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第16章:東京帰還、知られざる記録
【第16章:東京帰還、知られざる記録】
成田空港に降り立った二人は、 別行動を取ることにした。
マイケル「坊ちゃん。 俺は日本じゃあまり顔が利かねぇ。 ここからは、お前に任せる」
東條「了解。 この借りは、いつか返す」
マイケル「いや、借りにしとけよ。 またいつか、クソみたいな戦場で一緒に生き延びようぜ」
がっちりと拳を合わせ、別れた。
東條は、 かつて新聞記者時代に築いた人脈、 裏社会の情報網を駆使し、 “第七区域”の手がかりを追い始めた。
そして数日後――
一つの「事故隠蔽報告」にたどり着く。 そこには、逃走した四人の少年たちの存在が記されていた。
場所は―― 新埠頭の再開発地区。
東條(心の声):「……行くしかないな」
夜の東京を、青梅街道を、一台のアウディが音もなく滑り出した。
東京、夜。 東條玲司は、小さな金属ケースを前に座っていた。
それは、マイケルから渡されたものだった。 「お前の過去に興味があるなら、開けてみろ」と。
躊躇いながら、ケースを開く。
中には、一冊のファイルと、一本の古いカセットテープ。
ファイルには、古びたインクでこう記されていた。
【Project AZUSA:遺伝子適応体記録】 【Subject R-Tojo】
東條は、手が震えるのを押さえながら、ページをめくった。




