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第44章:東條への依頼

【第44章:東條への依頼】


済世会病院


カーテンはたなびいている。


病室で、

住友平八は、一人、TVを見ていた。

日本の、古い、時代劇だ。

「フンドシ、腹が出た大人の裸が出る。

泥をつけ、

女房役の、女と、

百姓だよ!! 田植えだよ!!」

とやっている。

TVのナレーションが流れる

「非戦だ」


平八は、うつろいながら、

若かりし日のことを

思い出す。

ふと思う。

平八「岡田ベインズさん、一体、何歳だったんだろう?」

と。


TVに流れている、時代劇は、つづく。

「能の面と、猿爺が出てくる。

裸の若い衆が、大勢いる、

一際、凛々しい子供が前に出る。

女面は、子供の前で、歌う、


こちら浮世の三途

果ては御所の彼方


西の身の御前

東の関白‥


笹を振る。

歓声を上げる、若衆」



平八「うお!!」

平八「ああ‥、もよおした、」

シーツの上には、小便が。


看護師が来る。

「東條玲司さんという方が、

御面会に」


平八「ああ、わかった」


秘書を呼ぶ住友。

時間をおき、筒に入った、

設計図を 持ってくる。


東條「恩に切ります!!」

住友「代わりに、2つ、 東條くんに、頼みたいことがある」

東條「?」

住友「静香と、ワシの孫にあってほしい。

静香は、浦安の、 子供園で園長をしている」


振り返り、 園児と佇む、

老人を見送る。東條。


病室に残された、平八。


再び、看護師がやってくる。

「平八さん? 迎えの時間ですよ」


平八「家に、帰るか‥」


東條「行こう!!」

アウディーに乗り込む、6人。


車の中。 自動車無線

東條「大佐!、設計図が手に入った」

大佐「グッド!!」

東條「屋敷まで来れるか」

大佐「OK! 

すぐに向かう」

東條「あと、2つ頼み事があるんだが」

大佐「?、なんだい?」

東條「住友平八に頼まれたんだが、

孫の、現、住友コンツェルン、CEO、住友理仁。

少年たちとアクセスして欲しいらしい」

大佐「OK! で、もう一つは?」

東條「小早川静香」

大佐「マリア?!」

東條「ああ」

大佐「会いにいくのか?」

東條「ああ」

大佐「Roger that!(了解)、

くれぐれも、政府の追手には気をつけてな!」

東條

「ああ、後で落ち合おう!!」



住友平八の家 

深夜。


平八「ムニャムニャ」

庭の庭園。

月の影に、

何かが動く。


ギッ ヒタヒタ。


平八「来たか‥」

白装束が、12人

6人づつ、

畳で寝ている、平八の、

両脇を、音もなく、進む。

影切り


住友平八

「我が往生、睡蓮花!」


他界


住友平八、最後の影に包まれ、

眠るように、未来を託して逝った‥。



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