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善と悪(大幅改稿中)  作者: 橘 渚月
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僕と偽善

第1部を二つに分けました

 僕は偽善という言葉が嫌いだ。


『人の為にする善』と書いて偽善という人、『偽りの善』と書いて偽善という人、他にもいるかもしれないが主にこの二つだろう。そして後者の勢力の方が強い気がする。


 漢字の成り立ちにとやかく言うつもりはないが、どちらにせよ何もしないよりは遥かにマシだろう。なぜ後ろ指をさされなければいけないのか。


 そんなことを気にしていてもキリが無いのは分かっているが、それでも人間、周囲の目を気にするものだ。

 しかし、こちらが気にするほど周囲はこちらに関心を持っていない、ということは理解していた。

 だからという訳ではないが、自分がやりたいと思ったこと、正しいと思った行動を取るようにしている。

 とは言っても周囲の全員が等しく無関心かと言われるとそうでもないので、多少なりともその行動を見ている人がいることもある。


 僕の行動は見る人によっては写り方が異なるだろう。


 それは少し気になりもするが、聞いたところで何もならないし、それで行動を変えるつもりもない。

 何も人の為を思って行動している訳ではなく、ただの自己満足なのだから外聞やら何やらは元から意味を為さない。


 その点で言えば頑固とも言えるのだろうか。


 今までも僕の行動を見て声をかけてくれた人もいたし、今でもたまに挨拶する程度の人はいるがそれほど深い関わりのある人はいない。


 孤立していると思う節が全く無いかと言えば嘘になるが、実際一人でいる時の方が多い。特別周りに気を配る必要が無いのは楽でいい。


 人と関わり合うのは嫌いでも苦手でもないが、特に話したいことも無いうえに、自分からわざわざそういった時間を作る必要性も感じないため教室ではほぼ空気になっている。

 それでも物好きはいるようで、わざわざ話し込んでいるところを抜けてまで僕のところへ来て、話しかけてくる人がいた。

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