第31章:とっととハムスター
【第31章:とっととハムスター】
夕食時間。 厨房では「特別食」が静かに配膳されていた。
対象:瑞穂 メニュー:ほうれん草のおひたし、
薬仕込み
無線でベインズが連絡してくる。
ベインズ:「今夜の分、Bブロックで配膳開始。
スープには“穏やか剤”。
おひたしには“選択系統抑制薬”。
注意してくれ」
平八:「まかせとけ。ハム公の出番やな」
平八は、深夜の配膳室に潜入する。
食事のトレイを持ち、見回りの隙を突いて、
瑞穂の個室へ。
少女は窓際で黙って座っていた。
目には光がなく、誰にも心を開いていない。
その瞬間―― 平八、さりげなくズボンのポケットからモナカを出す。
「よし……いけ。おひたしを全部食べるんや……早よ!」
モナカ、頷くようにして、ひょいっとおひたしにダイブ。
もしゃもしゃ食べる。
平八(心の声): 「これで、瑞穂が薬の影響を受けず、食べたと“記録”だけが残る。さすがや、モナカ……お前、命かけとるんやで」
しばらく、モナカは、動くと、 身震いして、急にヨタヨタなる。
モナカ倒れる。
口からはあぶくが。
「キューー」
スヤスヤ眠っている。
瑞穂「あ!、何か毒か何か入っている!!」
「気をつけないと!!」
無線:「作戦成功だ。 だが動きが早い。
上層部が何かに気づいた。 次の段階に進むぞ――“エスケーププラン・M”だ」
平八「オーケーラジャー!!」
「作戦成功!!」
「これから、パントリーで落ち合う」




