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第9章:迎えのアウディ

【第9章:迎えのアウディ】


脱走に成功した4人の少年たちは、施設の外――初めて見る“自由な夜の街”へと足を踏み出す。しかし安堵も束の間、彼らを追う追跡ドローンが迫る。人気のない裏路地に逃げ込んだとき、静かに1台の黒いアウディが彼らの前に滑り込むように現れる。

運転席のドアが開き、現れたのは高級スーツに身を包んだ中年の男――明らかに一般人ではないオーラを放つその男が、迷いなく言い放つ。

「乗りなさい。君たちはもう“見つかっている”。ここにいたら10分と保たない」

警戒するハヤトとレン。だが、遠くでサイレンが響き始める。判断の猶予はない。



アスファルトの上に、静かにブレーキ音が響いた。

黒く輝くアウディが、4人の前で止まる。 運転席の窓が下がると、男の顔がのぞいた。年の頃は40代半ば。鋭い目つきに、仕立ての良いスーツ。

「乗りなさい。すぐにだ」

ハヤトが一歩前に出る。「あんたは誰だ」

男は少しだけ口元を歪めた。「味方、ということにしておこう」

ユウマが後ろを振り返る。「ハヤト、来てる! ドローンの音!」

迷っている時間は、もうなかった。ハヤトは短くうなずいた。

「全員、乗れ!」




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