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3-8

 帰り道、カラスがカァーと鳴きながら飛んで行きます。二羽、三羽と飛び去って行くのを眺めながら進み、一羽もカラスが見えなくなった頃にはもう空の端は暗い色に染っていました。アパートの近くまで来ると、気の早い星がキラキラ輝いています。


 鍵を開けて家に入り、コップ一杯の水を飲みながら一息つきました。今日は色々なことがあった気がします。

 ぼんやりと思い出していると、おばさんが言ったことが頭をよぎり、はっ、とします。新婚、亡くなった……山田さんが蛇に襲われてすっかり忘れていましたが、よくよく考えたらとんでもなく重要な情報です。


 芝原さんと小島万里さんは結婚していたということでしょうか。そして万里さんはもう亡くなっているということですが、それはつまり……頭がこんがらがって良く分かりません。


 落ち着こうとテレビを点けます。テレビではニュース番組をやっていて、動物の赤ちゃんが紹介されていました。テレビに映る可愛い動物を横目に洗濯物を畳みます。番組は洗濯物を畳み終わった頃には動物の特集コーナーが終わっていて、難しいニュースについて話していました。チャンネルを変えようかなと考えていると、パッとテレビに見覚えのある景色が映りました。


 あれっ? と思い、じっとテレビを眺めます。画面にはやっぱり知っている場所が映っていて、アナウンサーが知っている地名を言っています。違う学区ですが母とよく買い物に行く所です。


 画面が切り替わり女の子の写真が映りました。テロップには”小学三年生の女児、行方不明”と書かれていました。


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