後悔してタイムトラベルしようとした話
俺は、しがないただの学生だ。周りの人間とまったく変わらない生活をしている。別に頭がいいわけでもないし、悪いわけでもない。何か特別な才能があるわけでもない。しいていえば、左利きAB型っていうことくらいかな。でもそれは良かった。普通であれば、将来、不安定な生活はしなくていいから。
ある日、友達の武田と2人で普通にゲームをしていた。至って普通のバトロワゲームだ。普通に武器を取って、何人か人を銃で撃って、「やばいぞ」とか「死にそう」とか、そしてこの試合は運が良く、最後の敵をけちょんけちょんにし、1位になった。ドン勝ちとかビクトリーロワイヤルとかは知らないけど。友達は、鳥の鳴き声みたいなうるささで叫んで喜んでいたよ。初心者だからね。まあ、これも普通だ。
そして、俺はITの知識があったから、IT関係、もしくは普通の会社に行く予定だった。でも、でも、何故か
体力もないへなちょこな俺は、何故か警察学校にいっていた。なんでだろう。うちの学校から警察学校に行く奴は、もう1人いた。名前は岸本だ。それから岸本と仲良くなりつつ、何故か銃の才能はずっと1位だった。それ以外はオワコンだけど。なんだろう、銃の才能がある、野比のび太みたいな。 そして、警察学校も無事?
卒業し、警察になった。その辺の地域交番に配属された。でも普通な毎日で、平和で事件1つ起こらなかった。まあそれはいい事だけど、何もする事がないまま、何となく40才にもなっていた。終わった。こんなめちゃくちゃになる人生じゃない、このままだと何も凄いことができなくて終わってしまう。俺には夢があった。起業して、いい会社を作りたかった。それができない。最悪だ。もうここからだと遅い。いっそタイムトラベルして、20才くらいに戻りたい、そう思った。「タイムトラベルは理論的には可能」と昔聞いたことがある。アインシュタインの相対性理論とかの話だ。でも、光速に近い速さだとか、無理ゲーだとか言われていた。でもここは、今は遠い未来の話だ。光速くらい余裕さ。そして、未来から来た謎の人物に、技術協力してもらい、なんか熱で分子を吹き飛ばす方法を教えてもらったりした。その未来から来た謎の人物いわく、タイムマシンは極秘だから、あんまり仕組みは言えないと語っていた。でもなんか材料はくれるし、だいたいのヒントはくれたので、一瞬でできた。さて、使おうとした時、、、
夢から目覚めた。よかった、まだ間に合う。にしても奇妙な夢だったな。 あれ?武田?岸本?だれそれ。
終わり。
この作品は、夢で見た話を忠実に文章で表しつつ、なんかいろいろ話を作った作品です。もう少し警察学校とか学生時代、警察時代の話を書いてもいいなと思ったけど、拡張はいくらでもできるので、できる時にグレードアップします。あと警察はすごいので、僕には向いてないだけです。警察を馬鹿にしたりしてません。