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第8章:脱走!超能力少年たち

【第8章:脱走!超能力少年たち】


――第17区、管理棟地下の収容室。 電磁ロックがかかるガラス扉の向こうに、4人の少年たちが立っていた。

「……チッ、いい加減、限界だなァ」 レン(条威)が歯を食いしばり、壁に拳を叩きつける。 「このままくたばる気は、さらっさらねーぞ、オレは!!」

「静かにして、センサーが起動しちゃう……」 ユウマがモニターを見つめながら冷静に言った。

「けど、レンの言うことも正しいよ。僕たちは“モルモット”じゃない アキラが珍しく鋭い口調で返す。

「うるせー! だったら今すぐにでも、ブッ壊してやる!!」 レンが叫ぶと、部屋の空気がぴりっと震えた。

「ちょっと待って、まだタイミングじゃない……セキュリティ、あと12秒で交代する」 ユウマが指をカウントしながら続ける。 「この間に、信号をかぶせて、ゲートのロックを外す」

「んじゃ、いっちょやってみるかってんだ!!」 レンがニヤリと笑った。 「お前ら、ついて来なァ!! 火花が飛ぶぜェ!!」

――ピピッ。 瞬間、ゲートの警報が狂ったように鳴り響いた。

「今だ!!走って!!」 ユウマが叫ぶ。

「うおおおおおお!!」 レンが先頭を切って走り出す。 背後からアキラとハヤトも続いた。 廊下に出た瞬間、警備ドローンが射出される。

「へっ、たかが機械ごとき!!」 レンが叫び、掌から炎を飛ばす。「焼き払ってやんよ、まとめてなァァ!!」

――ドゴォォン!!

ドローンが破裂し、火花を散らして天井にぶつかる。煙と熱気が立ち込める中、4人は躊躇なく進む。

「……この先、通信塔の電源を断てば、追跡が遅れる」 ユウマが言った。

「そんなの、おれの一撃で沈めてやるよォッ!!」レンが吠えた。

通路の奥に、待ち構える兵士たちが見えた。 「オレが突っ込む! お前らは裏から抜けろォ!!」

「やめて、死ぬ気?!」 アキラが叫ぶ。

「うっせー!! やらなきゃ捕まるだけだろーが!!」レンが走る。全身に火のオーラが宿り、叫びながら突っ込む。「まとめて、燃えろやァァァ!!」

――まさに、爆発的な力。 扉は破壊され、警報は狂い、施設はパニックに陥った。

「……ふぅ、一件落着……」 ハヤトが小さく息を吐いた。

「でも、これで終わりじゃない」 ユウマが言う。「ここからが本番だ。――“外”に出る。自由を奪い返すんだ」

「チッ……あんまし堅ぇこと言うなって……」 レンが呟き、口元を歪めて笑った。「ま、オレ様がいりゃ、何とかなんだろ? 上等だよ、このクソ世界!」

そして4人は、暗闇に包まれた“外”の世界へと走り出した。 自由を求めて。希望を信じて。



「この檻から出たら、世界は違って見えると思ってた」 ハヤトは、鉄の扉が開いた瞬間にそう思った。 だが、自由はただの始まりにすぎなかった。

追跡ドローンが上空で旋回し、背後から警報が鳴る。 少年たちは夜の街に飛び出した。 世界を変えるのは、彼ら自身だった――



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