ利用をした事は無い。


「そこは利用者は多いのですか?」

「んー……不便な場所だから、あんまり多くは無いって聞いてるけど」


 室内プールではあるのだが、夏場になると暑さ凌ぎに小中学生の利用が多く、他の時期には健康目的のある程度以上の年齢の人達が、適度に泳いでメインはサウナという感じで利用をしていると聞いている。


「むむ。湯屋以外の場所で、衆人に肌を晒すのは恥ずかしいのですが……しかし利用者が少ないのでしたら人目を気にしないでいいので、兄上と泳ぐというのも悪くありませんね」

「ん? 頼華ちゃんは泳げるの?」


 意外と乗り気な頼華ちゃんに、素朴な疑問として訊いてみた。


「鎌倉は海が近いですからね。それ程達者な訳ではありませんが溺れないようにと、もしもの戦への備えとして水練はやっております」

「観光とか、涼む為って訳じゃ無いんだね」


(お姫様って言っても、楽じゃないんだなぁ)


 今のところは頼華ちゃん以外に頼永様と雫様には嫡子がいないみたいなので、いざとなれば頼華ちゃんが源氏の先頭に立って、戦いに赴かなければならないなんて事態も起こりえるのだろう。


 本当にそんなもしもが訪れてしまったら、俺がその場にいるなら力になるつもりではあるが。 


「そもそも生活の糧にする目的以外に、海でも川でも泳ぐ者というのは少ないと思いますが」

「それもそうなのかな?」


 現代だと夏場に海などで泳ぐのは観光として定着しているが、確かに船乗りや漁師以外の者がどうして泳ぐのかと訊かれると、明確な答えは出ない。


「それにしても頼華ちゃんが、そんなに泳ぎとかに興味を示すとは思わなかったよ」

「別に泳ぐのに興味は無いですよ?」

「ん? ならどうして?」


 俺の言葉は、あっさり頼華ちゃんに否定された。


「そ、それは……こっちに来てから兄上が、一緒に入浴して下さらないので」

「いや、それは家の風呂が狭いから、仕方が無いよね?」


 ならば、風呂が広ければ一緒に入浴するのかと言われると困るのだが、仮におりょうさんと頼華ちゃんに問い詰められれば、押し切られると思う。


「む? 兄上と姉上では手狭ですが、余とならば一緒に入れるのでは?」

「いやいやいや」


(言われてみれば、とか返しそうになっちゃったよ)


 今の様な頼華ちゃんを膝に乗せている状態ならば、一緒に湯船に浸かる事も可能かと思うが、お互いに間に挟む服という物が無くなるならば、色んな意味で不味い事になりそうなので遠慮したい。


(要するに頼華ちゃんは、俺とのスキンシップが足りないのが御不満なのかな? でも、まだこっちに来てから二日しか経ってないんだけど……)


 俺が京に滞在している間は、女性陣にローテーションで笹蟹(ささがに)屋に来て貰っていたので、その点までを考えれば確かに頼華ちゃんとのスキンシップは、ここ最近少な目だったかもしれないのだが、風呂が狭いのだけはどうしようも無い。 


「そ、それよりも、さっきのくじ引きの結果の続きを見ようか?」


 俺はなんとか話題を変えようと、ゲームの召喚の結果の続きへと頼華ちゃんの思考を誘導しようと試みた。


「おお、そう言えば途中でしたね!」


(よ、良かった。なんとか矛先が逸れた)


 一時凌ぎにしかならず、いずれ一緒の入浴を含めるスキンシップに関して蒸し返されるかもしれないのだが、とりあえず今の幸運に酔いしれる事にした。



 ちなみに、頼華ちゃんの召喚の結果は……。


 玉藻前(たまものまえ)(メイドバージョン) 星四×一

 玉藻前(たまものまえ) 星五×五

 源頼光(みなもとのらいこう) 星五×五

 牛若丸 星三×五

 巴御前 星四×五

 酒呑童子 星五×一

 茨木童子 星四×一

 武蔵坊弁慶 星三×一

 ワルキューレ 星四×三


 その他、礼装と呼ばれる装備も星五のオンパレードという、SNSで結果を呟いたりしたら多額の課金をしているプレーヤーに呪い殺されそうなラインナップだ。



「兄上。このわるきゅーれというのは、あの者共の事ですか?」


 頼華ちゃんは、槍と盾を持って武装した少女が映し出されている画面を示す。


「そうだね。ブリュンヒルドさんは単独で召喚出来るみたいだけど、ピックアップって言って、特定の期間だけみたいだね」


(それでも、ちゃんと里に来た人数分に該当するだけ出てくるんだから、やっぱり頼華ちゃん自身が召喚の触媒になってるっぽいな)


 現在のゲームのイベントと通常期間に召喚出来るキャラクターの内、全てが頼華ちゃんに関わりがあるという時点で偶然とは考えられない。


 特に源氏の直系の人物や、別人と言ってはいたが天だと思われていた玉藻前(たまものまえ)などは、頼華ちゃんとの結び付きが強いからか枚数も多く、敵対していたり主従関係だった場合には枚数が少なかったりしているのも、何か大いなる意図があるのかと感じてしまう。

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