伝説の塾、その名も!学習塾なぃゆ
これは、一部の人しか知らない
塾のイメージを聞かれると、普通は面倒臭いとか、そういうイメージが出てくるだろう。
しかしこの塾は違う。
面白くて楽しいのに、学力が上がるのだ。
実際、この話のモチーフにした塾があるのだが(塾名出すことの許可をもらってないので控えます)
私も以前、入ってた。
すると、受からないはずの志望高校に合格したのだ。
これだけじゃない、
この塾に通ってた、とある男の子は、
席次50位から、たった数ヶ月で三位まで登り、その上数検3級まで合格している。
こんな塾、あったら入りたくならないだろうか?
先生も面白くて、塾が楽しく思える、そんな塾は現実にある。
そこでバイトを始めた私の、小学生とのゆる~い毎日のストーリーが、今始まる…
ここは、リゾートの地沖縄にあるとある塾。
ここでバイトを始めて小学生を見ている。
この塾は、普通の塾とは違って先生も面白く、生徒同士も仲が良い、更には席次が下だった人が三位まで登ったことのある、伝説(作者の思い込みです)の塾なのだ。
私は以前、この塾に入ってて、席次を10位まで伸ばしたことがある。その時とても感動したので、それを今、バイトという形で小学生にこの塾の素晴らしさを教えてる…はずだった。
しかし現在…
「ぶっちゃけ、勉強だるいけどさぁー、ね?マイマイw」
「そんなこと言っちゃダメだよーwなぃゆ先生」
と、こんな感じである。
私がこうなってしまったのには理由がある。
受からないはずの高校に受かってしまったからだ。
当時の私を一言で言い表すと…
内心合計96、遅刻回数120回、模試の得点だけ150以上とるクズ、といえばクズだ。(作者の思い込みです)
私の受験はあまりにも無謀すぎた。
タダでさえ志望高校に内心合計が足りなかった。
それも約20点も。
模試の判定はいつもBかC。
受かるかもわからない、しかもその年は定員オーバーしていた。
誰もが理解してた。
この受験はあまりにも無謀だと。
誰もが理解してた。
受かる確率も、確信もほぼ無いと。
自分も理解してた。それも痛いほど。
遊んで遊んで、最後に近づいて現実を突きつけられた。
志望高校の変更ももう効かない時期だった。
「一本勝負だ、やるしかない。」
そう決意して、最後の2日、独学を頑張った。
すると思ってもなかった奇跡が起きたのだ。
まず五教科のテスト。
合計点数が約180点取れたのだ。
受験で、自己最高記録を更新してしまった。
そして面接。面接官が女の優しい先生だった。
遅刻の理由もそれなりあったので、それをちゃんと言ったら、優しく聞いてくれた。
…もう本当に助かった。
でもこれだけでは安心出来なかった。
友達が受験に落ちてしまったのだ。
「もう、終わったかもしれない。」
少しの希望と、沢山の絶望を胸に、合格発表を見に行った。
合格発表者の所に、自分の受験番号がないか探す。
見つけきれなくて落ちたのかな、と思った時
「なぃゆ!!あったよ!!なぃゆの番号っ!」
と、母さんが大きな声で教えてくれた。
信じられないよね、まさか受かるなんて。
その日から私は幸せ感に浸ってるんだと思う。
だって、無謀の受験に見事受かったんだから。
こんなことを思い出してると
突然マイマイの双子の妹のラァラが
「なぃゆ先生〜疲れたぁ…」
と、言い出した。
「ん?なら寝ろ!www」
(もちろんこれはノリです。ノリ以外のなんてありません。)
「マジ!?やった!」
と言ってラァラがうつ伏せになったのでー
「|ω・`)お邪魔します、起きろぉぉぉぉおおおお!!!!」
と、ラァラの耳元で叫んだ。
っつたく、高校生のくせに小学生に馴染むもんだw一旦ランドセル持って小学校行ってやろうか…( ̄∇ ̄)
でも一応ちゃんと教えるところは教えますw
例えばこんな感じ⏬
「なぃゆ先生〜面積の求め方と、円周率の求め方、何が違うんですか〜?」
と、彩ちゃんに質問されたので、
「直径×π(3.14)が円周率の公式だろ?んで、面積の場合は少し面倒くさくなって半径×半径×π(3.14)になる。」
と教えるとー
なんと彩ちゃん、半径×2をした。
結果、一問当たってあとは、全問ミス。
わかってなかったのは、半径×半径の意味だった…
なのでそこは丁寧に解きながら説明をすることになる。でも内容書くの面倒臭いのでそこはひとまず置いといてw
こんな感じの話が1時間位ある。
それが終わったあとにあんな馬鹿っぽくてゆる~い会話になるのだ。(その後塾長に指導を受けました…ごめんなさい)
でもそんな会話があるからこそ、生徒と仲良く出来てるんだろうな、と思う。
たまに生徒の素を見れる時もある。
塾の生徒の1人ノンノンの話。
ノンノンはあまり話しに加わらず、聞いてるだけの時が多いのだが、ある日私が
「みんな頑張ったし、肉まんでも食うか!もちのろん、なぃゆ先生の奢りだおw」
というと、喜んだノンノンは買ってあげたあと美味しそうに
「熱いけどうまぁい!!!」
と言ってくれた。意外だな、と思ったけど、その後段々仲良くなれたから良かったな。
ノンノン〜
いい感想ありがとうございます♥
まぁでも一応、私も生徒もノリと本気を使い分けるから、そんなに荒れることはありません。
荒れたら、ちゃんと注意します。
塾のバイトは正直立ちっぱなしだからキツイ。
でも生徒と話すのが楽しくて、勉強以外にも学べるから、私は塾が好き。
金曜日もバイト頑張ろう。
そう決意して、私は塾を後にした。
1話完了(*´˘`*)Thanks❣❣
(1部ふざけて書いてます。)
次回、突然のハプニング〜ズボ濡れで塾に登場
を配信します。お楽しみに!