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「しぃちゃん、和兎くん、私あの子と話しなきゃいけない気がするの」
「さっきの三日月ちゃんだっけ? 分かった」
「でも、どっか行っちゃったね。早く追いかけなきゃ」
私達は取り敢えず三日月さんの進んでいった方向に向かいました。
「こっちって何があるの?」
しぃちゃんの疑問に和兎くんが答えます。
「この先は工場とか畑とかがあるけど……芽生ちゃんは思い当たることある? その子の家があるとか、友達の家があるとか」
「そこまでは」
この辺りは私の家とは反対だし、私の友達の家もないので来たことすらほとんどありません。
それからずっと捜し続けましたが、三日月さんを見つけることはできませんでした。小さな田舎町ですが、子供が捜し回るにはあまりにも広過ぎます。当てずっぽうでは無理がありました。何か、秘密基地の時のように手がかりが必要です。
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